疲れた体をお布団に横たえ、眠りにつく瞬間は、至福のひと時ですよね。
しかし、お布団に入ると、くしゃみが出たり、体が痒くなったりということ、ありませんか?
それは、ダニが原因で起こっているかもしれません。
そこで、今回は、ダニ対策として人気がある「防ダニ布団」について、ご紹介していきます。
ダニ対策でお悩みの方、ぜひ参考にされてみませんか?
お布団にダニが発生する原因とは?
今回は、ダニ対策として人気がある防ダニ布団についてご紹介していきますが、そもそも、なぜお布団にダニが発生してしまうのでしょうか?
その原因を見ていきましょう。
《侵入経路の多さ》
「ダニがいない家はない」といわれるほど、家の中にダニは多くいます。
その原因の1つとして挙げられるのが、侵入経路の多さです。
外出時の洋服にダニがくっついていたり、風とともに窓から侵入してきたり、さらには、宅配便の段ボールに付いていたりと、あらゆる方法で侵入してきます。
そのため、ダニの侵入を防ぐということは、まず難しいのが現状です。
《繁殖力の強さ》
ダニの成虫は2~3ヶ月で寿命を迎えるといわれますが、その間に50~100個もの卵を産むともいわれています。
そのため、ダニ対策を疎かにしていると、2ヶ月で1万匹も発生するという恐ろしい事態を引き起こしてしまうほど、強い繁殖力を持っています。
《大量発生要因とお布団の特徴がマッチしている》
ダニが大量発生する要因として、以下の3つが挙げられます。
①温度が20~30度で、湿度が60~80%
②餌となる塵や老廃物が多くある
③外敵がおらず、安全に卵を産める
これらの要因にマッチしているのが、お布団類といえます。
寝ている時にお布団は温められ、人間がかく寝汗で湿度も上昇しています。
さらに、寝ている間に皮脂などの老廃物が付着するので、格好の繁殖場所になってしまうのです。
上記のようなことが原因となり、お布団類にはダニが発生しやすいといえます。
防ダニ布団とはどんなもの?
ダニの発生を防ぐのは難しいですが、ダニがお布団類に入り込むのを防ぐには、さまざまな方法があります。
その1つとして人気があるのが、防ダニ布団です。
では、防ダニ布団とはどういうものなのでしょうか?
種類別に、特長を見ていきましょう。
①薬剤加工がされている防ダニ布団
これは、お布団自体に、ダニを寄せ付けない薬剤で加工がされているものです。
販売されているお布団の多くは、安全性の高い薬剤が使われているため、アレルギーなどの心配は少なくなっています。
ただ、この防ダニ布団のマイナスポイントが、防ダニ効果が使用とともに薄れてしまうという点です。
新品時に、高いダニ忌避率を誇っていても、洗濯を重ねるごとに、段々と効果が下がってしまいます。
②高密度に織られた化学繊維生地の防ダニ布団
化学繊維の糸を高密度に織って生地にすることで、ダニすら通さないお布団になっているものです。
化学繊維を使うことで、リーズナブルなお値段で購入できますが、密度が高いがために、通気性や吸湿性が劣ってしまい、ムレ感が気になってしまうというデメリットもあります。
また、低品質のものであると、高密度で織られた生地にゆるみが出てきてしまい、防ダニ効果が薄れるという弱点もあります。
③高密度に織られた綿生地の防ダニ布団
綿糸を高密度に織って生地にし、ダニを通さない仕様になっている防ダニ布団です。
通気性や吸湿性は若干低下してしまいますが、天然繊維である綿を使っているため、化学繊維のものとは違い、ムレ感はそこまで気にならないものになっています。
このお布団も、低品質のものであれば、防ダニ効果が薄れるというマイナスポイントがあります。
人気の防ダニ掛け布団ベスト3!
