睡眠不足は、経済的に考えてもデメリットと言えます。
その理由は、睡眠不足の人ほど年間の収入が少ない傾向があるとされているからです。
そのため、睡眠不足の方は、睡眠環境を見直すことをおすすめします。
睡眠を見直すためにも、ベッド選びが関係してきます。
そして、値段ももちろん重要ですが、サイズ選びも大切です。
特に、大柄な方や寝相が良くない方は、一人で寝るとしてもセミダブルの方がリラックスできることがあります。
睡眠を見直すことによるで経済的にもメリットがある?
ある医学部の教授が調査し、まとめたデータによると、睡眠不足の人は、仕事効率が男性で40.1%、女性で37.0%落ちてしまうという結果が出ているようです。
その結果、1人当たりの年間被害額が、男性で25万5600円、女性で13万7000円になると言われています。
つまり、睡眠不足の人は、睡眠を見直すことによって、仕事の効率が約2倍に上がり、収入も年間25万円上がると考えられます。
そこで、寝心地が良くて、ストレスのかからないマットレスにすることで、少しでも睡眠環境の改善に期待が持てるでしょう。
また、マットレスを変える際には、ストレスのないベッドサイズにすることも大切です。
シングルサイズよりは、セミダブルサイズと1つ上のベッドサイズを買ってゆったりと寝た方が、ストレスのないしっかりとした睡眠がとれます。
このことから、値段が安いだけのマットレスを購入よりも、有名ベッドメーカーである程度の値段のされているマットレスを購入した方が寝心地の良いマットレスを見つけられやすいです。
そして、値段の高いマットレスは、素材や耐久性などにもこだわっていることもあります。
「安ければいいや」と思わず、寝心地の良いマットレスを選ぶことは大切なことと言えるでしょう。
セミダブルベッドのメリット
冒頭で、セミダブルの方が良い方がいるとお伝えしたとおり、大柄な方や寝相が良くない方にはセミダブルサイズのベッドをおすすめします。
その理由は、「快適に寝返りを打つことができる」、「ベッドから落ちるかもしれないという恐怖が無くなる」、「ベッドから落下することによるケガを防ぐ」、この3つです。
・快適に寝返りを打つことができる
シングルなどの小さいベッドは、大柄な方や寝相が良くない場合、寝返りをした時にベッドから落ちてしまう可能性があります。
それでは、快適に寝ることは難しいでしょう。
また、適度な寝返りは、体圧がかかる部分を変えてくれるので快適な眠りにつながります。
快適な睡眠を取るためにもサイズが1つ上のセミダブルが必要なのです。
・ベッドから落ちるかもしれないという恐怖が無くなる
人はベッドから落ちる危険性を無意識に感じています。
それによって、知らないうちにストレスがかかり、熟睡できなくなってしまいます。
そのため、セミダブルなど大きめのサイズにすることでこの恐怖心が薄まります。
・ベッドから落ちてケガすることを防ぐ
「ベッドから落ちてケガなんてするの?」と思われるかもしれませんが、ケガをしている人は多くいます。
さらに、アメリカの統計では、年間450人~600人がベッドから落ちて死亡しているという結果が出ています。
「ベッドから落ちる程度で」とバカにせずに大きめのサイズのベッドを買うのが大切です。
セミダブルは、1人用の1番大きいサイズです。
そのため、シングルよりも値段が高くなりますが、お金をかけるメリットは十分にあります。
値段が10万円台!寝心地の良いセミダブルのマットレスならSIMMONSがおすすめ
それでは、ここからは有名ブランドのベッドメーカーをご紹介していくと共におすすめのマットレスをご紹介していきます。
最初は、SIMMONSです。
SIMMONSの特徴は、ポケットコイルです。
1つ1つのポケットコイルを特殊素材の不織布でつつみ、独立した状態に並べられて、マットレスに敷き詰められています。
そのため、ポケットコイルが身体を点でささえ、体圧を分散してくれるので、血行が良くなり、寝返りを打ちやすくなって、快適に寝られます。
また、体に合わせてマットレスがフィットするので、寝心地が良く、リラックスして寝ることができます。
そして、おすすめのマットレスは、「ゴールデンバリュー」と「ニューフィット」の2つです。
この2つの違いは、コイルの太さです。
ゴールデンバリューは1.9mmのコイルを使い、ニューフィットは1.7mmのコイルを使っています。
体格がしっかりしていて、体重が重い人はゴールデンバリューがおすすめで、身体が小さい人は、ニューフィットがおすすめです。
値段は、セミダブルでゴールデンバリュー、ニューフィットともに178,200円(参考価格)です。
SIMMONSのマットレスで、身体にフィットした寝心地を手に入れましょう。
値段が10万円台!やや硬めの寝心地のセミダブルのマットレスならSertaがおすすめ
次にご紹介するベッドメーカーは、Sertaです。
Sertaの特徴は、多種のポケットコイルと配列方法です。
Sertaでは、2.0mm、1.9mmの2種類のポケットコイルを1つのマットレスに使っています。
