真夏でなくても、「夜暑くて眠ることができない!」というときはありませんか?
暑くて寝ることができないと、次の日に響きますし、だんだんとストレスが溜まりますよね。
ストレスが溜まると、色んなことに影響しますし、もちろん健康にも良くありません。
こういった事態は、できるだけ避けたいものですね。
そこで今回は、夜の暑さ対策としておすすめの寝具グッズをご紹介していきます。
熱帯夜とは?眠りにつきにくい理由について
まずは、「暑くてなかなか眠れない」という、その仕組みについて学んでいきましょう。
夜間の最低気温が25度以上になることを「熱帯夜」と言います。
また、眠気は、段々と体温が下がっていき、いつもの体温よりも3度くらい下がることで引き起こされると言われています。
しかし、最低気温が25度以上になってしまう熱帯夜の日には、上手く体温を下げることができなくなります。
体温が下げられなくなると、寝つきが悪くなり、すぐに眠ることが困難になります。
これが、暑い夜になかなか眠ることができない仕組みになります。
そんな夜には、暑さ対策として有効な寝具グッズを使いましょう。
エアコンや扇風機をフル活用すれば、寝やすくなるとは思いますが、使い過ぎると体調を悪くしてしまうことにも繋がります。
なるべくエアコンに頼り過ぎず、健康に良い方法で寝やすい環境を整えるように心がけましょう。
寝具グッズは寝苦しさに関係するのか?
寝苦しい夜には、エアコンなどを使って乗り切ると思いますが、寝具を変更して暑さをしのぐのもおすすめです。
まずは、そもそも本当に寝具は寝苦しさに関係するのかどうか、見ていきたいと思います。
先程もお伝えしたように、人間は眠るときに体温を下げて睡眠体勢に入ります。
しかし、寝具によっては上手く体温を下げてくれず、湿気が異様に溜まってしまう物もあります。
そういった寝具は、とても寝つきを悪くしますし、体温を下げないので結果的に熱帯夜でない場合も寝づらくなってしまいます。
また、掛け布団も大きく関係してきます。
無駄に温度を保ってしまうような、季節に合っていない掛け布団は、寝つきが悪くなる大きな原因となってしまいます。
このように、当たり前に使っている寝具は、寝つきや睡眠の質に関係しており、寝具一つで大きく過ごしやすさが変わったりします。
そのため、しっかりと暑さ対策ができる優秀な寝具グッズを選ぶことが、寝苦しい夜を解決するための方法になります。
暑い夜対策に重要なこと
では、暑さ対策のための寝具グッズを選ぶとき、重要なことは何なのでしょうか。
暑さ対策のために重要なことは、マットレスや敷布団などの下に敷く寝具の質です。
掛け布団なども、もちろん大事ですが、それ以上にマットレスや敷布団などは身体に常に接しています。
そういったマットレスや敷布団は、「接触冷感」の製品を選びましょう。
更に暑さ対策になるので、おすすめです。
また、体温が高い男性は化学繊維を好む傾向にあり、女性は徐々に身体を冷やすため、麻などを好みます。
化学繊維は熱をほぼ持たないので、温度を急激に下げることに向いており、体温が上がりやすい男性にとても向いています。
そして、麻などの天然繊維は、熱をある程度持ってくれるので、急激な温度変化に弱い女性などはこちらの方が向いています。
そういった点で選んでみても、更に効果を得ることができると思います。
したがって、寝具を選ぶときは、自分の性別や温度感覚に合わせるのが良いでしょう。
それらに気をつけると、体温管理は上手くいきやすくなります。
しかし、温度感覚といっても実際に分からない場合もあると思うので、まずは「自分が冷え性かどうか」という観点から判断してみても良いと思います。
暑さ対策寝具グッズ①【い草枕】
暑さ対策のためには、寝具がとても大事になってくるということが分かったと思います。
そこでここからは、暑さ対策に適した寝具グッズをご紹介していきます。
まず、一つ目の暑さ対策グッズは、い草を使った枕です。
い草とは、畳やござの材料となっており、温度調整に向いているのに加えて、汗の吸収にもとても向いています。
また、い草で作った枕だと、通常の枕よりも編み込んだ表面が真っすぐでなく、凹凸ができるため、密着する部分が少なくなります。
あまり密着しなくなることで、空気が通りやすくなり、むさ苦しさや暑苦しさがなくなります。
更に優れているのは、暑さ対策だけでなく、高さ調整機能です。
人間は寝るとき、無理な体勢で寝てしまうと首を弱めたり、寝違えたりしてしまいます。
そのため、高さ調整が自由自在にできる枕は、そういった面でもとても優秀です。
枕は一度買ってしまうと、高さ調整ができないことがほとんどで、もし高さが合わないときは寝苦しくなってしまいます。
しかし、高さ調整ができると、一度買ってもその後自分に合わせて臨機応変に変更できるので、寝苦しさの改善もできます。
今まで、い草の枕を使ったことがない人は是非使ってみて下さい。
その涼しさや使いやすさに驚くと思います。
暑さ対策寝具グッズ②【ジェル枕】
二つ目の暑さ対策寝具グッズは、冷たいジェルを使った枕です。
ジェル枕は、使う前に冷凍庫や冷蔵庫で冷やして使う物が多くなっています。
中身がジェルなので、冷凍庫に入れてもガチガチに凍ることはありません。
寝ることができるくらいの柔らかさを保ちながら冷たくなってくれますので、硬くて痛いという心配はいらないのです。
枕が当たる部分の首には血管が多く通っていて、温度調整の役割を大きく担ってくれています。
その部分に冷たいジェルを当てることによって、寝苦しい暑さから解放してくれますので、本当に暑くてどうしようもないというときには、ジェル枕を使うことをおすすめします。
ただ、注意点としてジェル枕を首に直接当ててしまうと、冷た過ぎて体温が必要以上に下がってしまうこともあるので、タオルなどを巻いて寝るようにしましょう。
暑さ対策寝具グッズ③【空調マット】
三つ目の暑さ対策寝具グッズは、空調マットです。
前述したように、眠っているとき、マットは身体の多くの部分に触れています。
そのため、マットが湿気を保ちやすい素材だった場合は、なかなか体温が下がらずに寝づらくなってしまいます。
したがって、マットを交換することは暑さ対策になるのです。
そこで空調マットを使ってみましょう。
マット内に溜まった暑い空気を電動ファンで取り除いてくれるので、涼しい空気に入れ替わります。
更に、空調マットは空気が入ることにより、寝心地の良さも上げてくれますので、マットに不満がある方には更に良いでしょう。
ただ空調マットとなると、電動ファンが動いているので「電気代が掛かってしまうのではないか」と思うかもいるかと思います。
しかし、ファンを回すのみなので扇風機と同じくらいか、それ以下の値段しか掛かりません。
月に数十円程度なので、夜エアコンを動かすことを考えるとかなり安く済むのでおすすめです。
また、空調はタイマーが設定できるため、更に電気代の節約になります。
敷布団の熱のこもり具合が気になる方には、一度試していただきたい商品です。
暑くて眠ることができない夜には「寝具」が重要
今回は、暑くて寝苦しい夜におすすめの寝具をご紹介しました。
暑くて眠れないときに、クーラーや扇風機の風を直接当ててしまうと、体調を崩す要因になってしまうのであまり使いすぎないようにしましょう。
暑いときには、寝具もしっかりと考えてみて下さいね。
寝具を変えるだけで、とても寝やすくなることがあります。
今まで、寝具での暑さ対策を考えてみたことがなかった人は、是非これから寝具を見直してみましょう。
大きく寝やすさが変わると思いますよ!