お布団は、毎日使うものだからこそ、いつも清潔に気持ち良く使いたいものですね。
季節の入れ替えなどで、長期でお布団の収納をしなければならない場合の注意事項をまとめてみました。
また、防虫剤の存在は決して見逃せないものです。
正しいお布団の収納方法とダニ対策について、考えていきます。
お布団の収納で悩む!防虫剤は必要?
毎日の生活に欠かせないお布団ですが、季節によって取り換えなければいけない、という厄介な部分もありますね。
お布団の収納は、ご家庭でも大きな問題となっていることが多いようです。
ご家族の人数分のお布団を収納する場所が少ないことが原因です。
そこで、ここでは大切なお布団の収納方法と、保存方法のポイントについてお話していきましょう。
多くのご家庭では、寝室にお布団を収納するスペースを確保していると思いますが、ワンルームやコンパクトなマンションタイプだと、そのスペースさえ、なかなか確保しにくいようです。
私たちのお布団の収納方法は意外に間違っている点も多いと言われていることもあるため、再度、正しいお布団の収納方法と保管方法を見直しておきましょう。
たとえば、お布団を保管するのに防虫剤は必要なのでしょうか?
ダニを繁殖させないためには防虫剤は欠かせないものですが、ダニはお布団だけでなく、押し入れなどの湿気の多いところに発生しやすいことから、収納スペースに防虫剤を置くことが正しいダニ対策と言えるでしょう。
では、その場合、防虫剤はどれくらい期間の効果を期待できるのでしょうか。
気になることはたくさんありますね。
一つ一つ、解決していきましょう。
お布団の収納で注意するべきこと
綿のお布団は吸湿性、保湿性、復元力に富んでいると言われています。
しかし、逆に言えば湿気を吸いやすいので、長期に渡って収納する前には必ず「天日干し」が必要です。
また、布団袋に関しては、通気性の良いものを使いましょう。
湿気は床に近い部分にたまりやすいので、押し入れの下段に入れるよりは上段に入れることも大切です。
それだけのスペースを確保するのが難しい場合は、圧縮袋を利用しても構いませんが、その場合は定期的に中から出して、「天日干し」をしましょう。
羽毛布団を収納する時には、何よりも通気性が大切です。
購入時のビニール袋は、中でお布団が蒸れてしまうのでお勧めできません。
そこで、通気性のあるタイプや不織布の「羽毛布団専用」袋が収納には向いています。
また、羽毛布団は「羽毛布団専用」の圧縮袋でないと、羽毛を傷めてしまうだけでなく、元に戻らず、しわになってしまいますので、要注意です。
また、衣類用ではなく、お布団専用の防虫剤は必ず入れるようにしましょう。
お布団の収納時のダニ対策!防虫剤を使おう!
あなたのご家庭では、お布団はどのように収納しているでしょうか。
押入れにその都度、上げ下ろしをして収納していますか?
朝、起きてからすぐにお布団を上げて、そのまま押し入れに収納しているのだとしたら、それは少し問題がありそうです。
お布団は寝ている間にかなりの汗を吸っていて、湿気がこもっている状態です。
そのまま押し入れに入れてしまうと、押し入れ内の湿気も、さらにこもってしまいます。
そこで、押し入れの中に潜んでいるかもしれないダニが繁殖する可能性もあるのです。
押入れの中に防虫剤は置いていますか?
また、除湿シートは敷いているでしょうか。
どちらにしても、朝、お布団から出たら、お布団を少しの間でも天日干しをするか、布団乾燥機を使って、湿気を取ることを考えましょう。
その上で、押入れの除湿シートの上にお布団を入れ、その上には必ず防虫剤を置きます。
そこまですれば、押入れの収納時のダニ対策は万全と言えるでしょう。
お布団の収納時での防虫剤の使い方は?
お布団の防虫を考えるならば、防虫、抗菌、防臭、除湿機能付きの布団ケースを使えば安心です。
また、機能のない収納ケースの場合には、下に除湿シートを敷いて使うようにしましょう。
さらに、お布団の上に防虫剤を置くことが大切です。
湿気は空気よりも重いので下にたまりやすく、薬剤は上から下に浸透する特徴を持っているからです。
また、お布団を収納している場所には、すのこや除湿マットを敷いてから布団ケースを乗せましょう。
もともと、押し入れにお布団を長期保存をする際には、まずは押し入れのお掃除から徹底して行わなければなりません。
いくらお布団を完璧に除湿し、ダニ対策をしても、押し入れそのものにダニが繁殖していたら、元も子もないからです。
押し入れをすっきりとお掃除したら、完全に乾燥させて、お布団と防虫剤などと収納します。
その工程をしっかりと行ってから、ダニ対策をしたお布団を収納するのが安全です。
押し入れの中はいつも清潔に!防虫剤も効果的
恐ろしいことに、お布団を収納する押し入れこそが、ダニの生息に最も適していると言われています。
押し入れは、屋内で浴室や台所に次いで、湿度の高い場所と言われていて、押し入れ内の温度は一年中を通してアレルギーの原因となるダニ、カビの繁殖が多くなる可能性があるのです。
押し入れの湿気がダニの繁殖を促し、その結果、お布団にダニが付着しているとすれば、お布団のお手入れもさることながら、もっと押し入れや収納スペースに目を向ける必要がありそうです。
寝具は長期間、押し入れに収納しておくと、カビの原因やダニの繁殖を増幅させてしまいます。
新品でも必ず防虫剤を使用し、お天気の日には「天日干し」をすることが理想です。
しかし、現在は、お布団を干すスペースが限られていることもあり、その場合は布団乾燥機を利用するのも良いでしょう。
もちろん、防虫剤を使うことによって、ダニそのものを死滅させ、その死骸を残さないことが必須でしょう。
こまめにお布団を出して乾燥させることと、防虫剤を常に新しいものに替えておきましょう。
防虫剤の効果は約半年と言われていますので、4ヶ月か5ヶ月くらいで取り換える習慣をつけておくと良いですね。
お布団の収納方法と収納スペースで防虫剤を徹底して使用する!
お布団のダニ対策としては、「天日干し」と布団乾燥機であるとお話してきました。
しかし、そのどちらもダニの死骸を完全に取り去らなければ、アレルギー対策にはなりません。
「天日干し」した後のお布団もダニの死骸が残っていることがあるので、要注意です。
また、長期に渡って、お布団を収納保存する場合には、押し入れのところでも書きましたが、まずは収納スペースのお掃除を確実に行うことが必要です。
収納スペースをお掃除する際には、中身を全て出して、拭き掃除から始めます。
中の埃を取り、掃除機をかけ、その後は完全に乾燥させるために、丸一日は開けたままで干しておきたいものです。
そこまでできたら、除湿シート、防虫剤を使ってのお布団の管理となります。
収納袋に防虫剤が入れがなければ、お布団の上に防虫剤を並べましょう。
そして、一番大切なのは、それでも数日に一度はお布団を出し、乾燥させ、収納スペースもお掃除をすることです。
清潔なお布団で心地良い眠りを維持するためには、ぜひ正しいお布団の収納の仕方を覚えておきましょう。
お布団を守る収納方法と防虫剤の重要性
お客様用など気を使うお布団の収納方法ですが、防虫剤など正しく管理することで、清潔さを保つことは決して難しいことではありません。
ちょっとした手間で、心地良い睡眠を手に入れることができるのですから、ぜひ試してみましょう。
お布団の収納方法とその収納スペースについての注意点をお伝えしましたので、参考にしてみてください。