1番荷重がかかる、腰・臀部には太めの2.0mmのポケットコイルを使い、それ以外の頭部などは1.9mmのポケットコイルを使っています。
それによって、バランスの良い荷重分散と耐久性の向上実現したのです。
また、「コイルを敷き詰める配列が交互、並行の2パターンあること」や、「コイルの高さ」によって、マットレスの硬さ、柔らかさを変えています。
多種のポケットコイル、配列方法の違いが多くのバリエーションを生み出すのです。
Sertaのマットレスを選ぶときは、「iseries」シリーズを基準として選ぶことをおすすめします。
iseriesシリーズは、日本人好みであるやや硬めのマットレスが多く、1番人気のシリーズです。
その中でも人気なのが、ノーマルBOXトップです。
iseriesシリーズの中で1番のスタンダードなマットレスで、硬さはやや硬めです。
値段は、セミダブルで189,000円(参考価格)です。
値段が10万円台!日本人の体格に合うマットレスならフランスベッド
次は、日本のベッドメーカーである、フランスベッドについてご紹介します。
フランスベッドの特徴は、「日本人の体格に合ったマットレス」、「日本の風土気候に対応したマットレス機能」、「ボンネットコイルを使ったベッドが多い」この3つです。
・日本人の体格に合ったマットレス
フランスベッドは、日本人のための日本人に合う最高のマットレスを考えて、マットレスを作っています。
日本人の身体、骨格を日々研究して日本人に合ったマットレスを作っているのです。
・日本の風土気候に対応したマットレス機能
日本は、高温多湿です。
そのため、マットレスの通気性が悪いとカビが生えやすくなります。
フランスベッドのマットレスは、日本の風土気候に適応するため、通気性、速乾性に優れています。
そのため、湿度の高い日本でも、マットレスにカビが生えにくくなるのです。
・ボンネルコイルを使ったマットレスが多い
ボンネルコイルはポケットコイルと違い、点でなく面で支えるので、体圧分散が良くないことがデメリットです。
しかし、フランスベッドが開発した高密度連続スプリングマットレスは、従来のボンネルコイルと違い、体圧分散をしっかりとしてくれます。
また、理想の寝姿勢である、S字ラインを維持してくれるので、寝心地の良いマットレスになっています。
そして、ボンネルコイルのメリットである、通気性と耐久性が備わっています。
ボンネルコイルの悪い部分を補い、良い部分も生かしたマットレスになっています。
選び方は、「硬さ」、「寝心地」、「通気性」の3つで選びます。
そのため、「よく汗をかくか」、「腰痛はあるか」など専門店のスタッフに相談した方が良いです。
おすすめのマットレスは、「LT-500N」です。
高温多湿な日本で、高級素材として使われてきた羊毛を使用しているので、クッション性に優れ、寝心地の良いマットレスです。
また、通気性にも優れているので、汗を多くかく人にもおすすめです。
値段は、セミダブルで、113,400円(参考価格)します。
値段が20万円台!柔らかい寝心地のセミダブルのマットレスなら日本ベッド
最後にご紹介しますのは、日本ベッドです。
日本ベッドの特徴は、独自のスプリングです。
適度に、体圧を分散してくれるので、過度な寝返りを抑え、エネルギーの消費を防ぎます。
それによって、疲れない睡眠を手に入れることができるのです。
また、スプリングには熱処理、防錆加工をしているので耐久性が向上し、長持ちします。
さらに、通気性、放温性にも優れているので、高温多湿の日本でもカビが生えにくい特徴があります。
選び方は、大きく分けて「シルキーシリーズ」と「ビーズシリーズ」になっています。
シルキーシリーズは、シングルサイズで、小さめのコイルが1200個入っているのが特徴です。
そのため、身体にフィットする、沈み込むような柔らかいマットレスになっています。
寝心地を重視したい人におすすめです。
ビーズシリーズは、大きめのポケットコイルが使われていて、体格ががっちりした人向けです。
疲労をためやすい人に、おすすめのハードな寝心地です。
2つのシリーズがありますが、主流なのが「シルキーシリーズ」になっています。
そのため、おすすめのマットレスは、シルキーシリーズの「シルキーパフ」です。
1.2mmのポケットコイルが1200個とクッション材が敷き詰められているので、体圧分散がよく、フィット感のある寝心地になっています。
値段は、セミダブルで216,000円(参考価格)です。
ベッドマットレスは、値段でなく寝心地が良いかで決める
睡眠環境は、ベッドやマットレスを変えるだけが全てではありません。
しかし、寝心地が関係してくることも確かでしょう。
値段が安いなど、目先の利益に捕らわれず、自分にとって寝心地の良いマットレスを見つけてみてください。
有名ベッドメーカーは、少し値段が高いかもしれませんが、その分良いマットレスを多くそろえています。
自分に合ったマットレスがきっと見つかるはずです。
寝心地の良いマットレスを見つけて、睡眠不足から抜け出しましょう。