床にお布団を敷いて寝る場合はマットレスの追加がおすすめ!

床に直にお布団を敷いて寝ている人も多いのではないかと思いますが、敷布団に厚みがない場合は、寝心地もあまり良くはありませんよね。

床にお布団を敷いて寝るのなら、さらに寝心地を良くするためには、マットレスを追加するのもおすすめです。

今回は、「床にお布団を敷いて寝る場合はどのようなマットレスがおすすめ?」「マットレスを追加するメリットは?」などの疑問についてお答えします。

お布団の寝心地アップには弾力性の高いマットレスがおすすめ

床にお布団を敷いている場合でも、お使いの敷布団が厚めでフカフカの場合では、寝心地も大変良くなりますよね。

しかし、床が硬いフローリングなどで敷布団も厚めの物ではない場合は、寝心地もあまり良くなりません。

このように、お使いの敷布団が薄めであまり寝心地が良くないという場合は、マットレスを追加するようにしましょう。

敷布団にマットレスを追加して敷寝具に厚みを出す事で、寝心地も良くなり睡眠の質も上がります。

マットレスにも様々な種類がありますが、「弾力性の高いマットレスが良い」という場合は、スプリングが使用されているマットレスの追加がおすすめです。

特にボンネルコイルマットレスは、スプリングが使用されているマットレスの中でも弾力性が高く、硬い寝心地になります。

薄めの敷布団で寝ていた期間が長い人の場合では、柔らかいマットレスの使用より、硬めのボンネルコイルマットレスが良いでしょう。

ボンネルコイルマットレスは、硬い分寝返りが打ちやすく弾力性もあるため、薄い敷布団と比べて睡眠の質が落ちる事はありません。

お布団寝心地アップには柔らかい弾力性のマットレスもおすすめ

フローリングなどの床に、直接敷布団を敷いた硬い寝心地に慣れた人でも、「今後は柔らかい寝心地のスプリングマットレスが良い」という場合は、ポケットコイルマットレスの追加がおすすめです。

ポケットコイルマットレスは、マットレス内のコイルが全て独立した構造でできているため、スプリングが全て連結しているボンネルコイルマットレスよりも、柔らかい寝心地になります。

柔らかい寝心地といっても、体が沈んでしまうほど柔らかいわけではありません。

マットレスに体重の掛かりやすい腰や肩部分の重みを自然と吸収してくれますので、体への負担が少なく、睡眠の質を上げるには最高のマットレスといえます。

しかし、体重が重い人の場合では体が沈みやすく、重い腰部分の1点に体重が掛かってしまう事もありますので、購入の際は1度、寝具店などで確認してみると良いでしょう。

床に敷くなら体圧を分散する高反発ウレタンマットレス+お布団

スプリングコイルを使用したマットレスは、弾力性があり寝返りが打ちやすいという事が分かりましたね。

ここでは、包み込むような感触のウレタンを使用したマットレスをご紹介します。

実はウレタン素材のマットレスにも、高反発と低反発の2種類があります。

まずは、高反発のウレタンマットレスからご紹介します。

ウレタンは、もともとは吸収材として開発された素材のため、衝撃に強いという特徴があります。

そのため、体全体を包み込むような感触があり、体圧を分散してくれます。

なかでも高反発ウレタンは、硬めの素材でできているため、体が沈みにくく体重が重い人にも向いています。

敷布団を介して寝るのであれば特に問題はありませんが、直接使用する場合、ウレタンは通気性に劣るため、汗をかきやすい人の場合は、寝汗などの湿気が溜まりやすくなります。