まずは、防ダニ掛け布団のおすすめベスト3をご紹介していきましょう。
第3位:「縫い目ゼロの防ダニ掛け布団 羽毛タッチ(アルファイン)」
東洋紡の防ダニ繊維『アルファイン』で隙間なく織られた生地を使った、防ダニ掛け布団です。
縫い目が全くないため、ダニが入り込む余地もなく、10回洗濯をした後でもダニの通過率は0という結果も出ています。
掛け布団の中には、「ダクロン(R)NATURAL FEELダウン・ライク」の中綿が使われており、まるで羽毛布団のような保温性と軽さを実現しています。
また、この掛け布団は、自宅の洗濯機でも洗えるという点も、おすすめポイントです。
第2位:「防ダニ布団 ダニゼロック」
綿100%の高密度生地でできた、人気の防ダニ布団です。
ダニの成虫だけでなく、卵や幼虫さえも通さないほどの高密度生地な上に、キルトの縫い目もないため、ダニの侵入経路をシャットアウトしています。
特に、お布団表面に針穴を開けない製法は、職人さんが手作業で行っているなど、1つ1つ丁寧に作られている点もおすすめポイントの1つです。
中綿を入れて縫製し終えたお布団は、高熱処理が施され、中綿に潜んでいたダニやその死骸も無害化されており、ダニ0を実現しています。
このように、お布団の中にはダニが入り込んでいないため、天日干しと粘着式クリーナーでのホコリとりだけでお手入れが終わるというお手軽さも、おすすめポイントです。
第1位:「防ダニ布団 ダウンエッセンス 掛け布団」
日本アトピー協会からも抗アレルゲン効果が認められている、高分子ポリマー系抗アレルゲン剤『アレルバスター』を繊維に固定した生地を使った、防ダニ布団です。
このアレルバスターは、触れたり、口に入っても大丈夫という安全性の高い物質のため、安心して使用することができます。
また、水にも溶けないため、洗濯をしても効果は落ちません。
実際に、50回の洗濯後でもダニ通過率0という実験結果も得られています。
中綿には、『ダクロン(R)コンフォレル ダウンエッセンス』という、肌触りも保温性もよいものが使われており、快適に眠ることができますよ。
人気の防ダニ敷布団ベスト3!
敷布団も防ダニ仕様であれば、安心ですよね。
ここでは、防ダニ加工がされた人気の敷布団ベスト3を、ご紹介しましょう。
第3位:「帝人マイティートップ綿 固綿入り三層敷布団」
帝人が開発した、防ダニ機能を持つポリエステル綿『MIGHTYTOPⅡ』を使用した敷布団です。
このマイティートップ綿は、安全性が確認された加工剤により防ダニ加工がされているため、安心して使える点もおすすめです。
さらに、通気性・透水性がよく、抗菌・防臭加工もされているので、清潔に眠ることができます。
また、固綿をマイティートップ綿で挟み込む3層構造になっているので、適度な弾力性を持ち、バランスのよい寝姿勢を保つことができます。
第2位:「ダニゼロック」
抜群の防ダニ機能とお手入れのしやすさで人気の敷布団が、このダニゼロックです。
側生地には綿100%の特殊高密度織物を使い、さらに針穴ゼロを実現しているため、ダニが敷布団内部に入り込む余地がありません。
また、特殊高熱処理を行うことで、製造過程で混入したダニさえも完全に除去することができます。
ある実験では、6年間使用したダニゼロック敷布団を調べた所、ダニは1匹も見つからなかった、という結果も出ています。
防ダニ布団として、おすすめの商品です。
第1位:「クラッセゼロ」
高密度繊維で織られた生地を使った、防ダニ敷布団です。
隙間なく織られた生地のため、ダニ通過率は0%であり、洗濯をしてもその効果に変わりはありません。
固綿に、防ダニ・抗菌・防臭性に優れた『マイティートップ』という柔らかい中綿で挟み込むサンドイッチ製法を使っているので、体をしっかりと支えてくれる敷布団です。
また、この生地は吸水・速乾性に優れているので、ムレを感じることなく、快適に眠ることができます。
さらに、ピーチスキン加工もされているため、しっとりとした柔らかな肌触りも素晴らしく、気持ちよく眠りにつくことができます。
これほど素晴らしい機能付きで、リーズナブルなお値段で購入できる点も、おすすめポイントの1つです。
人気の防ダニカバー類ベスト3!
