カジュアルスタイルの王道は「デニム」ですよね。
ジーンズなどのファッションアイテムとしてのデニム生地は、誰もが知るところです。
しかしインテリア素材としても、その素朴さやカジュアル感で人気があるのです。
そこで今回は、おすすめのデニムソファと、部屋を彩ってくれるインテリアアイテムのコーディネート例をご紹介します。
デニム生地の魅力
デニム生地は私達に身近なものです。
デニムという生地の定義は、経糸にインディゴ染めした紺色の糸を、緯糸に染めていない白い糸を使って織った綾織り生地をさします。
ジーンズは多くの人が愛用していますよね。
このジーンズですが、洗濯を繰り返していると色落ちしてきませんか。
デニム生地は、洗濯や摩擦を繰り返すと色落ちするのが大きな特徴です。
なぜ色落ちするのかというと、インディゴ染めした経糸が糸の中心部分まで完全に染まりきっていないからです。
洗濯や摩擦によって周辺部分の紺色が削られて、染まっていない中心部分の白が浮かび上がってくるのです。
これは、デニム独特の色落ちの仕方です。
このデニム独特の色落ちの仕方に魅了されている人は、大勢いますよね。
極端な話をすると、限界まで色落ちさせて、紺色のデニム生地を白に変えることもできるそうですよ。
オシャレで強度もあるデニム生地は、洋服などのファッションのみならず、インテリア素材としても優れています。
そこで今回は、デニム生地のソファにスポットを当てていきます。
使えば使うほど良い味わいがでるデニムソファは、あなたの良きパートナーとして長く愛用できるヴィンテージ家具になるはずです。
デニム生地のソファは様々なスタイルのインテリアにマッチする
家具の中でも存在感があるソファは、インテリアのテイストを決める上で重要です。
張り地にデニム生地を使っているソファは、デニムならではの質感や色味を生かして、色々なスタイルのインテリアにマッチします。
●デニムソファでカリフォルニアスタイルに
壁はナチュラルなホワイトにし、リビングの主役にはデニムソファを置きましょう。
それだけで、カリフォルニアスタイルにすることができます。
スター型のオブジェなどのアメリカンポップなアイテムを使うと、良いアクセントになりますよ。
●アメリカンのヴィンテージ感を演出
デニムソファの色落ち感は大きな魅力ですね。
そこにボヘミアンテイストのラグを使えば、アメリカンのヴィンテージ感たっぷりのリビングにすることができます。
●シンプルでナチュラルな部屋にもマッチする
ナチュラルなホワイトを基調とした木製のインテリアが使用されているリビングにも、デニムソファはマッチします。
デニムソファのダークブルーがいきて、カジュアルですっきりとした印象にすることができます。
デニム生地のソファを活用したインテリアコーディネート例①
ここからは、デニム生地のソファを活用したインテリアコーディネート例をご紹介していきます。
●カジュアルさが魅力的なインテリアコーディネート
デニムのカジュアルな風合いは、ナチュラルな雰囲気によく合います。
壁をデニムと同色系のブルーにすることで、家具が映えます。
4段くらいの木製の棚に、観葉植物や雑貨などを飾ってみましょう。
さらに、アルファベットロゴのタペストリーやパネルなどを使えば、流行のカフェ風にもすることができます。
また、ソファには、同じデニム素材のクッションでコーディネートするのもオシャレです。
おすすめのデニムソファをご紹介します。
【東谷(AZUMAYA) 3人掛けソファ】
ジーンズ生地にウォッシュ加工が施されています。
そのため、丁度良いムラがあります。
ヴィンテージ感が欲しい人には特におすすめです。
幅は1750mmです。
小さめなので、狭めのリビングにも置けます。
幅が狭いと気になるのは、座り心地ですよね。
でも、安心してください。
奥行きがしっかりと確保されているので、仮に3人座っても、ゆったりとくつろぐことができますよ。
そして、ソファ全体がデニム生地で覆われています。
ですから、どこから見ても、デニムのかもしだす色々な表情を楽しむことができます。
デニム生地のソファを活用したインテリアコーディネート例②
