トイレの水回りってシンプルで使い勝手は良いのですが、シンプル過ぎて少し寂しいと感じることもあるのではないでしょうか。
トイレは狭い空間ですが、家族の誰もが必ず毎日入る場所です。
インテリアを変えて見た目にも楽しくすれば、使用するたびに気分も楽しくなるのではないでしょうか?
そこで今回は、トイレの水回りを楽しくするインテリアの中で、様々な形のものをご紹介します。
トイレの水回りに小物でインテリアを
トイレの水回りを楽しくするために、まずは簡単なインテリアからご紹介していきます。
一番簡単で特に技術を必要としないのは、やはり小物をタンクの水が注ぐ部分に飾ることでしょう。
ビー玉や石などはポピュラーなものですが、長く愛されているだけあって種類も豊富であり、洗う時も簡単なので水回りにはとても適していると言えます。
ビー玉や石で飾る時には、季節ごとに色を変えると楽しいものとなります。
例えば春はピンクと透明のビー玉にやわらかい色味のフェイクグリーンを、夏には白い石と青いビー玉で海のイメージに、というようにです。
そこに小さな動物の人形を置いて、物語のひとコマを作ってみるのも、おもしろいかもしれません。
その場合には、水の注ぎ口にもフェイクグリーンを巻くなどして隠すと、タンクのイメージが一層薄れて見えます。
ただし、直接タンクにビー玉を置く時には、タンクの口をしっかりと小さな網などで塞いで、水以外のものが入らないように注意してくださいね。
もし、タンクに直接置くことが気になるならば、透明のガラスケースにビー玉や石を入れてから水の注ぎ口の左右に設置してはいかがでしょうか?
タンクのお掃除をする時にも、片手で持ち上げてサッと吹くことができるので、こまめにお掃除をされる方には向いているでしょう。
カラーサンドを使用して水回りに彩りを
様々な色を選べるものとして、トイレの雰囲気を作るためにカラーサンドを使用するのも非常におすすめです。
カラーサンドとは、カラフルな色のついた石や砂のことで、代表的なものでは大理石の粒やゼオライトが使用されています。
また、ガラスを細かくしたようなグラスサンドも合わせて、カラーサンドと称されることもあります。
ガラスケースに何色かのカラーサンドで層を作り、上にフェイクグリーンを置くだけで可愛らしい観葉植物が簡単にできあがります。
また、グリーンではなく貝殻や人形を置いても可愛らしい飾りになります。
ジェルキャンドル用のジェルを流して固めると、まるで水の中のように幻想的なインテリアにもなりますよ。
そうした飾りを水回りに飾るだけで、明るく華やかな空間にすることができます。
ただし、ガラスケースにカラーサンドだけでは本物の植物を育てることができませんので、フェイクグリーンを使用するようにしてくださいね。
カラーサンドを使用した観葉植物はでき上がったものも販売されていますが、少々お値段が張りますので、自分で作る方が安くお好みのものができます。
今では100均でもたくさんの種類が販売されていますので、できるだけたくさんの種類を安価に手に入れたいですね。
トイレの水回りはタンク自体に装飾を
トイレの水回りのインテリアは、必ずしも何かを飾らなくてはいけないわけではありません。
あんまり物を置くのが好きではない方も、トイレを華やかにしたいと考える方はたくさんいらっしゃるでしょう。
そんなすっきりとしたインテリアを好む方には、タンクに貼ることができるウォールステッカーをおすすめします。
トイレ用のウォールステッカーは意外にも種類が豊富で、ワンポイントで貼るものから全体的に飾れるものまであります。
側面だけではなく、防水加工で水の受け皿に貼ることができるものもたくさんあります。
中でも季節を通して人気が高いのは、リーフ柄や花柄です。
さわやかなグリーンや、明るい花のステッカーは狭いトイレの中を明るく見せてくれますね。
他に、黒一色のステッカーをあえて選び、モノトーンの落ち着いたトイレにしてみても素敵です。
また、特におすすめしたいのは、サンコーの「ズレないデコれる消臭シート」のシリーズです。
ステッカーではなく吸着シートで貼るだけなので跡が残らず、合わせて消臭もできる優れもののため、床に消臭剤を置く手間も省けますよね。
ステッカーにも消臭を兼ねているものはたくさんありますので、お好みの柄をぜひ探してみてくださいね。
トイレの水回りは収納を兼ねたインテリアが便利!
