ふくらはぎが快眠のカギ!マッサージで睡眠の質を高めよう!

最近、あまり良い眠りにつけていないと感じている方もいるのではないでしょうか。

実は、不眠につながる原因の一つには「ふくらはぎ」も関係しているのです。

この記事では、睡眠障害を引き起こす原因とともに、睡眠の質を高めるのに効果的なふくらはぎのマッサージ方法をご紹介していきます。

睡眠障害を引き起こす原因とは?

あまり寝つけなかったり、眠ったと思ってもすぐに目覚めてしまうといった、睡眠障害に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

睡眠障害を引き起こす原因には、心理的要因や身体的要因といったものがあります。

具体的にいえば、心理的要因は何らかの原因で引き起こされるストレスですね。

このストレスが解消されずにいると、不眠につながる場合があります。

また、身体的要因にはリウマチや喘息などの病気が原因で眠れなくなることを指します。

ほかにも、コーヒーやタバコによって睡眠障害になるケースもありますし、運動不足が原因のこともあります。

さらに、ふくらはぎなどの血流が悪い場合も睡眠障害になることもあるのです。

睡眠障害を引き起こす原因はこのように様々ありますが、マッサージなど何か対策をすることはできるのでしょうか。

マッサージなど!快眠のための対策

睡眠障害を引き起こす原因は、心理的なものから身体的なものまで様々あります。

いずれにしても睡眠障害につながってしまうのは、気持ちがリラックスできていないからなのです。

眠りにつくためにはリラックスしていることが重要ですので、不眠で悩んでいる人の多くはリラックスしていない状態で寝ようとしているのです。

その結果、眠りにつくことができないのだと考えられます。

ですから、眠りにつくためにはまず、リラックスできるように対策をすることからはじめましょう。

気持ちをリラックスさせるには、自律神経のうち副交感神経を優位に働かせることが重要です。

副交感神経を優位に働かせることができれば、日常のストレスなどの悩みから解放されるといわれていますので、その結果リラックスした状態につなげることができるのです。

副交感神経を優位に働かせる方法として、簡単にできるものは以下の方法です。

●深呼吸する

●好きな音楽を聴く

●たくさん笑う

●血行を良くする

さらに、生活習慣の中でも対策をとることが可能です。

●適度な運動を行う

●アルコールの摂取を適量にする

●タバコを吸わない

●バランスの良い食事を摂る

●長風呂にならない程度の入浴をする

●ふくらはぎをマッサージする

以上のことを生活習慣の中で取り入れると、副交感神経を優位に働かせることにつなげることができるでしょう。

次の項からみていきたいのが、「ふくらはぎのマッサージ」です。

これは本当に効果的といえるのでしょうか。

ふくらはぎマッサージが効果的?それはなぜ?

睡眠障害を改善するためには、まず寝る前に気持ちをリラックスさせることが大切です。

そして、それを実現するためには副交感神経を優位に働かせることが重要になるとお伝えしましたね。

その対策の一つには、「ふくらはぎのマッサージ」も挙げられますが、これは本当に効果的なのかどうかをここでお話ししていきます。

血行の悪さは睡眠障害を引き起こす原因となります。

人の血液は心臓から送り出されたあと、身体の隅々に流れていきます。

足のつま先まで血液は流れていき、その後また心臓に戻る仕組みになっています。

足から心臓に戻るときは静脈血として戻ることになりますが、心臓のポンプ作用では戻ることはできないのです。

血液が重力に逆らってでも心臓に戻るために重要になるのが、ふくらはぎです。

ふくらはぎにも心臓のようなポンプ作用があるため、足に流れた血液はこれを使って心臓に戻ることになります。

よく「ふくらはぎは第二の心臓」といわれていると思いますが、それはこの作用があるためだといわれています。

しかし、デスクワークや立ち仕事がメインの方ですと、ふくらはぎがむくむことがよくありますよね。

これは、同じ姿勢を続けていると足の筋肉が弱まって血液が流れにくくなり、足に血液が停滞することで起こるのです。

そのため、どんどんこれが蓄積されて足以外の部分の血行も悪くなっていけば、いずれ不眠につながることが考えられるのです。

ですから、ふくらはぎのマッサージをすることは、悪くなった血流を改善し不眠につながらないようにすることに効果的といえます。

ふくらはぎの血行を良くすれば、マッサージするたびに気持ちが良くなったり、身体がポカポカするようにもなるため、実際に行った人の中には寝つきが良くなったという人もます。

