「夜中にベッドから掛け布団が落ちる!」と、悩んでいる方はいらしゃいませんか?
しかし、大丈夫です。
お布団を落ちなくするには、たくさん方法があります。
すぐ思い浮かべるのはベッドガードでしょうが、それ以外にも方法があるのです。
簡単にクリップで留める方法や、ホテルで使われているアイテムでホテル並みのベッドメイキングをする方法だってあります。
ここでは、主に4種類をご紹介していきましょう。
ベッドからお布団が落ちるのは、いつも同じところ?
お布団が落ちるのは、いつも同じ場所で、同じような形ではないですか?
人は眠る時にもクセがあり、だいたいいつも同じような経過をたどってお布団を落とす傾向があります。
そのため、まず、いつもお布団が落ちている場所はどこかを確認してみてください。
その上で、どんなアイテムが良いかを考えましょう。
ここでご紹介するのは、以下の4つです。
●ベッドガード
ベッドに柵を取り付ける、1番シンプルな方法ですね。
子供用から大人用まで、いろいろなタイプが選べます。
●布団クリップ
お布団同士をクリップではさんで留めるものです。
全体を落とさなくすることもできますが、掛け布団と毛布がばらばらになる場合にも効果を発揮します。
●アッパーシーツ
ホテルでシーツをはがしてお布団に潜り込みながら、「どこまではがして使うものなんだろう?」と毎回悩むあのシーツのことです。
●デュベカバー
最近ホテルで人気の裾の長い掛け布団カバーで、中にデュベと呼ばれる専用の羽毛布団を入れて使います。
1番簡単・分かりやすい!ベッドガードを使う
まずは、お布団が落ちるのを防ごうと考えた時、誰もが思い浮かべるベッドガードからです。
それなりに種類がありますので、選ぶ時にはいくつかのポイントを確認しておきましょう。
1つ目は、ベッドガードの高さです。
ベッドガードに必要な高さは、最低でも「マットレスの厚さ」+「掛け布団の厚さ」+「10cm」だと言われています。
マットレスの厚みは20cmから30cmが一般的なので、ガードの高さは最低でも40cm、できれば50cm以上のものが安心です。
2つ目は、ベッドガードの幅です。
大人は、幅が80cmもあれば十分役に立ちます。
もしそれで自信がなければ、サイズ調整できるものを選んでみるのも良いでしょう。
ただし、幅が広ければ掛け布団は落ちにくくなりますが、ベッドへの乗り降りが制限されますし、シーツ交換などの時に邪魔になります。
このことを考えますと、スライド式のものを使うのも良いでしょう。
また、30cm程度の幅の小さいものを2つ以上組み合わせて使うという方法もあります。
3つ目は、強度です。
強度は、寝ている間の安全に関わります。
寄りかかって簡単に曲がったり折れたりしないのはもちろん、簡単にずれないように敷き込み部分が十分あるものを選びましょう。
安さ1番!布団クリップで落下を防ぐ
布団クリップは、掛け布団と敷パッドをクリップではさんで、ベッドからお布団が落ちるのを防ぐ便利グッズです。
ずれ防止クリップ、シーツクリップとも呼ばれます。
布団クリップに付いているクリップの数は2つから3つで、使い方は文字通りお布団の端をクリップではさむだけです。
毛布は落ちないのに掛け布団だけ落ちるような場合には、布団クリップ4つで、毛布と掛け布団の四隅をはさみます。
毛布も掛け布団も落ちてしまう場合は、クリップが3つある布団クリップで敷パッドかマットレスのシーツも一緒に留めましょう。
はさむ場所は、落ちるサイドの反対側で、2カ所以上です。
両サイドを留めれば確実に落ちにくくなりますが、お布団への出入りが大変になってしまいます。
出入りする側もはさむなら、上掛けだけにした方が良いでしょう。
そして、敷パッドまではさまなくても、掛け布団と毛布を留めるだけで上掛けがずれなくなり、落ちなくなることもあるようです。
上掛け同士だけで1度試し、その後、1つずつ敷パッドまで留める場所を増やしていくと良いかもしれませんね。
気分はホテル!アッパーシーツやデュベカバーを使う
