お布団に中にダニがいるとはよく聞きますが、実際には小さくてなかなか目にすることはありません。
いったいお布団のどこにいるのでしょう。
また、見つけた場合は、どのように駆除すれば良いのでしょうか。
今回は、「お布団のダニの見つけ方って?」、「お布団のダニを駆除する方法は?」などの疑問についてお答えします。
お布団にいるダニはどんな種類なの?①
お布団に住み着くダニは、いったいどんなダニなのでしょうか。
見つけ方といっても、小さくてなかなか見つけるのも大変ですよね。
見つけて駆除対策をする前に、まずはお布団にいるダニがどんな種類なのかを見ていきましょう。
人の住む家には、殆どといって良いほどダニがいます。
ダニの好物は、人の表皮や食べかすなので、人がいないと生きていけないといっても過言ではありません。
しかし、これは家に住み着く家ダニの場合です。
家の中のお布団やソファなどには、2種類のダニがいます。
「ヒョウダニ」と「ツメダニ」です。
この2種類は、家ダニの代表格です。
先ほどもお話したように、ヒョウダニの好物は人間の表皮です。
人のフケや垢をもっとも好みます。
ヒョウダニの寿命は3ヶ月ですが、繁殖力が強いため、湿気などが多い時期には、爆発的に増えることもあります。
実は、ダニが人体に悪影響なのは死んだ後あとなのです。
死んだあとは、どこかに消えてしまうのではなく、乾燥して数ミクロンの細かな粉塵になり、ハウスダストとして宙を舞います。
これが、人体に対して喘息やアレルギーを引き起こす原因をなるのです。
お布団にいるダニはどんな種類なの?②
人の住む家の中には、お布団やソファ、座布団などを始め、至る所にダニが住み着いています。
先ほど、家ダニの代表格には2種類のダニがいるとお話しましたが、次は、ツメダニのお話をしましょう。
ツメダニの好物は、人間の表皮や食べかすではありません。
では、何故人の家に住み着くのでしょうか。
実は、ツメダニの好物はヒョウダニです。
ヒョウダニを主食としているので、結果として家に住み着いているのです。
ツメダニの寿命はヒョウダニより短く1ヶ月ほどといわれていますが、このツメダニも寿命を終えたあとは、お布団などに残ったまま乾燥し、ハウスダストになってしまいます。
そのうえ、ダニは好物を食べて寿命を終えるだけではありません。
卵を産み残していきます。
そして、どんどん繁殖しては、どんどんハウスダストになっていきます。
ハウスダスト対策はとても重要ですが、ハウスダストを増やさないためにも、できれば生きているうちに駆除をするのがベストといえるでしょう。
次は、お布団のダニの見つけ方についてお話します。
お布団にいるダニの見つけ方は難しい?
家ダニの大きさは、1mm以下の場合が殆どです。
ヒョウダニの大きさは大きくても0.5mm、ツメダニは大きくて1mmであることが多く、体の色はどちらも基本は乳白色なので、例えお布団の表面にいたとしても、1日中観察していなければ見つけることは難しいでしょう。
体長的には、肉眼で確認することができる大きさであるものの、体の色が黒っぽいものでない限りお布団に紛れ込んだダニを見つけるのは難しいです。
しかし、ツメダニのように人を刺すこともあるダニは、吸血後に体色が赤色に変わりますので、他のダニよりは、見つけやすいといえます。
それでも、寝ている場合は気づかないことも多いので、「見つける」ということに関しては難しいのです。
「家にいるダニを見たい」という場合は、畳をはがすとポツポツと黒っぽいダニを肉眼で見ることができる場合もあります。
お布団にいるダニは、日中はお布団の奥深くの中心に移動して身を潜めていますので、なかなか見つけることは容易ではありません。
ダニは夜行性なので、辺りが暗くなってから1時間もすると餌を求めて活動を始めます。
ヒョウダニの好物は、人のフケや表皮ですので、暗い部屋のお布団の表面に現れることも多いので、これが唯一の「見つけ方」、「見つける方法」といえます。
次は、ダニの駆除の方法をご紹介します。
見つけ方が難しいお布団に住むダニは車の中で駆除!
