ワンルームや1Kの賃貸物件では、お部屋が狭いように、キッチンのスペースにもゆとりがありません。
そのため、「まな板が置けなくて自炊がはかどらない…」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、キッチンが狭くてまな板を置けないときの対処法をご紹介します。
いくつか方法があるので、ぜひ参考にしてみてください。
狭いキッチンでも大丈夫!シンクの上にまな板を置こう①
まずは、スタンダードな対処法として、シンクの上を活用する方法についてお話ししていきます。
シンクの上にアイテムをプラスすることで、狭いキッチンであっても、作業スペースを延長することができるのです。
ここでは、2つのアイテムをご紹介していきましょう。
はじめにご紹介するのは、「水切りラック」です。
水切りラックには、さまざまなタイプがありますが、まな板を置くことを考えれば、フラットな製品をおすすめします。
クルクルと折りたためて、収納にも便利なタイプの水切りラックを選びましょう。
また、まな板を置かないときには、本来の用途である、食器やカラトリーの水切りとして使ってください。
次にご紹介するのは、「スライドまな板受け」です。
こちらは、もともとまな板を置くためのスペース確保に特化しているため、安定感が魅力です。
刃物を扱うまな板ですから、なるべく安全性には配慮したいものですよね。
さらに、まな板プレートが付属している製品もあります。
まな板受けとサイズがぴったりなので、より安定感が増してユーザーからも高評価です。
しかし、シンクのサイズによっては使用できない場合もあるので、必ず購入前にサイズを確認するようにしましょう。
狭いキッチンでも大丈夫!シンクの上にまな板を置こう②
次にご紹介するのは、「シンクのサイズに合ったまな板を使う」という対処法です。
狭いキッチンであれば、シンクの大きさもミニサイズです。
そこで、シンクの大きさにぴったりはまるサイズのまな板を用意します。
そして、シンクにフタをするような感覚で、まな板をセットしてください。
すると、まな板は固定され、安定感が生まれます。
このとき、なるべく厚みのあるまな板を用意し、段差が生まれないように配慮してくださいね。
また、「ぴったりサイズのまな板が見つからない!」ということであれば、シンクよりも大きいサイズのまな板を用意しましょう。
シンクを完全に覆えるサイズのまな板であれば、よりスペースが確保できます。
しかし、ときに不安定になることもありますから、刃物を扱う際にはよく注意しながら作業してください。
便利なコンロカバーでスペース確保!
近年は、狭いワンルームや1Kの賃貸物件であっても、IHコンロを採用することが多くなりました。
IHコンロの上であれば、平面なのでまな板を置くことも可能です。
しかし、ガスコンロの場合はバーナーキャップやゴトクと呼ばれる部品があるため、まな板を安定させた状態で使用することはできません。
そこで便利なのが、「コンロカバー」というアイテムです。
このコンロカバーは、ガス台の上に置ける耐熱性のボードです。
人工大理石なので、リッチな風合いが特徴的で、スタイリッシュなキッチンにぴったりでしょう。
ガスコンロの上に設置することで、作業スペースとしてガス台を活用できるようになります。
また、20kg程度までなら、お鍋やフライパンを置くことも可能です。
不使用時もスリムでしまいやすいため、ぜひ使ってみることをおすすめします。
<参考商品>
商品名:コンロカバー(ガスコンロ用)
サイズ:幅53.5cm×奥行43.5cm(特注サイズ可能)
重さ:2.6kg
カラー:薄いベージュ・ホワイト系
参考価格:4,590円(税込)
キッチンが狭いなら作業スペースを増やす!
これまで、狭いキッチン上での対処法についてお話ししてきましたが、ここでは、キッチン以外で新たな作業スペースを設ける方法をご紹介しましょう。
それは、「食器棚の上を作業スペースにする」というものです。
もともとキッチンにスペースが少ないのなら、無理して使うことを諦めるのも、選択肢としてアリですよね。
そこで、腰よりも少し高めな食器棚を用意して、その上にまな板を置き、調理時の作業スペースとして活用します。
食器棚が不要であれば、スチールラックでも構いません。
上部には隙間があるので、サイズの合ったボードを乗せて対応しましょう。
まな板だけでなく、鍋などのかさばる器具も置けるので重宝します。
このように、大変便利なアイデアですが、残念ながら全ての物件で使えるわけではありません。
この対処法は、キッチンの廊下に余裕のある場合に適しています。
食器棚やスチールラックが置けないときは、前述した対処法を活用してくださいね。
まな板収納に困ったらどうする?
狭いキッチンで、まな板の置き場所が確保できたなら、収納についても考えていきましょう。
貴重なフラットスペースにまな板を保管していると、どうしても邪魔に感じてしまいます。
そのため、置き型タイプの収納は避けてください。
そこで、キッチンのデッドスペースを活用してみましょう。
便利なのは、吊戸棚に引っかける「吊戸棚下収納」です。
まな板を水平に収納できるため、とてもスッキリとした印象になります。
さらに、下にフックがついていれば、コーヒーカップやキッチン周りの小物を収納することもできます。
また、キッチンペーパーホルダーが付属されている製品もあり、工夫次第でさまざまな使い方ができそうです。
続いておすすめするのは、「コンロ脇にまな板を吊り下げる」という方法です。
コンパクトなまな板であれば、キッチンツールと並べて「見せる収納」とするのもいいですね。
まな板がウッド素材ならば、まるでカフェのような雰囲気になるでしょう。
狭いキッチンを少しでも広く見せるために!
最後に、狭いキッチンをスッキリと見せるためのポイントをご紹介します。
まな板を置く場所や収納も大切ですが、インテリアにも配慮しましょう。
■整理整頓を心がける
キッチン周辺には、必要最低限の物しか置きません。
そして普段から、なるべく物を増やさないように注意し、収納できる範囲内で抑えてください。
また、食器は洗ったらすぐにしまいましょう。
出したままでいると、キッチンがごちゃついて、来客にだらしない印象を与えてしまいます。
■スパイスの容器を統一する
生活感の出やすいスパイスの容器は、形や素材、ラベルシールを揃えます。
さらに、スパイスラックに並べることで、インテリアとして効果的で華やかになります。
■カラーリングを工夫する
狭いキッチンのカラーコーディネートは、シンプルな「ブラック」や「ホワイト」をベースにしてください。
モノトーンカラーであれば、キッチンの狭さを強調させることなく、スッキリと仕上がります。
そこに、アクセントとして、ご自分のお好きなカラーをプラスしても構いません。
おすすめは、活力の出る「レッド」や、清潔感のある「ターコイズ」です。
狭いキッチンはアイデア次第で使いやすくなる!
これまで、「キッチンが狭くてまな板が置けない」というケースの対処法や、便利なアイテムなどをご紹介してきました。
シンクやコンロ上を活用する方法や、食器棚やスチールラックの上を作業スペースにする方法がありましたね。。
ご自分に合った方法で、狭いキッチンでも料理がしやすくなるよう工夫してみましょう。