壁紙で部屋をおしゃれに演出!インテリアの合わせ方も解説

壁紙は、部屋の印象を大きく左右します。

部屋をおしゃれに演出するには、壁紙の色や柄にこだわってインテリアとの調和を大切にすることが重要ですが、選び方が難しいと感じている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、壁紙を使って部屋をおしゃれに演出する方法をご紹介します。

インテリアとの合わせ方も交えながら解説するので、ぜひ参考にしてください。

リビングに合う壁紙の特徴とインテリアコーデのポイント

まず最初に、リビングやダイニングに合う壁紙の特徴と、インテリアコーディネートのポイントをご紹介します。

リビングやダイニングは、家族が集まってくつろぐ場所であり、食事をする場所でもあります。

そのため、落ち着いて過ごすことができ、あたたかみのある雰囲気作りが大切です。

そこで、リビングやダイニングにおすすめなのが、淡い暖色系の壁紙です。

オレンジに近いオフホワイトや、ピンクベージュなどの落ち着いた色の壁紙は、心を落ち着かせる効果や部屋を広く感じさせる効果があります。

加えて、暖色系の色には、食べ物を美味しいと感じさせる効果もあります。

家族揃っての食事や、くつろぎタイムにぴったりの壁紙と言えます。

ただ、ここで注意したいのが、はっきりとしたオレンジや赤といった暖色系の壁紙には、視覚的に興奮させる作用や緊張させる作用があるので、くつろぐ場所であるリビングやダイニングには向きません。

また、柄物の壁紙も家電やインテリアが多いリビングに合わせると、散らかった印象になるのであまりおすすめできません。

落ち着きがあり、おしゃれなリビングダイニングにするには、淡い単色の暖色系の壁紙を選び、インテリアは木製のものを取り入れると、よりあたたかみのある空間になります。

壁紙でキッチンをおしゃれに!インテリアとの調和を重視

続いて、壁紙でキッチンをおしゃれに演出する方法をご紹介します。

キッチンは料理をする作業スペースであり、ダイニングキッチンの場合は食事の際に目に入る場所でもあります。

そのため、落ち着いて料理を楽しむことができ、ダイニングとの繋がりを持たせる壁紙を選ぶことが大切です。

そこで、落ち着いて料理ができるという点やインテリアとの調和を考えると、全面に柄物の壁紙を使用するのはやめた方が良いです。

キッチンは調理器具や家電、インテリアなど、物が多い場所です。

そこに、水玉模様や花柄などの壁紙を張ると、ごちゃごちゃとした印象になってしまいます。

また、圧迫感があったりキッチンが狭く感じる視覚的影響もあります。

そこで、キッチンをすっきりとした印象で仕上げ、おしゃれに演出する方法として取り入れたいのが、腰壁です。

腰壁とは、壁の半分だけをベースとは異なる壁紙にすることです。

キッチンのベースとなる壁紙は、リビングやダイニングの壁紙と同系色にして繋がりを持たせ、下半分にレンガ調や木目調などの柄物の壁紙を入れると、まとまりのあるおしゃれなキッチンに仕上がります。

インテリアとも調和した素敵な空間になりますよ。

寝室の壁紙は色の心理的効果を考えて選ぶ!

寝室は、1日の最後にリラックスして疲れを癒す場所であり、睡眠を取ってエネルギーを回復させる大切な場所です。

そこで、精神的な安定やリラックス効果を考えると、寝室のベースとなる壁紙の色はアイボリーやベージュ、淡い寒色系の色などが向いています。

アイボリーやベージュなどの色は、落ち着いた空間に仕上がり、インテリアとも合わせやすいです。

しかし、これらの色は無難すぎて使いたくないという方は、精神を落ち着ける作用のある青がおすすめです。

青には、鎮静作用の他にも睡眠を促進させる効果もあります。

ただ、はっきりとした青色の壁紙を寝室全面に使うと、悲しい気分や不安感といった心理的作用が働いてしまうこともあるので、注意が必要です。

このことから、寝室に取り入れる際には淡い青色の壁紙を選ぶと良いです。

また、全面を淡い青色の壁紙にするのもおしゃれですが、インテリアとの調和を考えて、アクセントクロスにする方法もおすすめです。

アクセントクロスとは、1面だけ、ベースとなる壁紙とは異なる色の壁紙を取り入れることです。

ベースとなる色は、前述したインテリアとの相性が良いアイボリー系の壁紙にし、1面だけを淡い青色にすると程良いアクセントになりおしゃれです。

また、淡い青色の壁紙は、マリン系や西海岸風の寝具やインテリアに合います。

昔ながらの和室は壁紙を変えておしゃれな和モダン風に!

