快適な睡眠を得るには、寝具選びが大切です。
しかし、この寝具をどのような基準で選んだら良いのでしょうか?
メーカーや価格、機能など、選ぶ基準はさまざだと思いますが、自分に合った快適なものを選びたいですよね。
そこで、おすすめの寝具をメーカー別に一覧にしてみました。
各メーカーの特長を把握し、より良い寝具を選んでください。
寝具選びの前に「睡眠」の大切さを知ろう!
「睡眠不足は身体に悪い」と言われますが、それはなぜなのでしょうか?
【記憶力と判断力の低下】
睡眠不足は、血流を悪くし、脳の前頭葉や海馬の働きを鈍くするので、記憶力や判断力の低下を招きます。
人は睡眠中に記憶を定着させると言われているので、身体や脳で覚えたものは寝ることでより身につくのです。
また、良質の睡眠を取ると脳が活性化され、アイデアやひらめきなども良くなります。
【攻撃的になる】
睡眠不足になると、ストレスホルモンが活発になるので、嫌な記憶がリセットされず、自制心も働かなくなり、イライラしたり、攻撃的になったりすることがあります。
ですから、嫌なことがあった日は、ヤケ酒やヤケ食いよりも、ふて寝の方が効果的なようです。
【太る】
睡眠不足になると、食欲増進ホルモンである「グレリン」が増加し、カロリーを消費してくれる「レプチン」が減ってしまうので、太りやすくなるのです。
また、睡眠不足になると、高カロリーのものを食べたくなるので、ダイエットをしたいのなら、良質の睡眠を取ることをおすすめします。
ここに挙げた例は、ほんの一部ですが、睡眠が脳の働きと密接に関係していることがお分かりいただけたかと思います。
このように良質な睡眠を得るためには、寝具も大切です。
そこで、次からは寝具メーカー別を一覧で見ていきましょう。
良い睡眠を得るために!おすすめの寝具メーカー一覧①
それでは、おすすめの寝具メーカーをご紹介しましょう。
最近では、ベッドで寝る方が多くなっているので、寝具メーカーの中でもベッドを中心として一覧にしました。
【SIMMONS(シモンズ)】
シモンズは、ザルモン・シモンズが1870年に創設した、アメリカの老舗ベッドメーカーです。
1925年に世界初の「ポケットコイルマットレス」を開発しました。
この「ポケットコイルマットレス」は、コイルスプリングをひとつづつ不織布で包んで独立させ、点で身体を支えるので、理想的な寝姿勢を保つことが出来ます。
素材や作りが高級なベッドメーカーなので、一生もののベッドが欲しい方にはおすすめです。
【Sealy(シーリー)】
1881年にアメリカのテキサス州シーリータウンで創業されたシーリーは、30年間アメリカシェアトップのベッドメーカーです。
こちらのベッドは「連結コイル」で、やわらかい寝心地が特長です。
シモンズほどではありませんが、こちらも高級ベッドメーカーと言われています。
良い睡眠を得るために!おすすめの寝具メーカー一覧②
引き続き、おすすめの寝具メーカーの一覧を見ていきましょう。
【Serta(サータ)】
こちらもアメリカのメーカーで、1931年創業です。
前述のシモンズ、シーリーとサータの3社は、その頭文字「S」をとって「3S」と呼ばれるほどのビッグメーカーです。
日本では、唯一ドリームベッドがライセンス契約を結び、サータの品質を日本人に合わせて改良し、生産しています。
サータのマットレスの特長は、線形の違うふたつのコイルを組み合わせ、体の部位によって弾力を変えて配置していることです。
わずかな違いではありますが、弾力を変えることで、より快適な眠りを得られます。
こちらもひとつづつ不織布で包んで、独自のビード方式でつないでいます。
【フランスベッド】
1949年に「二葉製作所」として、日本で生まれたメーカーです。
その後、1961年に社名を「フランスベッド」に変更し、医療や介護・福祉にも力を注いでいる、日本で最も有名なメーカーになりました。
独自の「高密度連続スプリング」は、高温多湿の日本の風土に合った、湿度に強いマットレスです。
高級なものもありますが、リーズナブルなものや、先程もご紹介した医療系のものまで、豊富に揃っているのも特長のひとつと言えるでしょう。
