お布団はどこに干していますか?
専用の物干し竿はとても便利ですが、良いものはそれなりにお値段も張ります。
そこで、DIYがお得意の方は「自作しよう」と考える方もいらっしゃいます。
しかし、自作DIYは手間が掛かる上、耐久性が劣ってしまう可能性もあります。
今回は、布団干し竿やスタンドに必要な機能、あると便利な機能をまとめてみました。
購入か自作か迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
購入でも自作でも知っておきたい布団干し竿やスタンドで大切な要素
布団干しという作業は足腰にかなりの負担が掛かるものです。
家事の中でもかなり重労働と感じている方も多いようですね。
ついつい布団干しを敬遠しがちになってしまうと、ダニの繁殖などのためアレルギーや喘息の方には深刻な問題を引き起こさないとも限りません。
誰だって、いつも気持ちの良いお布団で眠りたいものです。
布団乾燥機は便利ですが、やはり天気の良い日にお陽さまの下で干したお布団の心地良さにはかないませんね。
効率良くお布団を干すためには、干す時間帯や干し方に気を配ると同時に、お布団を干す物干し竿やスタンドについても考えてみることが必要です。
素材、形状、高さ、強度など、どのようなものが使いやすいのかを考え、生活スタイルや住宅事情に合ったものを選ぶと布団干しがグッと楽になります。
予算のことを考えて、DIY好きの方はネットやホームセンターで材量を購入し自作したいという方もいらっしゃいますね。
しかし、少しお待ちください。
市販のものでも、布団干し竿やスタンドに少しの工夫が施されているものを選ぶと、布団干しがと楽になります。
一度購入すると、10年以上もつものもあるほどです。
安物買いや自作する前に、機能や生活様式に合った良いものを購入することを検討してみてはいかがでしょうか?
自作を考える前に!布団干しスタンドには便利な機能がある
布団干しの労力を軽減するために欲しい機能は、力仕事とも言える大変さを軽減させること、そしていかに夏場はサラッと気持ち良く、冬はふっくらとしたお布団に、素早く干せるかということです。
そして、使っていないときはコンパクトに収納できて、生活の邪魔にならないということも大切です。
羽毛布団などは軽いですが、綿入りの敷布団は重いものでは5キロにもなるものがあります。
そのような重いお布団を干すのに便利なのが、腰の高さくらいまでのスタンド式です。
お布団干しの際は、重いお布団を持ちあげる動作をできるだけしないようにできるタイプが良いですね。
また、ステンレスなどでできた四角い枠のもの4枚~5枚が、まるで本のように閉じられるタイプのものがあります。
これは、四角い枠の数だけお布団が干すことができ、またお布団だけでなく、洗濯物を枠に干すことができます。
使っていないときは閉じて、壁などに立てかけておけるので収納の邪魔にもなりません。
こういったものは自作をするのは無理とまでは言えませんが、材料費や手間を考えると購入した方がいいのではないでしょうか。
野外に置く場合の布団干し竿やスタンドに適した素材
布団干し竿やスタンドを屋外に置いておく場合は、雨に当たる可能性があります。
そのため、外に置いておくことを考えるのであれば、錆びにくいものがおすすめです。
また、お布団を掛ける部分は汚れにくく汚れを拭き取りやすいということも大切な要素です。
布団干しの素材の中で、丈夫で錆びにくいものと言えばステンレスですね。
ただし、ステンレスは重さのある素材ですので、その点が難点に思われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし、重いということは布団干し竿やスタンドにとって決して悪いことではないのです。
むしろ物干し竿には、ある程度の重さが必要と言えます。
なぜかと言うと、敷布団は特にかなりの重量があるものが多いですね。
その重量に耐えうるだけの強度が必要になってくるからです。
また、使用していないときに屋外に置く場合、風に飛ばされることを避けるためにもある程度の重量は必要と言えるでしょう。
とは言え、移動する場合を考えると重量のあるのものは大変です。
そのため、移動のことも考えるのであれば、キャスター付きのものにしましょう。
このように考えるとステンレスポールに耐えうる土台を作るのは、大変ですし、それにキャスターを付けるのも大変です。
市販のものでも良いものがありますので、このように野外に置くスタンドの場合も自作するより購入する方が良いかもしれませんね。
2本並列ポールのスタンドは自作と購入どっちがいい?