さて、お布団の住み着くダニの見つけ方は、なかなか難しいということが分かりましたが、確実にお布団の中にいるダニを駆除する方法なら、ダニを探すことより簡単にできます。
皆さんは、お布団のダニをどのように駆除していますか?
晴れた日に、お布団をベランダに干している風景をよく目にしますが、実はその方法ではダニの駆除はできません。
晴れている場合は、お布団の表面は50度近くに達します。
ダニは50度以上の熱に弱いので、何パーセントかは死滅させることができます。
しかし、天日干しをしても、お布団は面積が広いので、ダニは太陽に面していない裏側に逃げてしまいます。
そのため、除湿効果は確かにありますし、天日干しした日のお布団はサラサラしていてとても寝心地が良いのですが、ダニの駆除効果はほぼ期待できません。
それでは、どのように駆除すれば良いのでしょうか。
季節が夏の場合は、とても良い駆除法があります。
それは、車の中を利用する方法です。
真夏の車中は50度以上になりますので、天日干しより効果が高いのです。
ポイントは30分おきにお布団を裏返すことです。
先ほどもお話ししたように、ダニは熱に弱く、50度以上では30分で死滅します。
太陽が昇っている間は、30分おきに裏返してダニ駆除をすると良いでしょう。
見つけ方が難しいお布団に住むダニは乾燥機で駆除!
見つけ方が難しいお布団に住むダニですが、次は冬の駆除の方法をご紹介します。
夏は気温の高さを利用することができますが、冬はそうもいきませんね。
では、どうすれば良いのでしょうか。
冬は、乾燥機の利用をおすすめします。
ダニの駆除には50度以上の熱が必要です。
毛布など、家庭用の乾燥機でも対応できるものなら50度以上の設定で30分以上は乾燥機にかけましょう。
大きな掛け布団などは、家庭用では対応できないので、コインランドリーを使用しましょう。
コインランドリーは、乾燥機のサイズも大きく熱も高いので、隅々まで熱を行きわたらせることができますので、高い確率のダニの駆除効果が期待できます。
ダニは、お布団の中でも敷布団に一番多く住み着いています。
数匹でも繁殖を繰り返せば、膨大な数になりますので、熱駆除をして繁殖を減らすようにしましょう。
見つけ方が難しいお布団に住むダニは掃除機で繁殖予防!
お布団のダニは見つけ方がとても難しいのですが、夏や冬の駆除法以外にも、掃除機をかけるという方法もあります。
毎日お布団の中で増えるハウスダストは、放っておくと宙に舞いあがるため、頻繁に掃除機をかけるのが得策といえるでしょう。
お布団のダニは、掃除機がかかるとお布団の中心に移動します。
中心までたどり着けなかったダニも、強力な鍵づめでお布団の繊維にしがみついてなかなか吸い込むことができません。
ダニ駆除、としての掃除機がけの効果は低いかもしれませんが、ハウスダストの原因となる粉塵は排除することができますので、最低でも週に3回は掃除機をかけるようにしましょう。
もし、掃除機でダニを吸い取りたい場合は、夜暗くなって1時間以上経ってから、暗闇でお布団に掃除機をかけると良いかもしれません。
ダニはいつもお布団の中心で生活しているわけではなく、暗くなると餌を求めてお布団の表面に移動します。
その時を狙うと、掃除機でもより多くのダニを吸い取ることができるでしょう。
お布団にいるダニの見つけ方
1 お布団にいるダニはお布団の中心部にいることが多いのでカバーを外すなどがおすすめ
2 ダニは夜行性なので、暗い場所ではお布団の表面に出てくることが多い
3 お布団を畳で使用している場合は、畳にも住み着いている場合が多い
以上が、「お布団のダニの見つけ方って?」、「布団のダニを駆除する方法は?」についてです。
ぜひ、試してみてくださね。