眠るときに使うベッドですが、上に敷くマットレスはどのような物をお選びですか?
実際眠るときに、マットレスによって眠り心地が変わるとしたら、マットレスを今までよりしっかりと選んで買おうと思われるかもしれません。
今回は、マットレスを扱っているメーカーと、メーカーが出している商品の違い、おすすめする商品などをいくつかご紹介していきます。
マットレスの種類と選び方
まず現在、寝るときに使用しているマットレスはどのタイプの物でしょうか。
マットレスにも、「低反発」「高反発」「高低反発」「スプリング系」と、幾つか種類分けがあります。
○低反発タイプ
衝撃吸収力と押し返しによる復元のスピードが遅く、体圧分散性に優れている物で、寝心地が良いとされています。
○高反発タイプ
低反発に比べて押し返しが強めでバネのような反発力があり、復元も早く、体重の重い人に向いているマットレスです。
○高低反発タイプ
高反発タイプと低反発タイプのハイブリッド型といったところで、両方のタイプの良いところが合わさっています。
○スプリング系
連結式コイルの「ボンネルコイル」と、スプリングが独立している「ポケットコイル」があり、寝心地としてはボンネルコイルの方がポケットコイルより硬めな造りです。
大きくタイプ分けしてみると、このような種類の物がマットレスにはあり、種類別で値段や性能、扱っているメーカーも様々です。
選ぶ基準としては、体重や腰痛のあるなしなどの点から、硬さの違いで選ぶものですが、自分に合った寝心地の物を、店頭で聞いてみることもおすすめします。
低反発マットレスのおすすめのメーカーと商品
低反発マットレスは、寝心地が気持ち良いマットレスですね。
身体にフィットする独特の感じは、低反発ならではでしょう。
そこで、低反発マットレスのおすすめメーカーと商品をご紹介します。
●TEMPUR
テンピュール素材でお馴染みの「TEMPUR」です。
一度は聞いたことのあるテンピュールは、特許技術による素材の名称をそのままメーカー名にした物で、NASAの開発により作られました。
そのため、価格は安くはありませんが、ロケットの宇宙打ち上げの際にかかる負荷を和らげる、体圧分散の技術を味わえるでしょう。
おすすめの商品は「テンピュールオリジナルコレクション」です。
と言うのも、原点と言えるモデルだからです。
こちらのマットレスは適度な硬さがあるので、まずは試していただきたいモデルと言えます。
●Shop japan(株式会社 オークローンマーケティング)
低反発マットレスで有名なメーカーとしては、テレビでも紹介されている「Shop japan(株式会社 オークローンマーケティング)」です。
その中でもおすすめの商品は、「トゥルースリーパープレミアケア」です。
ウルトラヴィスコエラスティックという素材を使用しており、弾力性と復元力で体を包み込むような寝心地があるのが売りです。
また、季節を通して使えるリバーシブル仕様と抗菌作用のマットレスカバーも付属しています。
高反発マットレスのおすすめのメーカーと商品
高反発のマットレスを扱っているメーカーは多いので、独自に選んだ、おすすめするメーカーと商品をご紹介しましょう。
●エアウィーヴ
エアウィーヴが出している商品の中でもおすすめなのが、「エアウィーヴスマート025」です。
このメーカーも、テレビなどで見た方が多いのではないでしょうか。
有名メーカーですね。
こちらのマットレスは、JALの国際線ファーストクラスで使用されているマットレスなので、JALお墨付きの寝心地が期待できます。
素材にエアウィーブ独自の樹脂素材「エアファイバー」を使っているので、夏は涼しく、冬は暖かく寝ることができ、中材を丸洗いできるのも商品の魅力です。
●イヌヤ
イヌヤから出されている「ラクーネ」は、中心部分に体圧分散効果のある「プロファイルウレタン」という素材を使用しています。
そして、マットレス表面の1300個の凹凸構造により、面ではなく点で体を受け止めることで、体の一部に体重が集中しにくくなっているところが、ラクーネの売りポイントでしょう。
●Motton Japan
こちらのメーカーの商品は、メーカー名と同一の「モットン」です。
モットンは、他のメーカーとの違いは、使用する人に合わせて、3段階の硬さが選べる特徴があります。
