キッチンの水道が水漏れしたら!その原因や対処法とは?

自宅のキッチンで水道の水漏れが起きた場合、慌てる方も多いでしょう。

しかし、どう対処すればいいのか知ることで、慌てる必要はなくなります。

まずは、どこから水漏れしているのかを探ってみましょう。

この記事では、その手順や水漏れ原因の究明、修理の方法について詳しくご説明していきます。

どうすればいい?!キッチンの水道の水漏れを見つけたら

家の中には、水を流す給水管と排水管が、あちこちの場所に張り巡らされています。

基本的に給水管や排水管自体は、よほど古くならない限り水漏れは起きにくいものとされています。

しかし、キッチンやお風呂、トイレなどは日常的に水を流し、しかも使った水の排水に汚物が含んでいることもあります。

このような場合は、排水管の腐食やつまりが起きることもあり、水漏れが起きる可能性もあるのです。

特にキッチンの水道は、食べ物のカスや食べ残しなどが流されるので、その分トラブルは多くなります。

水漏れの場所が壁や床の内部にある場合は、その内側を見ることができないため、水漏れの個所を見つけることは難しいでしょう。

しかし、キッチンなどの水漏れは外に出ている排水管で起きることが多く、水漏れを見つけたら、まずその周囲の排水管などを調べて、原因を特定する必要があります。

その個所がわかったら、修理が必要です。

素人で簡単に修理できるケースもありますが、早急に業者を呼ぶべきパターンも考えられます。

キッチンの水道の水漏れの発見と個所の特定

床に水が流れ出すようなことが起きれば、すぐに水漏れだとわかりますね。

しかし、壁や床下の内部の配管で起きた場合、その発見は困難です。

発見が遅れ、家の中にまで水が流れていき、あちこちにしみこんでいくことがあります。

または、マンションなどでは、下の階の天井から水が漏れてきて、初めて気がつくこともあるのです。

こういった場合の発見の仕方としては、音を聞くという手もあります。

壁や床下などの中から、ポタポタと音が聞こえたならば、業者に相談するなどすぐ対処してください。

また、めったにないのですが、給水管が水漏れすることもあります。

この場合は、家中の水道の蛇口を止めて、家の外についているメーターを見て判断します。

水を止めているのにメーターが流れていたら、給水管で水漏れが起きた可能性があります。

これについては、素人での対処は不可能ですから、すぐに水道屋さんに連絡をする必要があります。

そして、やはり多いのは、キッチンの水道や排水管からの水漏れです。

この場合は、まずどこから水が出ているのかを特定することが必要です。

キッチンの水道については、大体そのシンクの下の方に排水管がついており、戸棚などを開ければ見ることができます。

こうしたキッチンでの水漏れは、シンクの排水口から排水管が床に入るまでの間で起こるものがほとんどです。

この個所を見つけることができれば、対処方法がはっきりします。

キッチンの水道の水漏れの原因

キッチンの水道の水漏れは、どうして起きるのでしょう。

前述したように、キッチンの排水には食品カスや食べ残しなどが流れます。

長い間、それらによって排水管が腐食され弱くなったところに大きなものが流れてしまえば、当然詰まることも考えられます。

この場合は、排水管の途中で詰まったものにより水が流れなくなり、キッチンのシンクの排水口から水が流れずあふれ出すという現象が起きます。

また、腐食により排水管が痛み、接続部分に隙間ができてしまうと、そこから水が漏れることもあります。

通常、キッチンの排水管は、流したものを一気に下に流さないよう、また臭いの防止も考えられており、曲がった形状の配管が採用されています。

その継ぎ目にはパッキンが挟まれていますが、時間が経つとパッキン自体が古くなり、腐食が進んで損傷することも起きます。

さらに、古くなって継ぎ目に隙間ができるようなことも起きます。

このように、排水管に物が詰まってしまう、または継ぎ目にあるパッキンなどが腐食することで水漏れが起きるということも考えられるのです。

キッチンの水道の水漏れへの対処方法

