快眠を得るためには欠かせない「マットレス」ですが、近年は薄型のものが人気を集めています。
さらに折りたためるタイプだと、より扱いやすくなるのでおすすめです。
そこで今回は、薄型マットレスのメリットや折りたたみ式マットレスの使い方についてお話ししていきます。
その特徴を理解し、今後の睡眠環境を改善していきましょう。
薄型のマットレスにはこんなメリットがある!
薄型マットレスには、うれしいメリットがたくさんあるのをご存知でしょうか?
ここでは、その代表的な例を挙げていきます。
<持ち運びに便利>
薄型マットレスは、軽いので持ち運びしやすいです。
軽さ重視であれば、スプリングが内蔵されていない「ノンコイル」のマットレスを選びましょう。
これなら、階段の上り下りの際も苦になりづらいです。
<お手入れしやすい>
簡単に持ち上げられるため、掃除やメンテナンスが楽になります。
日光に当てても問題のないマットレスであれば、こまめに天日干ししましょう。
さらに、上下表裏を定期的にローテーションさせることで、マットレスが長持ちするといいます。
<処分しやすい>
燃える素材であれば、規定内のサイズに切ることで可燃ゴミとして捨てることが可能になります。
厚みのあるマットレスは、切るのに時間がかかったり力が必要だったりと、困難になることが多いです。
しかし、薄いマットレスなら、比較的簡単にハサミで切ることができるでしょう。
ただ自治体によっては、マットレス自体を可燃ゴミとして出すことができない場合もあるので、事前によく確認してください。
薄型マットレスには、上記のようなメリットがありました。
次章では、折りたたみ式のマットレスについてお話ししていきます。
折りたたみ式マットレスは敷布団派の人におすすめ?!
薄型のマットレスは、折りたためるタイプの製品が多いです。
三つ折りタイプが主流となっていますが、三分割できる独立したタイプも人気です。
コンパクトになることで、お布団と一緒に押し入れに収納することが可能になります。
そのため、ベッドではなく敷布団派の人に利用者が多いといいます。
しかし、折りたたみ式の薄型マットレスは、ベッドで利用することもできるのです。
5cm前後の厚みであれば、ベッドマットレスの寝心地を調整するために使ってみましょう。
ベッドのマットレスだけでは、硬さが気になる場合などにおすすめの使い方です。
このように調整材として利用する際は、低反発タイプのマットレスを選ぶことが多いといいます。
ご自身の好みや背中のカーブに合わせて、マットレスの硬さを調節してみてください。
また、折りたたみ式のマットレスは、来客用の簡易ベッドとしても活用できます。
収納スペースが少なくて済む上に、設置も手間がかかりません。
いざというときに役に立つので、大変重宝するでしょう。
薄型のコイル式マットレスもある!
ここでは、スプリングの入った「コイル式マットレス」についてお話しします。
分厚いイメージのあるコイル式マットレスですが、薄型になっているタイプも数多くあります。
優れた通気性はそのままに軽量化されているため、扱いやすいことが特徴です。
コイル式マットレスには、さまざまな種類がありますが、とくにおすすめなのは「ポケットコイル式」です。
ポケットコイル式は、コイルが独立しているため体圧分散性が高く、薄いマットレスに適した構造となっています。
また、ただ薄いだけでなく折りたたみできる仕様となっているマットレスもあります。
そのような場合、ファスナーで連結させることが多いです。
これにより、移動やメンテナンスが楽になるので、体が小柄な方やお年寄りにおすすめです。
ベッドマットレスのお手入れに苦労しないよう、これからは軽くて分割できるタイプのものを選んでいきましょう。
折りたたみ式の薄型マットレス紹介①
ここからは、折りたたみ式の薄型マットレスで人気の高い製品をご紹介していきます。
まずは、ノンコイルタイプから見ていきましょう。
【アイリスオーヤマ:高反発エアリーマットレス】
参考価格(シングルサイズ):15,800円
こちらのマットレスは、「エアロキューブTM」という独自の構造をしています。
通気性に優れており、カビやダニに強いことがうれしいポイントです。
さらには、カバーだけでなく中材の水洗いができるという点がすばらしいですね。
抗菌防臭加工もなされているため、マットレスを清潔に保つことができるでしょう。
【マニフレックス:イタリアンフトンII】
参考価格(シングルサイズ):25,562円
薄型ながら、1枚でも使えるマットレスです。
イタリアのマニフレックス社が、日本で使いやすいようにと開発した限定モデルとなっています。
芯材の洗濯はできませんが、ダイヤモンドキルト加工の側地はドライクリーニング可能です。
上質な眠りを体感できる、贅沢な薄型マットレスでしょう。
折りたたみ式の薄型マットレス紹介②
続いて、折りたたみ式の薄型マットレスをご紹介していきます。
ここでは、コイル式のマットレスを集めました。
【フランスベッド:ラクネスーパープレミアム】
参考価格(シングルサイズ):23,000円
こちらは、精度の高い「高密度連続スプリング」が使用されています。
沈み込みにくく通気性や耐久性に優れている上に、折りたためることでコンパクトに収納できます。
床に直置きが可能なので、敷布団派の方にもおすすめなコイル式マットレスです。
【SONNO:薄型3つ折りポケットコイルスプリングマットレス】
参考価格(シングルサイズ):25,990円
三分割できる仕様となっていますが、つなぎ目を感じにくい独自構造が魅力です。
分割することで、ベッドの上で重ねて収納したり、並べて干すこともできます。
コイルの揺れを抑える薄型マットレスで、硬めなことから日本人にも向いています。
マットレスの正しい選び方とは?
ここまで、折りたたみ式の薄型マットレスをご紹介してきましたが、最後に「正しいマットレスの選び方」についてお話しします。
試し寝する際などに、ぜひ役立ててみてください。
■硬さをチェック!
やはり、マットレスの硬さは重視していきたいものです。
一般的に、低反発マットレスは沈み込みやすく、やわらかい傾向にあります。
そのため、体重の軽い子どもや華奢な女性に適しているでしょう。
しかしながら、腰が沈み込みすぎると猫背のような状態になるので、腰痛になりやすいともいえます。
一方で、ボンネルコイルなどのマットレスは、もともと体格の大きな欧米人向けにつくられていることもあり、硬いのであまり沈み込みません。
そのため、大柄な男性向きのマットレスです。
腰は沈みませんが、圧迫されて血流が阻害される恐れもあるので、硬すぎるマットレスにも注意が必要でしょう。
寝返りが打ちやすく、ちょうどよい硬さのマットレスを選んでください。
■薄すぎてもダメ!
寝心地を重視していない薄型マットレスもあります。
これは販売メーカーが、マットレスの薄さや価格の安さだけにこだわってしまった結果です。
このような薄すぎるマットレスは、耐久性や体圧分散性に問題があることが多いのです。
そのため、単独で使用する場合は、最低でも5cm以上の厚みがあるマットレスを選びましょう。
また、横向きに眠る癖がある方は、より厚みのある7cm以上のマットレスが適しています。
お手入れしやすいマットレスで快適な睡眠環境へ
今回は主に、薄型で折りたたみ式のマットレスについてお話ししてきました。
扱いやすいマットレスを選ぶことで、移動や収納に便利であったり、メンテナンスしやすいといったメリットがあることをご理解いただけたと思います。
しかしながら、扱いやすさだけでなく寝心地をチェックすることを忘れてはいけません。
ご自身の求める快適な睡眠環境を得られるよう、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてください。