近年、北欧テイストのインテリアが幅広い世代に人気です。
ナチュラルテイストなインテリアコーディネートとの相性も良いことから、比較的取り入れやすいインテリアスタイルと言えます。
そして、そのポップなカラーやデザインは子供部屋にも適しています。
そこで今回は、人気の北欧テイストなインテリアを取り入れた子供部屋のコーディネートのコツをご紹介します。
インテリアコーディネートの基本!北欧テイストとは
まず、子供部屋のコーディネートの話題に入る前に、北欧テイストのインテリアの特徴について簡単にご説明します。
近年、北欧テイストのインテリアコーディネートが大変人気ですが、皆さんは北欧テイストとは具体的にどのようなスタイルかご存知でしょうか。
なんとなくインテリアの系統をご存知の方もいるかと思いますが、具体的な特徴を知ることでコーディネートしやすくなるので、参考にしてください。
そもそも北欧とは、フィンランド、デンマーク、ノルウェー、スウェーデンの4つの国のことを言います。
スウェーデンでは、リサ・ラーソンというデザイナーが有名で、日本でもリサ・ラーソンがデザインし個性的なモチーフや、ポップな配色のインテリアが人気を集めています。
北欧テイストのインテリア全体を通して見ても個性的な幾何学模様や原色などを使った明るい色使いが多くあります。
また、北欧テイストのコーディネートでは、お部屋全体のベースカラーは、明るいインテリアや小物を引き立てるよう、白やグレーといったシンプルなカラーを使うケースが多いのも特徴です。
ちなみに、白い壁紙が使用されるのは、「北欧の国々で夜が長い日にもお部屋全体を明るく見せるため」という理由もあります。
また、インテリアの素材は、無機質なものではなく、木製のナチュラルテイストなあたたかみが感じられるものを積極的に取り入れると良いです。
インテリアはポップに!北欧テイストな子供部屋のコーデ!
前述したように、北欧テイストなインテリアコーディネートでは、ポップな色使いが多く取り入れられています。
オレンジや黄色、グリーンなどのビタミンカラーと呼ばれる明るいビビットな色合いは、元気なイメージをもたらすので、子供部屋にぴったりです。
例えば、壁や天井は白で統一し、勉強机やベッドは白い木製のものを選びます。
そして、寝具類やラグ、クッションなどをビタミンカラーで揃えると、お部屋全体がぱっと明るい雰囲気になります。
ビタミンカラー単色で無地というファブリックも魅力的なのですが、少し遊び心を加えるためには、動物やフルーツ、幾何学模様などのモチーフをプラスすると良いでしょう。
例えばベッドは、オレンジをベースにライオンのデザインが施されているファブリックを取り入れたり、クッションはレモン色で幾何学模様のものをポイントで取り入れたりすると、おしゃれです。
動物のモチーフは子供に人気なので、前述したリサ・ラーソンのデザインに代表されるライオンやキリン、猫などのモチーフを取り入れると、よりポップで可愛らしい北欧テイストな空間に仕上がります。
インテリアで重要なベッド!上手に北欧テイストをプラス
子供部屋で広範囲を占め、お部屋の印象を左右する重要なインテリアがベッドです。
ベッドは、前述したように素材は木製で、動物モチーフやビタミンカラーのファブリックを取り入れると元気なイメージを与えます。
北欧テイストのインテリアはシンプルなデザインも多いので、オーソドックスなベッドも合うのですが、今回は屋根付きの子供用べッドをおすすめしたいです。
屋根が付いている子供用のベッドは、秘密基地にいるようなわくわくした気持ちを駆り立て、お子さんだけの空間を演出することができます。
コーディネートのベースとなるのは、白い木製のシンプルな屋根付き付きベッドがおすすめです。
その屋根の全周に、逆三角形のフラッグのようなファブリック製のモチーフをぐるりと取り付けると、ポップな天蓋のようになります。
連なるモチーフは、カラフルな配色にすると、より北欧テイストに近づくでしょう。
そのようなデザインのモチーフが付いた屋根付きベッドも売っているのですが、はぎれなどでモチーフを作って取り付けてもあたたかみがあり、おしゃれです。
次の章では、北欧テイストな子供部屋にカラフルなインテリアを取り入れる際のポイントをご紹介します。
カラフルなインテリアでおしゃれな子供部屋に!
