お部屋のインテリアが「どこかイマイチ…」そんなときは、天井に着目してみましょう。
天井のインテリアに工夫をすると、お部屋の印象が一気に華やぎます。
そこで今回は、簡単にできる「布天井」についてお話ししていきます。
さらに、布天井以外のアイディアもご紹介しますので、ぜひとも参考にしてください。
基本的な布天井のやり方
天井を布で飾るのは、結婚式場や広いホールなどで見かける手法です。
一見、素人では難しそうに思えますが、意外と簡単にできて、すぐにインテリアの雰囲気を変えられるため、大変おすすめです。
そこでまずは、基本的な布天井のやり方をご紹介します。
備え付けの簡素なシーリングライトを隠すように、天井一面を布で覆っていきましょう。
用意するものは、天井の大きさに合った布と画鋲です。
このとき布は、たるませて張り付けるため、少し大きさに余裕を持たせましょう。
天井の端に布を当てがい、画鋲で留めます。
両端おこなったところで、次は天井の真ん中辺りで画鋲で留めます。
少したるませて、布が照明に接しないよう注意してください。
全体のバランスを見ながら、ご自分の好みで布を張り付けていきましょう。
布が反対側の端に到着したら、はじめと同じように、画鋲で両端を留めて完成です。
このとき、天井がコンクリートで画鋲が刺さらない場合は、「マグネットシート」や「両面テープ」を使用するとうまくいきます。
こうして天井が布で覆われると、雰囲気のある素敵な空間になります。
また、ホワイトカラーの布であれば、爽やかで清潔感のある印象を与えることができるでしょう。
とてもロマンティック!女性のお部屋におすすめの布天井アレンジ
ここからは、布天井のアレンジ方法をご紹介します。
まずは、女性のお部屋におすすめのアレンジです。
ロマンティックな雰囲気のインテリアがお好きな方は、要チェックですよ。
<ベッドの上に布天井>
まるで、お姫様のベッドのような「天蓋」を彷彿とさせる、布天井アレンジがあります。
用意する布は、ホワイトで透け感のあるタイプがいいでしょう。
質感のやわらかいレースであれば、よりガーリーな空間になります。
布の横幅はベッドに合わせ、縦幅はかなり長めに用意します。
これを、ベッドの真上に位置する天井に張り付けていきます。
ベッド四隅にある、垂直線上の天井に布を留めるイメージです。
このとき、中央をふんわりとたるませることで、より雰囲気が出るでしょう。
布の縦幅を長めにしたことで、ベッドの足元には布が垂れ下がります。
これなら、ベッドスペースの目隠しもできますから、ワンルームのお部屋にもぴったりなアイディアですね。
洗練されたインテリアに!男性のお部屋におすすめの布天井アレンジ
続いてご紹介するのは、男性のお部屋におすすめのアレンジです。
今回は、2つのアイディアをご紹介しましょう。
<中央に向かって布を集める>
横幅50~100センチ程度の布を、10枚用意します。
縦幅は、天井の広さに合わせて長めに設定しておきましょう。
天井中央に向かって布が集まるようなイメージで、張り付けていきます。
場所によっては、布の長さが余ることもありますから、その都度調整しましょう。
中央に向かって布を集めることで、空間に立体感が生まれ、素敵なインテリアになります。
<天井布をバイカラーにする>
布のカラーを2種類用意することで、モダンな印象の「バイカラー」になります。
張り付け方は、「基本的な布天井のやり方」と同一ですが、使用する布の数を増やします。
2色の布を交互に張り付けていきますので、事前にしっかりと寸法を測り、布を何枚用意すればいいのか把握しましょう。
もしも、モノクロの天井布を8枚用意することにしたら、ホワイトカラーとブラックカラー、それぞれ4枚ずつ用意することになります。
このアイディアで、ご自分の好きなカラーの組み合わせを楽しんでください。
ポップなインテリア!子供のお部屋におすすめの布天井アレンジ
次に、子供のお部屋におすすめのアレンジをご紹介します。
子供部屋であれば、明るい雰囲気のインテリアがおすすめです。
<天井にカラフルな布を敷き詰める>
今までご紹介してきた布天井のアイディアとは、少し異なります。
30×30センチ程度の、さまざまな布生地を集めましょう。
カラーや柄、モチーフはいろいろなバリエーションがあったほうが賑やかな印象になります。
集めた布は、天井一面に貼り付けていきます。
整列して並べるのもいいですが、バラバラと角度を変えながら、重なるように留めるのもいいでしょう。
このとき、単なる布ではなく「ファブリックパネル」でも代用可能です。
ファブリックパネルは北欧が発祥で、パネルに布(ファブリック)を貼ったインテリアの総称です。
近年は、北欧インテリアブームによって、安価で手に入れることができるようになりました。
さまざまなインテリアショップやホームセンターで扱っていますので、ぜひ探してみてください。
布天井の注意点
ここまで、布天井のやり方をご紹介してきましたが、注意していただきたいこともあります。
それは、照明器具による「火災」です。
インテリアに便利な布天井ですが、その扱いには気を付けてください。
白熱電球は、内部にある金属が2000℃以上の高温になることがあります。
そのため、燃えやすい布を近付けることは危険です。
また、指定ワット数以上の電球を取り付けると、照明器具が溶ける可能性があります。
直接布が触れないようにしていても、火災の原因となることがあるので、誤った取り付けは避けましょう。
また、蛍光灯器具の劣化にも注意してください。
・よく点滅する
・たまに消えるようになった
・変な音がする
・焦げたようなニオイがする
上記の点に問題がないか、確認するようにしましょう。
布天井にする際は、安全に配慮することを忘れてはいけません。
使えるのは布だけじゃない!天井のインテリア
最後に、布天井以外のインテリアをご紹介します。
<豆電球ライト>
豆電球が連なった「フェアリーライト」を飾ってみましょう。
何本か用意すれば、お部屋はまるで星の輝く夜空のようです。
暖色系の豆電球には、心を落ち着かせるリラックス効果もあります。
<ペーパーフラワー>
丸い花びらのような形状をしている装飾です。
天井から吊り下げれば、可愛らしく華やかな雰囲気になります。
蜂の巣のような「ハニカムボール」もおすすめで、近年では100円均一ショップでも取り扱われています。
<木の枝>
これは上級者向けのアイディアですが、天井に植物のグリーンや木の枝を飾ることもできます。
ナチュラルな雰囲気で、ちょっぴりエキゾチックなインテリアにぴったりですね。
風合いのある流木を組み合わせれば、より雰囲気が出ます。
<ガーランド>
子供部屋におすすめなのは、「フラッグガーランド」です。
その名の通り、旗が連なった装飾を指します。
近年は、パーティーのときだけでなく、日常的に飾ることも人気です。
天井にいくつも吊り下げれば、賑やかで楽しい空間になるでしょう。
天井のインテリアを楽しもう!
今回は主に、天井布のアイディアについてお話ししました。
天井布は、お部屋のアクセントになりますから、インテリアに凝りたい方にはおすすめです。
ご自分の好きなテイストに合わせて、工夫してみましょう。
そのときは、くれぐれも火災につながらないよう、十分に注意してくださいね。