布団干し竿には、ポールが2本並列に並んでいてその上にお布団を掛けるようになっているタイプがあります。
その分、重量は重くなりますが、メリットとしてはお布団の下に空間ができるので、湿気がこもらないということです。
また、お布団の代わりにシーツを干したり、ハンガーに吊り下げた洗濯物も1本タイプの2倍干せるということになります。
このように使い方にもバリエーションがあるため、このようなタイプを使用するのもおすすめです。
では、このタイプの自作はどうでしょうか。
このタイプに関しても自作はおすすめできません。
その理由は耐久性です。
敷布団はかなりの重量があるだけでなく、掛けたり下ろしたりという作業のときにそれ以上の力がポールや設置金具に掛かることになります。
はずみで落ちてしまったり、設置金具が剥がれる際、壁が破損してしまう可能性があるということを考え、金具やポールにはお布団の重量の3倍以上の耐荷重量が必要と言えるでしょう。
このように耐荷重のことを考えると、とてもしっかりとしたものを作らないといけません。
また、自身で耐荷重の計算をするのは大変でしょう。
このことを考えると市販品の方が事前に耐荷重の計算がされているため、購入の方が良いでしょう。
扇形の布団干しスタンドも自作は難しい
こちらは先程もお伝えしたとおり、機能の豊富なタイプとして、本をペラペラめくっているように見える扇型になっている布団干しスタンドがあります。
干すポールが4枚、5枚になっているので、お布団を複数枚干すことができます。
また、中にはキャスター付きタイプもあり、お布団を干しているときも干していないときにも動かせるのが嬉しい機能ですね。
このタイプは、お布団だけでなく洗濯物をかなりの枚数を干すことができます。
まるで「小さなベランダ」機能と言えます。
しかし、扇型タイプはさすがに自作となるとDIY上級者でも、材料費や作成時間のことを考えると難しいでしょう。
そのため、購入することをおすすめします。
一度購入して普通に取り扱えば、良いものでは10年以上使用できる物ですので、安物買いよりじっくりお気に入りを選ぶ方が結局お得です。
あったら便利な布団干しグッズ
布団干しという行為に伴い、どういった手間が発生するか、そして軽減させるために便利なグッズもご紹介します。
たとえば、ベランダやお庭に布団干しを置いておくにしても、使わないときに雨風が当たるとどうしても汚れてしまいます。
いざ、お布団を干そうと思うときに、物干し竿をわざわざ拭かないといけなくなると大変です。
そのための布団干し竿やスタンドのカバーというのも販売されています。
インターネットやホームセンターで購入することもできますが、こちらは比較的簡単に自作できますので、わざわざ購入しなくても手作りしてみても良いですね。
また、100均で売っている自転車カバーで代用することも可能です。
近年では、花粉やPM2.5のために安心してお布団を干せない場合も多いものです。
黒っぽい色のシートや布を掛けてお布団を干すと、これらをお布団に付着するのを防ぐ効果があり、また黒い色が太陽光を吸収しダニ退治にも効果的です。
こちらも販売されていますが、黒い大きな布をかぶせるだけでも代用できます。
機能付き布団干しは自作より購入をおすすめする理由
布団干し竿にはさまざまなタイプがあり、お布団を効率良く、そして楽に干せる機能が付いているものがいくつもあります。
そういった機能付き布団干しは、自作する手間や耐久性などを考えるとやはり購入することをおすすめします。
また、せっかくですから効率良く、お布団をフカフカにするためにも、生活スタイルに合った良い物を購入することをおすすめします。
お値段も数千円~2万円くらいまでと幅広くあります。
予算の関係でどうしても自作したいという方は、お布団の重量や素材の耐荷重量を調べることが大切になってきます。