また、通気性が悪い事で、背中などの「マットレスに当たる部分」が蒸れやすく、暑さを感じるという人も意外と多いです。

もし通気性が気になるという人は、通気性対策が施されている「凹凸のあるタイプ」「オープンセル構造やセルプールなどの製品」を選ぶと良いでしょう。

それでも蒸れなどの湿気が気になる場合は、除湿マットなどを利用するという方法もあります。

それでは次は、低反発のウレタンマットレスについて見ていきましょう。

床に敷くなら柔らかい低反発ウレタンマットレス+お布団

体全体を包み込むように吸収してくれるウレタンマットレスは、高反発では硬く、体重が重い人や、硬い寝心地が好みの人にとっては大変おすすめ、という事が分かりました。

また、硬めの素材は寝返りが打ちやすいという、睡眠の質にとってもメリットが多い事も理解できたのではないでしょうか。

では、ここでは低反発のウレタンマットレスについて見ていきましょう。

低反発のウレタンマットレスは、高反発とは違い、大変柔らかい寝心地のマットレスになります。

そのため、特に体重が重い人では体が沈みやすいという特徴があります。

しかし、お使いの敷布団の厚みによっては、直に使用するよりは極端に体の一部が沈む事は考えにくく、むしろ厚みが出る分、寝心地がアップするという事も考えられます。

しかし、場合によっては敷布団を介した使用法であっても、体重が重い人の長時間の使用では、体が沈む事も考えられます。

購入の場合は、万が一の事を考え、1度寝具店で寝心地を確認してから購入すると良いでしょう。

以下では、床のマットレスを敷く場合のマットレスのメリットやデメリットについて見ていきましょう。

床にマットレスを敷く場合のメリット

床に直にお布団を敷いている場合では、長年の使用などにより厚みがなくなってしまう場合があり、敷寝具に厚みを持たせたいとお考えの人もいる事と思います。

その場合は、厚みのある敷布団を買い直すという方法もありますが、マットレスを追加する事で厚みが出て寝心地がアップします。

敷布団を使用しなくなった際にでもマットレスを利用して寝る事もできるため、大変重宝する寝具といえます。

また、特にベッドマットレスのような厚みのある寝具を追加する事で、敷布団に高さが出るため、起きて立ち上がる際の動作が楽になる点では、筋力の弱いお年寄りにもおすすめです。

そして、上記でもお話ししましたが、マットレスは通常の敷布団よりも弾力性があるため、寝返りが打ちやすいというメリットからも、腰痛や関節痛をお持ちの方にも大変重宝する寝具といえます。

敷布団の下に敷いて使用するという事であれば、硬めでも柔らかめでも使用には特別大きな問題はありません。

「硬めの寝心地が好み」と確定している場合は、ボンネルコイルマットレスか高反発のウレタンマットレスが良いでしょう。

床にマットレスを敷く場合のデメリット

マットレスは睡眠の質を上げるという事が分かりましたが、実は使用法によってはデメリットもあります。

床に直接敷いて使用する場合は、やはり湿気や結露などでカビが生えやすくなります。

特に冬の窓側は、部屋の中でも湿気や結露が一番発生しやすいため、窓の近くにマットレスを置く場合には注意が必要です。

湿気が発生しやすい時期は、冬以外にも春先の梅雨や秋の長雨などもあり、湿度の高い時期は多いので、マットレスを床に直に置く場合はカビの発生に注意しましょう。

特にウレタンのマットレスは通気性に劣りますので、敷布団の裏側に湿気が溜まって、カビが生える可能性があります。

また、吸湿性に劣るといわれているウレタンであっても、マットレス内にはカビが発生します。

通気性や放湿性に優れたスプリングマットレスも、床に直に置いて使用する場合は、カビが生える事もありますので、どのようなマットレスを使用する場合でも、湿気に対するカビ対策は必要です。

その場合は、床にすのこを置くなどの工夫をするようにしましょう。

すのこを置く事で通気性が良くなり、湿気の溜まりを防ぐ事ができますので、マットレスを購入する際は、すのこも一緒に購入すると良いでしょう。

床にお布団を敷いている人が追加するならこんなマットレスがおすすめ

今回のポイントは3つです。

1 床にお布団を敷く場合、弾力性を重視するならスプリングマットレス

2 柔らかい寝心地が良いならウレタンの低反発マットレス

3 硬くても体圧の吸収性を重視するなら高反発のウレタンマットレス

マットレスは、睡眠の質を上げてくれる寝具である事が分かりましたね。

購入の際は、ぜひ参考にしてみて下さいね。