「テーブルやカーテン、ソファにラグ…」と、どんなに家具にこだわっていても、お部屋の雰囲気がパッとしないこともありますよね。
そんなときは、壁のインテリアに工夫をしてみましょう。
今回は、壁との相性が良い「紐」を使ったアイテムをご紹介します。
インテリアコーディネートにお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
紐とピンチで!壁の定番インテリア「フォトガーランド」
紐を使った壁のインテリアとして、一番はじめに思いつくのは「フォトガーランド」ではないでしょうか。
フォトガーランドとは、紐に写真を取りつけて、室内の飾りにしたものです。
近年人気の装飾ですが、自分で簡単につくることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。
用意するものは、紐とピンチと画鋲(2個)です。
それから、飾りたいお気に入りの写真もピックアップしておきましょう。
写真の枚数に応じて、紐の長さとピンチの数は調整してください。
フォトガーランドにおすすめしたい紐は、「麻紐」です。
麻紐は、植物の繊維からできているため、ナチュラルで素敵な雰囲気に仕上がります。
また、ピンチも麻紐に合わせて「ウッドピンチ」を用意してみましょう。
天然素材同士で組み合わせることで、調和の取れた素敵なインテリアになります。
それでは、つくり方をご説明します。
まずは、用意した紐をピンチの金具の穴に通していきます。
全てのピンチを通したら、画鋲で紐の端っこを壁に固定します。
バランスを見ながら、中央が少したるむように調節してみましょう。
両側を固定して、ピンチに写真をはさんだら完成です。
インテリアに最適!フォトガーランドをアレンジしてみよう!
さきほどご紹介したフォトガーランドですが、アレンジを加えることで、さらに魅力が増していきます。
<何列もつくってみる>
お気に入りの写真がたくさんあるときは、フォトガーランドの列を増やしてみましょう。
少し斜めにしてみたり、紐の長さを変えてみたりと、いろいろなバリエーションがあります。
<ピンチをカラフルにする>
ポップなテイストがお好みであれば、ピンチの素材や色を変えてみるのもおすすめです。
プラスチック製で、元気なビタミンカラーのピンチに統一すれば、それだけで、お部屋が明るい印象になります。
<電飾をプラス>
壁に飾ったフォトガーランドに、キラキラと輝く電飾を巻きつけるだけで、一気に幻想的になります。
そして、使用するライトのカラー次第で、インテリアの雰囲気も変わるでしょう。
<紐をリボンにチェンジ>
お部屋のテイストに合わせて、紐を変えてみるのも良いですね。
ガーリーなテイストであれば、シルク素材のリボンがおすすめです。
また、可愛らしいタッセルリボンをあしらえば、インテリアのアクセントになります。
<ポストカードを飾る>
ガーランドには、写真だけでなく、お洒落なポストカードを飾ることもおすすめです。
お部屋の雰囲気に合わせて、敷き詰めるようにレイアウトすると良いでしょう。
壁が華やかになる!「紐カーテン」の取り入れ方
続いてご紹介するのは、「紐カーテン」です。
本来紐カーテンは、仕切りや目隠しなどに用いられますが、壁にかけることでお部屋の雰囲気が様変わりします。
透け感のある紐カーテンは、主張しすぎることがないので優秀なアイテムです。
インテリアを邪魔せずに、素敵な空間を演出することができるでしょう。
おすすめな取り入れ方は、大きなサイズの紐カーテンを、壁の一面いっぱいに吊り下げることです。
そうすることで、わざわざ壁紙を張り替えなくても、壁の印象が華やかになります。
このとき、選んだ紐カーテンのカラーや素材によって、インテリアの雰囲気が変わります。
フリンジで光に反射する繊維が織り込まれた紐カーテンであれば、シックで洗練された空間にピッタリです。
クリスタルガラスをあしらった製品もありますので、華やかさを求める方にはこちらが最適です。
また、モチーフをあしらった紐カーテンも素敵です。
カラフルな毛糸のポンポンがついていれば、お部屋がガーリーな雰囲気になりますし、バードモチーフでフェルト素材のモビールがついていれば、人気の北欧風インテリアにおすすめです。
インテリアにグリーンを!「プラントハンガー」
流行のインテリアスタイルは、観葉植物のグリーンを多用していますよね。
グリーンが多いお部屋は、リラックス効果も高まり、お洒落なセレクトショップのような、ゆったりとした雰囲気を演出することができます。
そこでおすすめなのが、壁にも使える「プラントハンガー」です。
プラントハンガーとは、紐を編み込んでハンガーをつくり、観葉植物や多肉植物のプランターを飾る手法のことをいいます。
取り入れ方は簡単で、壁にフックをかけて、植物のプランターを入れたプラントハンガーを吊り下げます。
いくつか並べて吊り下げれば、よりお洒落に見えますし、インテリアのアクセントになります。
また、葉が垂れ下がるタイプのグリーンだと、ボリュームが出て、さらに魅力的に仕上がります。
このように、壁にプランターをぶら下げることで、空間を有効利用することができるので、狭いお部屋にも最適です。
「お部屋が狭くてプランターの置き場所に悩んでいる」という方も、ぜひお試しください。
壁は収納になる!紐の使い方①
壁と紐の組み合わせには、無限の可能性があります。
ここからは、収納に便利な使い方をご紹介していきましょう。
<帽子の収納>
かさばりやすい帽子は、重ねて収納すると形が崩れてしまうことがあります。
そんなときには、「見せる収納」がおすすめです。
やり方は、前述したフォトガーランドの応用になります。
壁に紐を取りつけ、クリップで帽子のツバを挟んで吊り下げます。
ツバ広の帽子にも対応できるので、収納場所にお困りの方は実践してみましょう。
<スリッパの収納>
床にそのまま置いてあると邪魔になりやすいスリッパですが、壁に工夫をすることで、すっきりと収納することができます。
幅の太目な紐を用意し、壁に平行になるよう、画鋲で両端を固定します。
このとき、スリッパの幅を確認しながら、中心にゆとりを持たせて取りつけましょう。
また、足元にセッティングすることで、インテリアを邪魔することがなく、違和感のないディスプレイになります。
たったこれだけで、簡単にスリッパが壁に引っかけられる、スリッパラックができあがります。
壁は収納になる!紐の使い方②
最後に、壁にネットを取りつける手法をご紹介します。
紐やワイヤー製のネットは、壁面収納だけでなくディスプレイとしても便利です。
お部屋の雰囲気がナチュラルテイストな方には、柔らかいイメージのある、紐ネットがおすすめです。
ただし、強度はありませんから、軽量で小さめなフックを使用して、小物やアート、観葉植物などを飾りましょう。
一方で、ワイヤーのネットには、武骨で無機質なイメージがあります。
そのため、男前インテリアとの相性が良いでしょう。
また、多少重量のあるものを飾っても耐えられます。
壁にブラックのワイヤーネットを取りつけて、お洒落なディスプレイをお楽しみください。
さらに、この手法はリビングだけでなく、スペースの限られたキッチンにも有効です。
ネットに調理器具を吊り下げたり、よく使用する調味料を並べてみましょう。
そして、火元の周辺で使用する際には、耐火性のあるネットを用意してください。
紐のネットでは、火が燃えうつる危険性がありますから、大変危険です。
「壁×紐」で、快適な空間へ!
今回は、壁に使える「紐」のアイテムや、便利な手法をご紹介しました。
壁は面積が広いので、お部屋のインテリアにとって重要な役割を担っています。
そのため、収納やディスプレイを工夫することが大切です。
この記事を参考に、今よりも快適な空間づくりを目指してみてくださいね。