そして、耐久力もあり、8年使用してもヘタリが3.9%しかないと言われています。
高低反発マットレスのおすすめメーカーと商品
高低反発マットレスは、低反発と高反発の良いとこ取りをしたハイブリッドタイプのマットレスです。
低反発の寝心地の良さと、高反発の寝返りしやすさを兼ね備えていて、マットレスとしては革新的なタイプです。
では、これを扱っているおすすめメーカーと商品をご紹介しましょう。
●YA-MAN
YA-MANからは、「オクタスプリング」です。
こちらは、スプリングの構造による通気性があり、ウレタンフォームが優しくサポートしてくれるので、首、肩、腰に負担が掛かりにくい物になっています。
そして、イタリアの五つ星ホテルでも使用されるなど、品質もお墨付きで、価格も他のマットレスと比べても、お求めやすい値段で売られています。
●新陽トレーディング
次に挙げるのは、「新潟トレーディング」が出している、「エアツリーマットレス」です。
エアツリーの商品の売りは、通気性と、耐久性と、弾力性にあります。
特にエアツリーという名の通り、素材の構造や、カバーにメッシュを入れるなど、そこかしこに空気を通すギミックが施されているところが、他のマットレスにはない魅力でしょう。
スプリングマットレスのおすすめメーカーと商品
スプリング式は、ボンネルコイルとポケットコイルによっても寝心地が異なり、使用感は好みによって違ってきます。
その中でも有名なメーカーと商品をご紹介しましょう。
●フランスベッド
「フランスベッド」は、フランス名前に付いていますが、日本のベッドメーカーです。
日本のメーカーとしても有名なため、ご存知の方も多いでしょう。
また、フランスベッドは、日本国内で唯一、高密度連続式コイルのマットレスを取り扱っているメーカーです。
この高密度連続スプリングを採用している「ディアルテクノ」は、国内でも最も難しい耐久試験を通過したマットレスで、長く使える素晴らしく商品です。
●スランバーランド
イギリス王室御用達のメーカーで、フランスベッドと製造技術提供をしているスランバーランドです。
メーカーの歴史も古く、ロイヤルワラント(王室御用達の証)を授かったブランドとして、ヨーロッパでも格式の高いマットレスブランドとあって、お値段も一級です。
マットレスで他と差をつけたい方は、こちらをおすすめします。
こちらのスランバーランドのおすすめマットレスは、「SL-EX スウィート」です。
スプリングが2層になっていて、ウレタンの詰め物も暑く、最高の寝心地を約束してくれることでしょう。
しかし、値段は他とは別格ですので、予算次第とも言えるでしょう。
機能性・素材・構造・価格を考慮して選ぼう!
先にも述べましたが、マットレスは製造しているメーカーや取り扱っているメーカーで中身の素材や構造に、メーカー独自の視点があります。
そのため、選ぶ上で自分に合ったマットレスをしっかり見極めて購入したいですね。
低反発のマットレスでよく使われる素材にウレタンがありますが、これは、低反発の欠点でもある通気性を下げてしまいます。
その事からも、「低反発を選んで買おう」とお考えの場合、ウレタン素材でも構造的に機密性があまりない物を選ぶか、もしくは高低反発を選ぶ事をおすすめします。
基本的に売り上げトップのメーカーになると、通気性の面での性能は押さえてあるポイントですので、あまり心配はないでしょう。
そして、やはり買うからには長く使い続けたいもので、耐久性を考えたらスプリングマットレスや、高反発マットレスを選ぶ事もありえます。
しかし、そういったマットレスは価格が高価な場合が多いです。
このように、自分はマットレスにどの部分の性能を一番求めているのかを、見据えながら選んでいく事をおすすめします。
マットレス選びで真の安らぎを
マットレスを選んで買うために必要な、基礎的知識をご説明しました。
マットレスは、睡眠の質に深く関わりがある物で、自分に合うマットレス選びが快眠に繋がるか、はたまた快眠を妨げる物になってしまうのか、難しい課題ですね。
そんなマットレス選びは、睡眠するための寝具選びで最も意味ある買い物と言えるのではないでしょうか。
この記事を読んで、自分に合ったマットレスを考えて、今後のマットレス購入の参考の一部にしていただければ幸いです。