マットレスと掛け布団のカビの発生率は?対策グッズの紹介!

ベッドをお使いの方では、マットレスなどの敷寝具のカビは、さほど気にならないことも多いのではないかと思います。

しかし、寝室の環境や季節によってはベッドをお使いの場合でも、寝具にはカビが生えてしまう場合もあるのです。

今回は、「マットレスと掛け布団ではどっちの方がカビの発生率は高い?」、「対策するにはどんなグッズを使えば良い?」などの疑問についてお答えします。

カビが発生しやすい時期について

カビは、基本的にジメジメするような場所で見かけることが多いことでしょう。

このようにカビが繁殖してしまう理由は、カビにとって都合の良い条件が揃っているからなのです。

カビは、20~30度の温度と60%以上の湿度に発生しやすいといわれ、栄養、酸素、繁殖に必要な時間さえあればどんどん繁殖していきます。

そのため、梅雨のようなジメジメした時期では、ちょっとお布団を干すのを忘れてしまっただけでも、「気づけば寝具にカビが生えていた」ということもあるのです。

では、カビは湿気の多い時期だけに発生するのでしょうか。

実は、カビの胞子は年中家の空気中を浮遊しています。

環境にもよりますが、一般の家庭でも1立方メートル中に500から1000個のカビが浮遊しているといわれています。

暖かい気温を好むカビは、夏に大幅に数を伸ばします。

しかし、お布団などの寝具の場合ではどうでしょう。

人が使用しているお布団の中は、冬でも暖かく湿度も高く、ダニのように人のフケや表皮などのタンパク質を栄養源としているため、繁殖に適した場所となってしまうのです。

特に湿気の多い時期では、マットレスなどの寝具内の湿気は溜まりやすいため、カビはますます繁殖率を伸ばしていくのです。

また、冬のように加湿器を付けっ放しにしている時期もカビが繁殖しやすい時期といえます。

つまり、カビの発生率は湿度に比例しているということが理解できるのです。

また、季節に関係なく、換気をあまりしないような場合でもカビは発生しますので、掃除の際は窓を開け、湿気が溜まらないよう空気の入れ替えをするなどの対策を行いましょう。

次では、マットレスなどの敷寝具のカビの発生率について見ていきましょう。

マットレスなどの敷寝具と掛け布団のカビ発生率の比較

マットレスなどの敷寝具は、ベットでお使いの方と、床に直に敷いてお使いの方がいることと思いますが、人が使っている寝具は暖かいため、カビは湿度が高い方により繫殖してしまいます。

床とマットレスとの間に空間のあるベッドでは、マットレスに溜まった湿気が逃げやすくカビが発生しにくいということが考えられますが、直にマットレスを敷いている場合は、湿気の逃げ場がないために、気化できなかった湿気がお布団内に溜まる傾向にあります。

そのため、直にマットレスを敷いている方が、カビは繁殖しやすくなってしまいます。

また、単に湿気だけがお布団のカビに影響を与えるだけではなく、寝汗による湿気もカビの原因になります。

平均的な寝汗は1度の睡眠で200mlといわれていますが、体質や体調によっては900mlの汗をかく場合もあり、湿度の多い時期ではお布団がべちゃべちゃになってしまうことも考られます。

寝汗の場合、70%が敷寝具によって吸収されるため、湿気に比例してカビの発生率も高くなります。

一方掛け布団は、寝汗の大部分が敷寝具によって吸収されるため、目に見えて多くのカビが発生することは考えにくいといえます。

カビ発生率の比較でいえば、敷寝具の方が掛け布団に比べてカビがよく発生するということが理解できます。

寝具は毎日多くの湿気を吸収していますので、対策はできるだけ毎日行うようにしましょう。

カビ対策については、後ほどご説明します。

掛け布団ではカビは発生しやすい?対策法は?

上記では「マットレスなどの寝具ではカビは発生しやすい」というお話をしましたが、掛け布団ではカビの発生はほとんどないのでしょうか。

寝汗の70%は敷寝具が吸収しますので、その分マットレスに生えるカビも発生しやすくなりますが、残りの30%は掛け布団側が吸収をします。

敷寝具程ではないにしろ、掛け布団も干すなどの工夫をして除湿しないとカビは生えてしまいます。

よほど通気性の良い寝具ではない限り、通常は寝具の中には湿気が溜まりやすいので、気付かないうちにカビが生えていることも珍しくありません。

見える場所にカビはなくても、お布団の中に生えていることも多いので、掛け布団であっても、お布団は定期的に干すようにしましょう。

このように定期的に干すことが、カビ対策になります。

また、換気させることも大切です。

要は、湿気を溜めないこと、しっかりと乾燥させることが重要になってきます。

お布団であれば、天日干しや使用したあとは、敷きっぱなしにしないということです。

また、マットレスの場合は、外に干すことが難しいです。

そのため、壁に立てかけて置くだけでも、効果があります。

このように乾燥をさせてあげてください。

マットレスなどの寝具のカビ対策を怠るとどうなる?