睡眠改善の効果を得られた人もいるため、ふくらはぎのマッサージは副交感神経を優位に働かせることに効果的で、入眠への効果も期待できることがいえるでしょう。

こんな危険性も!ふくらはぎの血流が悪い場合

ふくらはぎのマッサージをすることで、血行を良くし睡眠への効果が期待できるとお話ししました。

しかし中には、「入眠に効果的だとしても、行わなくても平気だろう」と思っている方もいるかもしれません。

ふくらはぎをマッサージせずに、むくみを放置した場合についてもみておきましょう。

足のむくみの9割は静脈血が滞ったことが原因とされています。

もし、これを放置し慢性化してしまったら、病気につながる危険性もあるのです。

病名は「慢性静脈不全」というもので、これが悪化してしまうと、血液の逆流を防ぐために静脈内についている弁が損壊してしまったり静脈に血液が溜まっていき、下肢静脈瘤ができることもあります。

下肢静脈瘤も悪化してしまうと、レーザーによる治療が必要になることもあるので、足のむくみを放置しておくのはとても危険なのです。

また、静脈血が足に滞り続けるとそこに血栓ができやすくなり、血栓が静脈をつたって肺動脈に詰まってしまったらエコノミー症候群になることも考えられます。

足のむくみから、こうした病気に発展させないためにも、日常的にふくらはぎのマッサージを行っておくことは大切なのです。

ふくらはぎのむくみは睡眠にダメージを与えることも

ふくらはぎのむくみは睡眠にダメージを与えることもあるのです。

「こむら返り」をご存知でしょうか。

これは、突然ふくらはぎが激しい痛みに襲われることをいいます。

睡眠中にも起こることもあり、これにより睡眠障害を引き起こす人も少なくありません。

長い人ですと、数分間ふくらはぎに激しい痛みが続くこともあります。

一体何が原因かというと、ふくらはぎがむくんだ状態でいると下肢静脈瘤ができることを、前の項でお話ししましたね。

下肢静脈瘤は、筋肉の収縮に必要なミネラルのバランスを崩してしまうという特徴があります。

筋肉がうまく動かせなくなると、こむら返りになってしまうことが多いのです。

特に睡眠中にこむら返りになる場合は、ふくらはぎのポンプ作用が働きにくいということが原因です。

これをうまく作用させるには、ふくらはぎの筋肉の動きが欠かせません。

ふくらはぎの筋肉をうまく動かすには、普段からふくらはぎを意識した運動を行うことが大切です。

ふくらはぎがむくむ人の多くは運動不足や冷えも関係していますから、速足で歩くなどの運動をしつつ、寝る前にはマッサージをしてあげるのが効果的ですね。

睡眠の質を高めよう!ふくらはぎのマッサージ方法

ふくらはぎの血行が悪くむくんだままでいると、睡眠中であっても身体にダメージがかかるので改善したいものですね。

そこで、血流を改善し睡眠の質を高めるためにも効果的な、ふくらはぎのマッサージ方法をご紹介します。

寝る前に行えば、心地良い眠りにつける睡眠導入剤のような役割を果たしますから、不眠で悩んでいる方もぜひ試してみてください。

マッサージ方法をご説明します。

まず、足のくるぶしから指3本分上にあるツボを、親指で軽めの力でゆっくり押します。

このツボは三陰交といわれていて、冷え性に効果的ともいわれているツボなのです。

さらに、女性ホルモンを整えることにも期待できますから、特に女性にはオススメのマッサージといえますね。

数回三陰交を押して圧をかけられたら、ふくらはぎ全体をもみほぐします。

むくみがひどい場合ですと少し痛いかもしれませんが、深呼吸しながらもみほぐすうちに足の疲れが取れてくるのを感じるでしょう。

気持ちもリラックスしてくるので、この状態のまま寝具に寝転がれば安眠できるともいわれています。

忙しい毎日でも、数分でできるマッサージですからぜひ試してみてください。

ふくらはぎマッサージで不眠を改善!

ふくらはぎは睡眠障害を引き起こす可能性もあるので、むくんでしまった場合は放置するのは止めましょう。

マッサージを日常的に行えば、ふくらはぎだけでなく身体全体の血行を良くすることにもつながります。

そうすれば、質の良い睡眠ができることにもつながります。

最近寝つきが悪いと感じているならば、まずは寝る前にふくらはぎのマッサージをすることからはじめてみてください。