引っ越しや部屋の模様替えなどで雰囲気を変えたい場合、皆さんはどのような工夫をされているでしょうか。
家具を増やしたり、配色を変えたりする事も多いのではないかと思いますが、大型の観葉植物も部屋の印象を変えるおしゃれなアイテムになります。
部屋のインテリアに迷ったら観葉植物が良いですよ!
今回は、「おすすめのおしゃれな大型観葉植物にはどのような物があるの?」などの疑問についてお答えします。
インテリアに大型観葉植物を置く心理的効果
疲れている時に外を散歩したり、公園などの木々を見てリラックスした経験のある人は多いと思います。
植物を身近に置いて見る事は人にとってどのような効果があるのでしょうか。
ご存知の方も多いとは思いますが、植物の緑色には気分をリラックスさせるという視覚効果があります。
そのため、植物の緑が視覚に入る場所では脳にもアルファ波が出やすくなり、仕事や勉強に集中しやすくなるという効果があります。
また、緑は視覚的刺激が少なく安定している色のため、常に見える位置に置く事で、コミュニケーションが上手になるといわれているため、子ども部屋や家族が集まるリビングに置くご家庭もあるほどです。
植物によるセラピーも存在しており、生きた植物を鑑賞したりお世話をする事で心の充実を図るサークルもあるほど、植物には癒しの効果があるのです。
観葉植物は、大型の物が家に1つあると、素敵なインテリアになってくれる事は間違いありませんね。
インテリアに大型観葉植物を置く身体的効果
インテリアに大型観葉植物を置く身体的効果には、どのような事があるのでしょうか。
上記でもお話しましたが、観葉植物の緑にはリラックス効果があります。
リラックスする事は心理的にも良いのですが、実は身体にも良い効果を与えます。
観葉植物の緑が視覚に入る事で、心拍数や血圧、呼吸などの自律神経が安定します。
それにより筋肉の緊張がほぐれ、ストレスが改善されるのです。
眼精疲労の回復に効果があるといわれていますので、日ごろ目の疲れが気になっている人にも効果的です。
また、観葉植物は生きた植物ですので、光合成をして酸素を放出します。
室内の二酸化炭素を吸収するため、空気をきれいに清浄する効果もあります。
水分を含んでいるため、部屋の湿度を保つ役割も果たします。
また、観葉植物はフィトケミカルと呼ばれる化学物質を放出します。
植物によってフィトケミカルの放出量に差はありますが、この化学物質はカビの繁殖を抑える効果がありますので、大型の観葉植物が家に1つあるだけで、心理的にも身体的にも受けるメリットは大きいといえますね。
インテリアにおすすめの大型観葉植物モンステラ
観葉植物を置くメリットがある事がわかっていただけたかと思います。
それでは、是非インテリアも兼ねて、大型の観葉植物を置いてみてください。
そこで、ここからはインテリアにおすすめの観葉植物をご紹介していきましょう。
まず最初にご紹介するインテリアにおすすめの観葉植物は、モンステラです。
葉の形に特徴があり、南国の雰囲気が漂う人気の観葉植物です。
小さな種類もありますが、大型種では2mほどもあります。
もともとは熱帯アメリカに生息しており、乾燥に強いという特徴も持ち合わせています。
日光が当たる場所に置きさえすれば、時々水を与えるだけで良いので育てやすく、初心者にもおすすめです。
また、室内で育てる場合の注意点があります。
それは、直射日光を避ける事です。
自然の中で自生している状態では、他の木々も生えているため適度に日光が当たるのですが、窓辺の場合はレースのカーテンをしないと葉が焼けてしまい、変色する恐れがあるため、注意が必要です。
また、もともとが熱帯アメリカの植物ですので、寒さには弱い性質があります。
5度を下回る温度では弱ってしまいますので、寒い地方で育てる場合には室温には気を付けましょう。
インテリアにおすすめの大型観葉植物ドラセナマッサン
次におすすめするのは、ドラセナマッサンです。