よほどしっかりと結露対策をしているご家庭では、カビの発生も低いことが考えられますが、通常ではマットレスなどを含めた寝具のカビ対策を怠ってしまうと、カビはどんどん繁殖し、人体に悪影響を及ぼします。

カビ対策を放っておくと、空気中を浮遊するカビの胞子の数も増えるため、健康によくありません。

体内に入り込むカビの数が多いと、体には様々な症状が現れることもあります。

それは、くしゃみや鼻水などを引き起こすアレルギー性鼻炎になってしまったり、酷い場合は気管支炎になる場合もあります。

特に小さなお子様がいるご家庭では、十分に配慮しなければいけません。

一度カビによるアレルギーを引き起こしてしまうと、体質によっては完治することが難しくなる場合もありますので、注意が必要です。

このようにカビ対策を怠ると、体に良くないことがわかったでしょうか。

しかし、対策をするために干すのが大変という方もいることでしょう。

そこで、湿気を溜め込まない方法としては、対策グッズの使用も効果があります。

そこで、次では対策グッズをご紹介していきます。

マットレスなど敷寝具のカビ対策グッズを紹介

寒い冬であっても、室内のカビは湿度の高さや寝具の敷き方によって繁殖してしまうことが分かりましたね。

床に直にマットレスを敷いている場合はもちろん、ベッドをお使いの場合であってもカビは繁殖することもあります。

ではここで、敷寝具のカビ対策法として、おすすめのグッズをネット通販からご紹介しましょう。

【マットレスのカビ対策グッズ】

〇除湿ができる防カビマット

お布団の下に敷くだけで湿気をとってくれる優れ物のマットになります。

お布団の除湿をすることでカビの発生も防いでくれます。

また、汗などの消臭効果は98%以上、ダニの忌避においても70%以上という効果のある優秀な防カビマットです。

ご自宅で洗濯も可能ですので、洗って何度でも使用することができます。

また、お使いのマットレスやベッドに合わせて、シングル、セミダブル、ダブルの3種類のサイズからお選び頂けます。

色もグリーン、ピンク、ベージュが揃っておりますので、お使いの寝具にカラーに合わせることもできます。

販売元:眠り製作所

ネット通販参考価格:10,044円

〇ロール式すのこマット

こちらは、マットレスを床に直に敷いている方におすすめの、すのこになります。

木製ではありますが、従来とは違いくるくると巻いて収納することができますので、お掃除をする際にも大変便利です。

また、床とお布団の間にしっかりと空間を作ることができますので、湿気防止やカビ防止には最適です。

販売元:タンスのゲン

ネット通販参考価格:5,980円

掛け布団にも使用できる便利なカビ対策アイテムを紹介

上記では、マットレスなどの敷寝具に向くカビ対策グッズをご紹介しましたが、ここでは敷布団でも掛け布団でも対応できる、防カビアイテムを引き続きネット通販からご紹介します。

【寝具の防カビアイテム】

〇ハイブリッド除湿機

お部屋の湿度を下げることでお布団全体の湿気も下げ、防カビ、防ダニ対策も可能な優れ物です。

従来の除湿機は、温度によって機能が低下してしまったり、コストが掛かり過ぎることもありましたが、各除湿機の良い部分を合わせ持ったハイブリッドは、年中安定した使用感でコストも以前よりも掛からないというメリットの多い除湿機になります。

また、単に除湿をするだけではなく、送風機能も付いているため、洗濯物を乾かすのにも大変重宝する人気のアイテムになります。

販売元:パナソニック(Panasonic)

ネット通販参考価格:42,800円

〇布団乾燥機

布団乾燥機は、掛け布団も敷布団も同時に乾燥させることができるため、お布団の湿気やカビ対策にももってこいもアイテムです。

また、温度調節もできるため、湿気によって繁殖するダニ対策にも効果があります。

除湿機同様、洗濯物にも応用ができますので、大変重宝するアイテムといえます。

販売元:象印マホービン(ZOJIRUSHI)

ネット通販参考価格:14,530円

マットレスと掛け布団のカビ対策のポイント

1 マットレスなどの敷寝具は、除湿マットやすのこを使用すると良い

2 掛け布団にも応用するなら、除湿機や布団乾燥機を使用すると良い

3 グッズ以外にも、換気やお布団の天日干しをして対策すると良い

お布団のカビは、除湿対策が重要なポイントということが分かりましたね。

お布団のカビ対策をする際は、ぜひ参考にしてみて下さいね。