良い睡眠を得るために!おすすめの寝具メーカー一覧③
寝具メーカー一覧の最後に、日本で一番歴史あるベッドメーカー「日本ベッド」をご紹介しましょう。
【日本ベッド】
1926年創業、日本が誇る高級メーカーで、迎賓館や宮内庁にも納入した実績があります。
独自の「シルキーポケット」は、一般的な「ポケットコイルマットレス」の約2倍のポケットコイルを使用しています。
日本人に合ったデザインや機能ですが、前述のように迎賓館や宮内庁で使われているだけあって、超高級メーカーです。
ここまで、代表的なベッドメーカーをご紹介してきましたが、どれも品質は良いけれど、高級なものが多く、なかなか気軽に買うことは出来ません。
そこで、もう少しリーズナブルなものを出している家具メーカーを見ていきましょう。
寝具にこだわる家具メーカー一覧①
それでは、ここからは寝具にこだわる家具メーカーの一覧を見ていきましょう。
【ニトリ】
言わずと知れたニトリは、1967年に北海道で創業した家具店です。
今では、家具の販売だけではなく、自社工場で家具を作り、量販店としてもメーカーとしても日本トップクラスで、店舗数が多いことでも知られています。
ベッドは数千円代からありますし、ベッドの下に引き出しがついているものが豊富に取り揃えられているので、ひとり暮らしを始める方には、便利ですね。
【カリモク】
カリモクと言えば、1940年創業の木工家具で有名なメーカーです。
それだけにベッドフレームも高品質でデザインも高級感があります。
ひとりひとりに合った寝心地を追求する「ウッドクッション」は、自分で調整可能なので、より上質な寝心地が体感出来ます。
また、マットレスもダブルクッション構造で、ウッドクッションと合わせて使うことで体圧を分散させるので、心地良く眠れます。
このように、ベッドメーカーと違い、家具メーカーは独自のベッドフレームが揃っているのが特長と言えるでしょう。
寝具にこだわる家具メーカー一覧②
【イケア】
イケアは、スウェーデン発祥の家具量販店で、1943年創業者イングヴァル・カンプラードが17歳で始めた雑貨店が元になっています。
自社独自のデザインで、企画、製造、販売まで行うイケアスタイルは、ヨーロッパをはじめ、世界各地に店舗展開し、日本へは1974年に本格進出しました。
そのようなイケアだからこそ、ベッドの種類は豊富で、またベッド周りの小物も充実しているのが特長です。
価格もリーズナブルなものが多く、そのデザイン性からも若者を中心に人気があります。
購入してから90日以内であれば、マットレスを交換してくれるサービスや、25年保証マットレスなど、独自のサービスや商品があります。
【無印良品】
シンプルなデザインで人気の無印良品は、1980年に日本で創業されました。
生活雑貨、衣料、食品まで幅広く扱っていますが、家具も品質が良く、シンプルなのでどんな部屋にも合わせやすくなっています。
ベッドは、フレームとヘッド部分が別売りになっていて、ベッド下の収納もプラス出来るのが特長です。
部屋の大きさや自分の好みに合わせてカスタマイズ出来るので、自分だけのオリジナルベッドが簡単に作れます。
他にも、マットレスやシーツ、カバー類など、寝具に関わる小物も無印テイストで揃えられるのも嬉しいですね。
このように、家具メーカーは寝具メーカーと比べ、ベッドの種類が豊富で価格帯も安く設定されているので、購入しやすいものが多くあります。
このように一覧を見て頂けると多くの家具メーカーも寝具を扱っていることがわかります。
今回ご紹介したメーカー以外にも多くのメーカーがありますので、寝具を購入する際は家具メーカーもチェックしてみてください。
良い眠りは良い寝具から
睡眠は、わたしたちの身体にとって、とても大切なものです。
その睡眠をより良いものにするには、良い寝具選びが重要になってきます。
これまで、寝具メーカーと寝具にこだわる家具メーカーをご紹介してきました。
この記事を参考にそれぞれの特長を知って、自分に合った寝具を選んでください。