最近、床の間があり壁は土壁など、純和風な和室をおしゃれな和モダン風の部屋に変えるリフォームが注目を集めています。

伝統的な和の空間に、洋風なインテリアや間接照明を合わせるなどして、欧米のモダンテイストを取り入れることで、和の風合いも残しつつ機能的でクールな空間に仕上げることができるリフォームです。

大がかりなリフォームのようなイメージがありますが、壁紙を変えるだけでも和室の雰囲気が大きく変わります。

和室に適している壁紙は、土壁以外にも和紙や珪藻土、漆喰など種類が豊富です。

この中で、和室を和モダンな雰囲気に仕上げる際に特におすすめなのが、和紙の壁紙です。

和紙の壁紙は質感にあたたかみがあり、色や柄が豊富です。

ベースは落ち着いた単色にし、遊び心のある柄の和紙の壁紙をアクセントクロスとして取り入れることで、和室が一気におしゃれな和モダン風に生まれ変わります。

壁紙を和モダン風にすることで、合うインテリアの幅も広がります。

背の低いソファやテーブルなどの使いやすいインテリアを取り入れることで、用途が限られていた和室も客間として利用できるようになるなど、メリットも大きいです。

木目調の壁紙は部屋を広く見せる効果がある!

部屋を木の風合いやあたたかみが感じられる雰囲気に演出したい場合は、木目調の壁紙を取り入れるのがおすすめです。

リアルな木目調の壁紙はインテリアと調和し、他の柄物の壁紙とは違い、全面に使用しても圧迫感を与えません。

特に、木製のインテリアとの相性が良くく、ナチュラルな色の木目調壁紙を使用すると、部屋がバンガローやコテージのような雰囲気に仕上がります。

また、パイン木目調の壁紙は、部屋がカントリーなイメージになります。

木目調の壁紙は他にも種類があり、白い使い古されたようなシャビーシックな木目調の壁紙は、西海岸風のインテリアとマッチし、部屋をぐっとおしゃれな空間に演出することができます。

また、濃いブラウンやブラックに近いような色の木目調壁紙は、ビンテージ家具との相性が良いです。

さらに、縦に並んでいる木目調の壁紙は、天井が高く感じる視覚的効果があり、横に並んでいる木目調壁紙は部屋を広く見せる効果があります。

賃貸は剥がせる壁紙でおしゃれに!インテリアもこだわって

賃貸物件の場合は、原状回復の問題から、壁紙を自由に変えることが難しいと思っている方もいるのではないでしょうか。

しかし、最近では貼って剥がせる壁紙が販売されており、色やデザインが豊富でDIYに取り入れる方が多くいます。

原色系の壁紙とレトロなインテリアを合わせて、レトロポップな部屋に仕上げたり、アクセントクロスに個性的な柄を取り入れるなど、賃貸物件でも自由自在に部屋の雰囲気を変えることができます。

また、前述した木目調の壁紙も、貼って剥がせるタイプのものが豊富にあります。

木目調や柄物の壁紙を2枚以上貼る際には、つなぎ目の模様を揃えると綺麗な印象になります。

模様がちぐはくだと、壁紙と壁紙の境目がわかり違和感が出て、格好悪い仕上がりになってしまうので注意が必要です。

張り方に注意しながら、部屋を自分好みのおしゃれな空間に仕上げてみましょう。

壁紙で部屋をおしゃれに!インテリアとの調和がカギ

これまで、壁紙を使って部屋をおしゃれに仕上げる方法をご紹介してきましたが、いかがでしたか?

色の心理的効果を取り入れて壁紙を選ぶと、部屋がおしゃれになるだけでなく、快適に過ごせる空間に仕上がります。

また、柄物の壁紙はアクセントクロスや腰壁として取り入れるとまとまりが出ます。

壁紙を選ぶ際には、インテリアとの調和を重要視するとテーマが統一されて、部屋が洗練された印象になりますよ。