キッチンの水漏れの個所が見つかり、その原因もある程度わかったら、次にその修理をどうするのか検討していきましょう。

まず、「排水管が詰まっている」と考えられるときです。

排水管には、常に排水とともに汚物が流されており、そのくずが水垢として蓄積され詰まりやすくなっています。

そこへ固い大きなものが流されて詰まるということもあります。

そのため、つまりを解消すれば直ることがあります。

次に多いのが、「排水管の部品の継ぎ目などから水が滴っている」場合です。

これは、排水管のその部分に何らかの損傷が起きたか、継ぎ目に起こった問題で水が漏れているのですから、それに対する対処が必要です。

もし場所が特定でき、原因もはっきりわかるものであれば素人でも対処できるかもしれません。

しかし、それ以外は水道業者に連絡して対処してもらう必要があります。

素人でもできるキッチンの水道の水漏れの対処方法

キッチンの水道の水漏れは、修理が比較的簡単なケースが多く、素人ですぐに直せるものもあります。

まず、配管が詰まったと考えられるときの対処法です。

排水口から水を汲み出しながら、ぬるま湯や洗浄剤を混ぜた水を流すと効果があります。

また、スッポンと呼ばれる器具がある場合は、これにより水の流れを作り、異物を吸い出すこともできます。

次は、排水管を掃除してみましょう。

つまりがあれば、それを取り除くことが効果的です。

こういった掃除には、市販の洗浄剤を使ってください。

また、ワイヤーなどで詰まっているものを取り出すか、押し込んでしまえば解消することもあります。

ただし、排水管は曲がった形状をしているため、この曲がっている場所で詰まっていることも多いです。

そうしますと、排水口からの対処は効果がありません。

そのため、曲がっている部分を外して対処する必要があります。

また、同様に曲がっている部分の継ぎ目から水漏れしている場合は、この結合部分を締め直す必要があります。

これらの場合は、プライヤーなどの工具が必要です。

この工具はホームセンターなどで手に入ります。

プライヤーで結合部分を締め直せば、簡単に水漏れが止まるようなことがあります。

また、結合部分のパッキンが古くなって、そこから漏れていることもあります。

この場合は、プライヤーで結合部分を外してパッキンを交換すれば直ります。

さらには、排水管の部品が損傷して、そこから漏れている場合も考えられます。

その部品は、やはり交換が必要になります。

これらの部品もホームセンターで市販されていますが、個人で修理できる範囲は限られており、やはり専門の水道工事業者に依頼する方が無難でしょう。

業者への依頼!選定をする際のポイント

素人で修理が無理だと思ったら、早めに水道工事業者に依頼する必要があります。

キッチンは毎日使うものですから、水道が水漏れしていたら大変です。

そこで、早急に対応してくれる業者を選定しなければなりません。

水道工事業者は、自治体ごとに認定業者を登録しているので、この中から選ぶのが無難です。

水道局のお客様サービスセンターに相談すれば紹介してくれます。

また、インターネットでも全国的なサービスをしている業者が見つかります。

業者選びのポイントは、対応が早いことや説明が親切なことです。

迷った場合は、これらを判断基準にしてみましょう。

次に、料金設定も重要です。

一般的に、インターネットなどで見つけられる業者は標準的な作業の料金を表示していますが、さらに見積もりをしてもらいチェックすることが必要です。

特に、部品の交換などが必要な場合は慎重な対応が求められます。

キッチンの水道で水漏れが起きても!慌てず対処することが大切

水を常に使っているキッチンでは、水漏れが起きやすいものです。

水漏れが起きてしまっても、慌てずに対処しましょう。

まずは、どこから水漏れが起きているのか原因を特定してください。

さらに、応急処置も含めて素人でも対応できる対処法を解説したので試してみてください。

また、それ以上になると、専門の水道工事業者への依頼が必要です。

業者を選定する際のポイントもお伝えしましたので、安心して頼れる業者を選んでくださいね。