マンションやアパートに住んでいる場合、一軒家と違って不便なこともあります。
例えば、布団干す場所としてはベランダしかありません。
しかし、ベランダが汚いと、例え天気の良い日でも、ベランダで干すことに抵抗を感じます。
とはいえ、ベランダが汚くても、お布団を干すコツさえ覚えれば、大丈夫です。
ぜひ、このコツをマスターして、フカフカのお布団でぐっすりお休みください。
お布団を干すならベランダがおすすめ
成人は一晩にコップ一杯分の汗をかくと言われてます。
そして、お布団は毎晩これだけの水分を吸っていることになります。
そのため、そのまま放置せず、天気の良い日には、しっかりと乾燥させましょう。
そして、お布団を干すのなら、外で天日に干すのが一番です。
天気の良い日の午前中に2時間ほど外に干すことで、大抵の場合お布団はフカフカになります。
さらに、日光には殺菌作用があるので、カビの防止やダニ退治にも効果的です。
ただし、一軒家ならお布団を干す方法は幾つもありますが、マンションやアパートではそうはいきません。
そのため、ベランダを利用して干している方はたくさんいます。
ベランダなら重いお布団をかけてもびくともしないですし、高さがちょうど良いのもよく使われる理由です。
実際に天気の良い日に住宅街を歩いていると、マンションやアパートのベランダにお布団を干すのをよく見かけます。
しかし、中にはベランダは汚いからと、気にして干さない人もいることでしょう。
そこで、今回はそのような方に、おすすめのお布団の干し方をご紹介します。
ベランダは汚いの?
それでは、ベランダはほんとうに汚いのでしょうか。
残念ながら、雨でぬれた後に、風で運ばれたホコリや砂などがこびりついており、かなり汚れています。
天気の良い乾燥した日には気が付かないこともありますが、雨の日にベランダの手すりを触ると、指が真っ黒になるほど汚れているのが普通です。
これを見てしまうと、例え天気の良い日でも、ベランダでお布団を干すのに抵抗を感じてしまいます。
また、ベランダの汚れがお布団に付いても、取り込む際に、しっかりホコリやゴミといっしょにはたき落とせば十分です。
もし、どうしても気になる方の中には、お布団を干す前に雑巾で拭いておく、という方もおられます。
ベランダは屋外とはいえ、家の一部と考えれば、お掃除するのは当然です。
さらに、汚れ防止用のアイテムを活用されている方もおられます。
そして、このような汚れ防止用のアイテムは、ベランダがぬれている場合にも活用できます。
汚いベランダでも使えるアイテム
汚いベランダでも、安心してお布団を干せるようになるアイテムがあるのをご存知でしょうか。
知らない方は、ぜひ、布団干しカバーで検索することをおすすめします。
布団干しカバーは、一般的な掛布団よりも少し大きなサイズの柔らかい素材のシートです。
このシートには、滑り止めや固定テープが付いており、お布団の下に敷いてもずり落ちたりしません。
さらに、洗濯機で丸洗いできる素材でできているので、汚れても簡単に洗濯できます。
また、袋状になった布団干し袋を利用されている方もいます。
こちらは、予め布団を袋の中に入れることによって、ホコリやゴミが付くのを防げます。
さらにこのタイプは、花粉の付着も防げます。
そのため、花粉の季節に外に布団干すのをためらっている方にもおすすめします。
なお、袋の素材は、目が非常に細かいのに風を通しやすい特殊な不織布が使われています。
そして、太陽熱を吸収する効果が高いことから、カバーをかけた方がフワフワになるほどです。
ベランダで布団干すなら折り畳み式
もし、ベランダが汚いせいでお布団を外に干せない場合は、物干しスタンドを活用してください。
おすすめは、扇のように広げることで、4枚を一度に干せるタイプです。
枠の大きさは、120cm x 120cm とちょっと大きいと感じるかもしれませんが、畳んでしまえば幅は10cmほどしかありません。
部屋の中にも置いておけます。
そして、スタンドを広げるだけでお布団を最大4枚まで干せます。
もちろん、外で使えるスペースがあれば、ぜひ、外で使ってください。
また、日当たりがよく、風通しのよい部屋なら、部屋の中でも使えます。
他にも、普段は折り畳んでコンパクトにしまっておけて、広げるとお布団を干せる程度の大きさと強度を持った物干しスタンドが販売されています。
さらに、この中には、狭いベランダでも使えるスリムタイプもあるので、自宅に合ったものを探してみてください。
なお、収納に便利な軽い物干しスタンドの中には強度が足りず、布団干すのに適していないものもあります。
耐荷重が10kg以上あるものなど、お布団の重さに耐えられる丈夫なものを選んでください。
汚いベランダの手すりは雑巾で掃除を
マンションやアパートに住んでいると、ベランダは貴重なスペースです。
洗濯物を干したり、荷物を置いたり、鉢植えを置くこともできます。
中には、プランターなどを使って家庭菜園を行う人もいます。
しかし、ベランダは雨が当たるうえに、風がゴミや砂を運んできます。
つい油断すると、汚れ放題になってしまいます。
お布団を干すためのベランダの手すりも例外ではありません。
ベランダを掃除したついでに、ベランダの手すりも掃除しましょう。
手すりを雑巾で拭くと、あまりに汚いのに驚くことさえあります。
雨が上がった後などで、雑巾でひと拭きする習慣をつけておけば、布団干す際にベランダの手すりを時間かけて雑巾できれいにする手間が省けます。
なお、道路に近い場所に住んでいる場合は、雑巾による水拭きだけではしつこい汚れは落とせません。
車の排気ガスに含まれる油分がこびりついていることもあります。
ぜひ、合成洗剤などを使って、きれいに拭きとってください。
屋内でも布団干す工夫は可能
マンションやアパートに住んでいるからといって、あきらめてはいけません。
お布団を干せるはベランダだけとは限りません。
雨や雪でお布団を干せない時期でなくても、布団乾燥機が使えます。
共働きで日中は誰もいないので、お布団を干す時間が無い、という方は、みなさん利用されています。
また、天気に影響しない部屋の中で干すことも可能です。
例えば、お布団をダイニングテーブルや椅子などにかけて、エアコンの除湿機能を使いつつ風を当てれば、外で布団干す代わりにもなります。
なお、お布団を畳んだら風が通るように何かを挟んでおくだけでも、お布団から湿気が抜けます。
また、ベッドを使っている方は、掛布団をめくってベッドのマットに風が通るようにするだけでも違います。
もし、ベランダが汚いのが気になってお布団をベランダで干すことに抵抗のある方や、忙しくて休日の晴れた日を布団干す時点で無駄にしたくない方は、このように部屋の中でお布団を干す工夫をやってみてください。
汚いベランダでも布団干す方法は工夫次第
ベランダが汚いからと言って、布団干すのをあきらめてはいけません。
工夫次第でいろいろなやり方があります。
また、ベランダは狭いとはいえ、大切な生活空間の一部です。
汚いままにしておくのはもったいない。
ぜひ、掃除してきれいにしてお布団などに使ってください。