子供部屋を北欧テイストなインテリアコーディネートにする際に、取り入れたいファブリックとして続いてご紹介するのは、カラフルなデザインのベッドカバーやラグです。
前述したように、ビタミンカラーなどで統一すると、お部屋全体にまとまりが出ます。
一方、インテリアにさまざまなカラーが入ると、散らかった印象になるのではと心配になる方もいるのではないでしょうか。
確かに、赤と黄色と青といったはっきりとした原色ばかりを取り入れると、目が散るようなまとまりのない印象になります。
しかし、3色以上が入ったデザインでは、その中の1色が明るいカラー、その他がネイビーや白などの落ち着いたカラーが入ったものを選ぶことで、散らかった印象になりません。
先ほどご紹介した、屋根付きベッドに取り付ける逆三角形のモチーフもピンクと、ネイビー、白といった配色にすると良いでしょう。
また、子供部屋にカラフルなインテリアを取り入れる場合は、テーマカラーを決めるとまとまりが生まれます。
例えば、ラグをピンクやモスグリーン、白などが入ったものにする場合は、一番明るいピンクをテーマカラーとして、クッションや枕など、その他のファブリックにも取り入れると効果的です。
木製インテリアでぬくもりのある子供部屋に!
北欧テイストなインテリアコーディネートでは、木製で白を基調としたインテリアも人気ですが、木の素材感やぬくもりが感じられるブラウンも人気です。
子供部屋に取り入れる場合には、勉強机とベッドを木製でブラウンのものにすると統一感が生まれます。
明るいトーンでナチュラルブラウンの木製インテリアを選ぶと、お部屋全体が軽やかな印象になり、比較的その他のインテリアに馴染みやすいです。
麻やふわふわとした素材のファブリックとも合い、ナチュラルベースな北欧テイストの子供部屋のコーディネートにマッチします。
一方、ダークブラウンなどの落ち着いたトーンの木製インテリアは、少し大人な雰囲気になりますが、グリーンのインテリアや観葉植物との相性が良いです。
ベッドのファブリックは、幾何学模様や動物モチーフでモスグリーンがベースのものを選んだり、ワンポイントとして子供も育てやすい小さなサボテンなどの観葉植物を置くと良いでしょう。
ポップアートを取り入れ北欧モダンな子供部屋に!
最後におすすめする子供部屋にぴったりの北欧テイストなインテリアは、ポップアートです。
子供部屋の一角に、色彩豊かな北欧テイストのポップアートを取り入れることで、一気に明るくおしゃれな印象になります。
シンプルなデザインの動物が描かれたものや、柄やモチーフで構成されたモダンで前衛的なポップアートが特におすすめです。
アートをインテリアの一部として考え、コーディネートのテーマカラーに合っているものを選んだり、カラフルなアートを飾りたい場合にもテーマカラーが入ったものを選ぶと、よりおしゃれです。
ポップアートは、高価なものでなくても楽しむことができます。
大きな布に印刷されたものを壁に飾ったり、お子さんが好きなアートのレプリカを小さなキャンパスに貼って、壁に立て掛けて飾ったりと、お金をかけずに取り入れることも可能です。
明るいインテリアで北欧テイストな子供部屋に仕上げる!
これまで、北欧テイストなインテリアを取り入れた子供部屋のコーディネートのコツをご紹介してきましたが、いかがでしたか。
北欧テイストなインテリアは、ポップな色合いや木製家具などが特徴です。
子供部屋には、より元気なイメージをもたらすため、明るいカラーのインテリアやファブリックを取り入れましょう。
ご紹介してきたポイントを上手に取り入れながら、素敵な子供部屋に仕上げてください。