上記で、防ダニ布団の掛け布団と敷布団のおすすめ商品をご紹介しましたが、もう1つ大事なものが、カバー類です。
お布団はきちんとダニを防げていても、カバー類にダニが発生してしまえば、元も子もありません。
そこで、ここでは、カバー類の人気商品をご紹介します。
第3位:「クリオル」
高密度で織られた生地と特殊な縫製で作られた、防ダニカバーです。
掛け布団カバーは、ダニの侵入を防ぐため、縫製の仕方も特殊で、細部にまでこだわった作りのものです。
敷布団カバーはボックスタイプになっており、カバーを取り付けるのにも手間取らず、洗濯後の手間は軽減します。
カラーは、ブラウン・ベージュ・クリーム・ネイビーの4色を展開しており、自分の部屋に合わせたものを購入できる点もおすすめポイントです。
第2位:「アルファイン防ダニカバー」
東洋紡が作る高密度織生地『アルファイン』を使った、防ダニカバーです。
隙間なく織られた生地のため、ダニが通ることができず、抜群の防ダニ効果を持っています。
超極細の繊維のため、肌触りも柔らかく、まるでシルクのような滑らかさも素晴らしい点です。
生地だけでなく、高い縫製技術により、針穴さえも小さく、そこからのダニの侵入も防いでくれます。
第1位:「エムールゼロ」
超極細繊維ポリエステルで高密度に織られた生地が、抜群の防ダニ効果をもたらしてくれる防ダニカバーです。
洗濯を繰り返し行っても、その防ダニ効果は衰えず、安心して使い続けることができます。
さらに、ピーチスキン加工が生地に施されているため、しっとりとした触り心地が最高です。
また、掛け布団・敷布団・枕のカバー3点セットでリーズナブルに売られているので、家族全員分が欲しいな、と検討中の方にも、おすすめです。
防ダニ布団のお手入れ方法とは?
人気の防ダニ布団類をご紹介してきましたが、実際に購入した場合、お手入れはどうすればよいのでしょうか?
ここでは、自宅で行う、基本的なお手入れ方法を見ていきましょう。
《粘着式クリーナー》
上記でご紹介した防ダニ布団類は、内部にダニが侵入しない作りになっています。
そのため、お布団類の表面に付いているホコリなどを取り除くだけで大丈夫です。
粘着式クリーナーでコロコロして、表面のホコリなどを除去しましょう。
《洗濯》
防ダニ布団のカバーは、週に1度は洗濯を行いましょう。
カバーには、眠っている間に寝汗や皮脂が溜まってしまい、汚れが付いてしまいます。
そのため、こまめに洗濯をすることが大事です。
《天日干し》
1ヶ月に1~2回は、天気のよい日に天日干しをしましょう。
1~2時間干せば、ふっくらとしたお布団に戻ります。
《シーズンオフの収納》
敷布団は年中使えますが、掛け布団の場合、シーズンオフ時には収納することもあります。
そういう場合は、通気性のある布団ケースに入れて、押入れなどに収納して下さい。
その際に、防虫剤も入れておけば、よりよいでしょう。
しっかりとしたダニ対策で心地よい眠りを!
防ダニ加工が施された、人気のお布団類をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
高密度に織られた生地でダニの侵入を防いだり、安全性の高い加工剤により防ダニ加工を施し、ダニの発生を抑えたりと、いろいろな種類の防ダニ布団がありました。
そのどれもが高い防ダニ効果を発揮しており、安心して長く使い続けることができます。
「お布団に入るとアレルギー反応がきつい!」とダニでお悩みの方は、ぜひ優れた防ダニ布団で、心地よい眠りを楽しみませんか?