「幸福の木」と呼ばれる人気の大型観葉植物で、きれいな黄緑色の葉が特徴です。
もともとは熱帯アフリカの植物ですので寒さには弱い性質がありますが、暖かい室内であれば、手間も掛からず丈夫に育ちます。
室内の明るい場所ならインテリアのどこに置いても大丈夫ですが、直射日光は葉焼けの原因になるので避けましょう。
また、生育に必要な温度は18度から30度です。
そのため、ベランダに置いている場合は、秋口頃から室内に移動すると良いでしょう。
水やりについては、土の表面が乾いていたらたっぷりと水を与えるだけで良いので判断に迷う事もありません。
ただし、冬期は成長が遅いため、水もあまり必要としませんので、回数を減らすようにしましょう。
また、虫が付く事もありますので、霧吹きなどを使用して葉を拭く事も大切です。
インテリアにおすすめの大型観葉植物シマトネリコ
最後にご紹介するのは、シマトネリコです。
15m以上にも育つ木で、ひと昔前までは庭木として人気がありました。
丸みを帯びた葉が可愛く、最近では観葉植物としても人気があります。
多少の寒さには強いのですが、マイナス3度以下では枯れてしまう事もありますので、ベランダに置いてある場合は、寒くなる前に室内へと移動するようにしましょう。
そして、シマトネリコは、乾燥に大変弱い性質がありますので、水はたっぷりと与えると良いです。
また、成長がとても速いので、数年に1度植え替えが必要になります。
シマトネリコも直射日光が苦手ですので、インテリアの配置をする時に、そのような場所は避けましょう。
そして、大型観葉植物に共通していえる事ですが、室内では埃がかぶってしまいますので、葉は時々拭く事を心がけてください。
インテリアにおすすめの大型観葉植物の飾り方
インテリアにおすすめの人気の大型観葉植物を購入したら、飾り方も気にしてみましょう。
飾り方をいくつかご紹介します。
【大型観葉植物の飾り方】
〇家具が少ない場所
大型の観葉植物は存在感があるので、同じような大きな家具がある場所では、家具の陰になってしまう可能性もあり、せっかく購入してもインテリアとして見て楽しむ事ができません。
観葉植物には癒しの効果があるため、よく見える位置に置く必要があります。
そのため、高さのある家具のない場所に置くようにしましょう。
〇部屋の隅
光が届く場所であれば、さみしくなりがちな壁に面した部屋の隅に置いても印象が良く、インテリアとしても十分な魅力を演出する事ができます。
また、鉢を茶系の麻布で巻くなどのアレンジを加える事で、おしゃれ感がグッと増しますのでおすすめです。
〇あえて部屋の中央に
リビングが広い場合は、あえて部屋の中央に置くのもおすすめです。
ただし、その際はソファやテーブルなど、観葉植物よりも低い家具の横に置くのがポイントです。
ソファやテーブルなどの隣に置く事でバランスも良くなりますし、座る隣に大型の観葉植物がある事で安心感も生まれます。
置き方によっては、インテリア性が増し家具の配置バランスも良くなりますので、部屋の中央に置く際は、低い家具の隣がおすすめです。
〇寝室に置く
観葉植物にはリラックス効果の他にも、空気清浄や湿度を保つ働きがありますので、寝室にも最適です。
睡眠の前に植物の緑を見る事ができますので、アルファ波が出やすく自然な心地良い眠りにつきやすくなります。
日中に明るい日差しが入るのであれば、寝室もおすすめです。
部屋のインテリアにおすすめな大型観葉植物
1 部屋のインテリアには南国の雰囲気が漂うモンステラがおすすめ
2 幸福の木で有名な大型観葉植物ドラセナマッサンもインテリアにおすすめ
3 多少の寒さには強く丸みを帯びた葉が可愛いシマトネリコもおすすめ
観葉植物は人にとっても様々なメリットがあり、また、部屋のどこに置くのか決める楽しみもあります。
購入の際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。