アッパーシーツは、文字通り上に掛けるシーツです。
マットレスのシーツをかけたら、その上にアッパーシーツをかぶせ、裾を足元のマットレスにはさみます。
その上に掛け布団を置いたあと、余ったシーツを折り返して、掛け布団の首元に掛けて終わりです。
サイドもきっちりベッドの下にはさみ込めば、まるでホテルのベッドです。
お部屋の雰囲気がグッと引き締まり、お客様が来ても、良い気分で過ごしてもらえそうですね。
デュベカバーは掛け布団カバーの一種で、ベッドサイズよりも大きいため、これもカバーの裾を足元のマットレスの下にはさんで使います。
ベッドを包み込むような形になるため、冷気も入りづらく温かいです。
そして、ホテルでもスタイリッシュなカバーとして人気があるので、こちらもホテル気分を味わうことができますね。
また、フリル付きの掛け布団カバーも良いですね。
お部屋の雰囲気が華やぐだけでなく、お布団が落ちる心配もありません。
暖かさも保つ上に、3つのうち1番手軽で手に入れやすいカバーでもあります。
ただ、ベッドの高さが低すぎると、フリルが余って床にもたついてしまうので、高さをきちんと測ってから選ぶようにしてください。
お助けアイテムが来るまで、「落ちる」をタダで防いでみる!
ネットで注文した品が届くまで、あるいは買いに行くまでの間にも、毎日お布団はベッドから落ちているはずです。
その間、落ちるのを我慢しているのも悪くはないですが、簡単な方法を試して上手くいけば、風邪を引く確立が減りますね。
例えば、このような方法です。
①ヘッドボードに足を向けて寝る
もし、ベッドの片側が壁なら、足元に枕を置いて休みます。
「いつも落ちる側に壁があれば、落ちないかもしれない」という単純な理屈です。
②サイドテーブルや椅子を置く
お布団が落ちるあたりに、家具で防壁を作る方法です。
背の低い家具だと上を乗り越えてしまうので、掛け布団より少なくとも10cmくらい高いものを選びましょう。
③布団カバーや毛布を見直す
滑りの良い生地の布団カバーは、やはり落ちやすいものです。
もし、木綿のカバーがあればそちらに交換してみましょう。
毛布も、絹や化繊よりウールや綿毛布の方が引っかかりが多いので、あればこちらも交換します。
また、毛布の裏面は表より毛足が短く滑りにくくなっているので、毛布を裏返し、裏を掛け布団側にして使ってみるのも1つの方法です。
ベッドからお布団が落ちるのは当たり前!
そもそもベッドからお布団が落ちるのは、寝返りを打つからです。
「寝返りが多い」=「寝相が悪い」ですね。
しかし、寝返りの多い方は、実は寝ている間に100%休息を取ることのできる「眠りの達人」とも言えるのです。
寝返りは、人間が眠っている間に自然に行うセルフストレッチ、自分で身体の向きを変え、昼間にできた歪みを矯正しているのだと言われています。
そのため、最近の枕や健康マットレスは、寝返りの打ちやすさを重点的に研究し、それを売りにしているほどです。
もしかすると、良く眠れる枕や、ウレタン製の健康マットレスを使ったとたん、お布団が落ちるようになった方がいるかもしれませんね。
それは、枕やマットレスの効果が出た証拠ですから、とても喜ばしいことなのです。
ただ、いくら「眠りの達人」でも、お布団がベッドから落ちれば風邪を引いてしまいます。
寝返りを上手に打てるようになったなら、ぜひここでご紹介したアイテムを試してみてください。
お助けアイテムを使って、より良い睡眠を!
ベッドガードやクリップ、シーツやカバーなど、お布団が落ちなくなるための方法は色々ありました。
急いで落ちなくするには、お助けアイテムが有効です。
しかし、タダでできる対策をいくつか試していると、自分に合ったアイテムが自然と見えてくるかもしれません。
いずれにしろ、重力のある地球上で、高さのあるベッドからお布団が落ちるのは当たり前とも言えることなのです。
ただし、風邪を引いてしまうこともあるので、風邪を引く前に手を打ってしまいましょう。