引き続き、デニム生地のソファを活用したインテリアコーディネート例をご紹介します。
●海辺を連想させるコーディネート
カリフォルニアスタイルは人気がありますよね。
眩しい太陽の光と、ビーチの風で色褪せたかのようなデニムソファの色合いは、心をリラックスさせてくれます。
おすすめのインテリアは、星型の雑貨や木製のブックスタンドです。
どちらもオシャレな空間作りには欠かせません。
スターオブジェの色はブルーで、インパクトのある大きなものを飾りましょう。
木製のブックスタンドは、デニムソファの横にコーディネートしてみましょう。
そこに外国のインテリア雑誌などを無造作に置くのが、オシャレ上級者になるポイントです。
見た人が真似したくなるような魅せ方のポイントを、しっかり押さえておきましょう。
おすすめのデニムソファをご紹介します。
【ビメイクス(BIMAKES) パッチワークデニムソファ】
個性的なデザインが大きな特徴です。
50年代のアンティークジーンズをモチーフにした、パッチワークデニムソファです。
ジーンズのような色合いなので、馴染み深く落ち着きます。
デザインだけでなく、座り心地ももちろん良いですよ。
デニムソファとの相性バッチリ!デニムクッションもインテリアとしておすすめ
ソファにクッションは欠かせないインテリアアイテムですよね。
デニムソファに、デニムのクッションを合わせるのもおすすめです。
デニム素材は爽やかな肌触りなため、クッション素材としても適しています。
様々なトーンに色落ちしたデニムや、切りっぱなしのデニムの魅力を手軽に楽しむことができます。
●デニムのカラートーンを変化させてコーディネート
リビングのラグには、インパクトのある円形のデザインのものを使います。
ラグのカラーは、ブルー系とホワイトが使われているものが良いでしょう。
そこに、ダークブルーのデニムソファを置きます。
そして、デニムソファとは少し違った色落ち感のあるデニムクッションを合わせることで、落ち着いた大人っぽい雰囲気に仕上げることができます。
デニムクッションもデニムソファと同様に、使い込むうちに味わいが増していきますよ。
お好みのカラーやデザインのものを探してみましょう。
デニム生地のような布製ソファの掃除方法
ソファは、リビングでくつろぐために欠かせないインテリアです。
しかし、使用期間の経過とともに、段々と汚れが目立ってきてしまいますね。
特にデニム生地のような布製ソファは肌触りが良い反面、シミや臭いなどがつきやすいというデメリットもあります。
そこで、ついお手入れを怠りがちな布製ソファの掃除方法をご紹介します。
ソファの背もたれや、肘掛けの隙間に入り込んでいるゴミや埃は、掃除機で吸い取るのがベストです。
ただし、カーペット用の回転ブラシを使用すると、ソファの生地を傷める原因にもなりかねないので避けましょう。
また、布製のソファは臭いがつきやすいです。
いくらソファがオシャレなデザインでも、座った時に焼き魚の臭いがプーンと漂ってきたら、ガッカリしてしまいますよね。
そうならないためにも、臭い対策は必要です。
そのためのおすすめアイテムは「重曹」です。
重曹は100均でも手に入れることができます。
重曹はアルカリ性です。
ですから、酸性のものが原因となる臭いを中和することが可能なのです。
さらに、重曹には水分を吸着する働きもあります。
不快な臭いと一緒に湿気も吸収してくれるので、一石二鳥ですね。
重曹の使い方はいたって簡単です。
ソファ全体に重曹をまいて、一晩放置しておきましょう。
そして翌日に、掃除機で重曹を吸い込むだけで掃除は完了です。
ぜひ、試してみてください。
インテリア素材としてのデニムの実力はすごい
色落ちしても、切りっぱなしでも楽しめるのがデニム生地の魅力です。
本革のソファと同様に、デニムソファは使い込むほどにデニムのヴィンテージ感が増し、新品よりも魅力的な印象になる可能性を秘めています。
これほど味わい深い生地はなかなかないと思います。
あなたも実際にデニム生地のインテリアを取り入れて、その魅力に触れてみませんか。