ここまで、トイレの水回りに合うインテリアをご紹介してきましたが、インテリアとして楽しいだけではなく、収納もプラスさせるとよりすっきりとしたキレイなトイレになると思いませんか?
トイレは狭いので、中に収納がないと掃除道具などもタンクの下にそのまま置かれてしまうことがあります。
しかし、インテリアとしてはあまり見栄えが良くないものですよね。
そこでご紹介したいのは、組み合わせて使用できるトイレラックで、トイレのタンクの左右に細長いラックを置き、そこへトレイをまたぐ形で天板を置く商品です。
こちらはいくつかのメーカーで販売されていますが、セシールでは2500円前後の金額で購入することができます。
ラックがあれば収納はできて、タンクに直接インテリアを施さなくて良いので、賃貸住宅でも安心して使用できますよね。
他にも、突っ張り棒と突っ張り棚をダブルで使用する方法があります。
タンクよりも1mほど高く突っ張り棒をつけて30cmほどのカーテンを通し、カーテンで隠れる位置に突っ張り棚をつけます。
突っ張り棚だけだと収納が丸見えですが、カーテンで見せたくないものを隠すことができ、カーテンを変えるだけで季節感を出すことができますよね。
この方法では掃除道具などを置くのは難しいのですが、トイレットペーパーをストックするには最適ですよ。
トイレの水回りをDIYでおしゃれに変身!
さて、ここではトイレの水回りをDIYでおしゃれに変身させる方法についてご紹介します。
今、「タンクのあるトイレをタンクレスに見せる」という、DIYが非常に人気の高いものとなっているのはご存知でしょうか?
作り方は、まずベニヤ板を使用してタンクの左右に土台となる枠組みを作り、タンクの水の受け皿部分のみくり抜いて天板を渡します。
あとは、トイレのタンクを隠すように、背もたれ部分から後ろにカットしたベニヤ板を貼っていきます。
つまり、タンクの水が出る場所以外をすっぽりと覆う形でカウンターができたようなものです。
タンク部分だけを上手く隠すと、トイレのタンクではなく手洗いが別についているようで、とてもすっきりと清潔に見えます。
しかし、言葉で言うのは簡単ですが、ベニヤ板をトイレの曲線に合わせてカットしていくのはDIYの初心者では非常に難しいものです。
そのため、簡単にカットできるブラダンや発泡スチロールで代用する方が、簡単にできるかもしれませんね。
もっと簡単な方法としては、タンクの水の受け皿の前後に突っ張り棒で枠を作り、そこへカットしたプラダンやカラーボードを接着するという方法もあります。
自分で作るものであれば、自宅のトイレにピッタリのものができますし、リメイクシートやウォールステッカー、ペンキでペイントなど、好きなインテリアへ変えることができますよね。
ただし、市販のものと比べるとどうしても耐久性に欠けるため、耐荷重や防水などをしっかりと意識して作るようにしてみてくださいね。
トイレのインテリアを変えるメリットは?
最後に改めて、トイレの水回りを変えることで、どのようなメリットがあるのかをご紹介します。
冒頭でも述べましたが、トイレのインテリアを変えると入るたびに楽しくなりますよね。
しかし、インテリアを変えるメリットは、キレイに見せることよりも「キレイを保てるようになること」にあります。
風水でも、トイレはキレイに清潔に保つことが運気上昇の鍵となることは有名です。
しかし、毎日のお掃除は時間がかかりますし、それほど汚れていなければ「手を抜いてしまう」なんてこともあるかもしれません。
そんな時でも、何も置いていないトイレと、インテリアに凝っているトイレとでは、お掃除へのモチベーションが変わってくるのではないでしょうか。
人は、手を掛ければ掛けた分だけその場所を大切にできるものです。
何もしていないトイレよりも、自分で飾ったトイレの方がお掃除も頻繁に行う気持ちになれるでしょう。
以前にテレビで紹介されていましたが、観光地や商業施設で女性に好感度が最も高かったのは「トイレがキレイで清潔であること」でした。
いつ、誰が使用しても気持ちの良いトイレになるよう、素敵なインテリアでひとつだけの空間を作ってみてくださいね。
トイレを何度でも行きたくなる場所へ
トイレは、どれだけ狭い空間でもインテリアを楽しむことができます。
むしろ、狭いからこそアイデアが光る場所とも言えますよね。
今回ご紹介したのは、タンクがあるからこそできるアイデアばかりです。
短い時間であっても、トイレを使用する時に気持ち良く過ごせるよう、自宅のトイレのインテリアを見直してみるのも良いでしょう。