お布団を収納するとき、みなさんはどのようにしていますか?
圧縮袋を使う方も多いと思いますが、「なかなかうまくできない」と悩むことがあるでしょう。
とても時間をかけたのにできないと、結局面倒になってしまうこともありますよね。
それでは、掃除機を使って、正しくお布団を圧縮する方法をご紹介します!
お布団を収納するときに圧縮した方がよい理由!
お布団を使わない季節になると、しばらくの間は押し入れに収納することになりますが、どうしても場所を取ってしまいます。
最近は押し入れではなく、クローゼットしかないお部屋も多いでしょう。
そうなると、お布団がクローゼットへ入らず、年中部屋の片隅に置いているご家庭もあると思います。
コンパクトに収納したいのであれば、やはり圧縮袋に入れて圧縮してしまいましょう。
圧縮袋を利用すれば、置くスペースも半分以下ですみますし、お部屋全体がスッキリします。
ただ、お布団を圧縮すると、「ぺったんこになってしまうのではないか」と心配する方もいます。
これについては、「圧縮するからぺったんこになった」というよりは、「圧縮しすぎるとぺったんこになる」というのが正しいのです。
つまり、正しい方法でお布団を圧縮できれば、何の問題もないのです。
圧縮袋と掃除機を使って、上手にお布団を収納しましょう。
お布団を掃除機で圧縮してみよう!
それでは、さっそくお布団を圧縮させる方法です。
必要なのは、圧縮袋と掃除機だけです。
まず、圧縮袋を見直します。
「穴は開いていないか」「チャックは壊れていないか」「チャックが最後まで閉まるか」を見ておきましょう。
圧縮袋自体に問題があると、圧縮袋を買い替えるところからスタートです。
また、しばらく使っていない圧縮袋を使うときは、チャックの部分を雑巾などできれいに拭いておきましょう。
ほこりがたまっていると、うまく閉まらず空気が抜けてしまうことがあります。
また、雑巾があまりにも濡れていると、後々カビが生える原因になってしまいますので、よく絞った雑巾で拭き取りましょう。
次に、お布団を入れてチャックを最後まで閉めます。
最後までしっかりと閉まることを確認してから、掃除機で空気を抜き、圧縮します。
いざ掃除機で空気を抜き終わってから、チャックが壊れていて閉まらなかったというのでは、戦意喪失してしまいますね。
ですので、最初に圧縮袋が壊れていないかどうかを、見ておくことが大切です。
掃除機を使うときは、何度もビニールを吸い込んでしまうと、余計な時間がかかりますので、ノズルをお布団の間に差し込んで、うまく圧縮しましょう。
お布団を圧縮袋で圧縮させるときの注意点は?
お布団を圧縮させるのは、簡単にできそうですね。
次は、注意点を見ていきましょう。
まず、掃除機で圧縮するときの時間ですが、だいたい1分を目安にします。
それ以上長い時間、空気を抜いてしまうと、お布団にしわができる原因になります。
また、圧縮袋が硬くなりすぎて、袋が破損してしまう可能性があります。
圧縮後の大きさは、元のサイズの3分の1くらいがよいでしょう。
圧縮後にも、いくつか気をつけるところがあります。
それは、押し入れにささくれがあったり、釘が飛び出ているところはないかを確認してから収納することです。
これらで圧縮袋が傷ついてしまっては、そこから空気が入ってしまうため、ここまでの頑張りが水の泡です。
また、圧縮袋を安易に引きずってはいけません。
これも、袋や角が破れてそこから空気が入ってしまう原因になります。
圧縮すると意外と重さを感じますが、圧縮袋は丁寧に扱いましょう。
その他の注意点として、防虫剤は入れない方がよいでしょう。
圧縮された状態では、防虫剤がある1ヶ所のみに効きすぎてしまいます。
お布団が痛む原因になりますので、注意しましょう。
羽毛布団は掃除機で圧縮させてはいけない!?
ここまで、お布団を掃除機で圧縮させる方法を見てきましたが、羽毛布団だけは圧縮させてはいけません。
羽毛布団には2種類ありますが、特に「フェザー」でできているものは絶対に圧縮しないようにしましょう。
フェザーとは、羽の形をしていて羽軸があるものです。
これを圧縮すると、羽軸が折れる原因になります。
また、羽軸がとがったようになり、最悪の場合、圧縮した際にお布団に穴を開けてしまいます。
高価な羽毛布団が使えなくなっては、悔やんでも悔やみきれませんよね。
なお、もう1種類ある羽毛布団の「ダウン」についても、圧縮するのはあまりよくありません。
ふわふわの綿毛がぺったんこになってしまい、羽毛布団の質感が完全に元には戻りません。
いずれにしても、空気を抜くタイプの圧縮袋は、羽毛布団には使えないことを覚えておきましょう。
お布団を収納する前に布団乾燥機と掃除機を使うのが賢い!
お布団には、生きたダニや、ダニの糞、ダニの死骸がたくさんついています。
圧縮してそのまま収納してしまうと、次にお布団を出すときまでそのままの状態です。
生きたダニは温度や湿度の関係でいなくなるかもしれませんが、ダニの糞や死骸はきれいにしておきたいですね。
ダニは放っておくとアレルギーの原因にもなりますので、お布団を収納する前には、布団乾燥機でダニを退治しておきましょう。
布団乾燥機をかけると、ダニはほぼ死滅しますので、そのあと丁寧に掃除機をかけます。
掃除機でダニの糞や死骸を吸い取ったら、あとは圧縮袋に入れて、掃除機で空気を抜きます。
また、お布団を乾燥させておけば、カビも生えにくくなるので一石二鳥です。
少しの工夫で衛生的に、お布団を長く使えるようになります。
なお、一番よいのは、お布団を丸ごと洗ってから収納することです。
少しお金はかかりますが、コインランドリーを活用するのもよいですね。
お布団の圧縮袋はどんなものがよい?
まだお布団の圧縮袋を持っていないという方に、おすすめの圧縮袋をご紹介します。
100均で買って使い捨てることにしてもよいとは思いますが、やはり、ある程度のお値段のものは性能もよいのです。
①東和産業 らくジッパー
チャックにスライドがついているため、楽に開け閉めができます。
さらに、チャックがダブルになっているので、ゆるくなって閉めたあとに開いてきてしまうこともありません。
お布団の長い方の入れ口にチャックがついているので、お布団を入れやすくなっています。
②Vacplus ふとん圧縮袋
お値段の割に、きちんと圧縮してくれます。
圧縮袋の中には、耐久性がなく1年しか使えない圧縮袋もある中で、比較的長く使い続けられます。
また、可愛い絵柄がついているため、特に女性に人気がある商品です。
③石崎資材 布団圧縮袋LL 掛け敷き毛布まとめて用
圧縮袋のマチが大きいので、お布団を入れやすいのが特徴です。
比較的厚めのお布団でも楽に入れられます。
また、チャックはスライドつきで、ダブルになっています。
④レック Baふとん圧縮袋
チャックに特徴があり、カラーになっているので、閉じ忘れがあるとすぐに気がつきます。
また、ダブルの掛け布団も収納できるほどの大きさがあるのも素敵です。
吸引口には、自動ロック式バルブがついているので、掃除機で素早く空気を抜けます。
ここでは4種類のお布団用圧縮袋をご紹介しましたが、この他にもいろいろなタイプの圧縮袋が売っていますので、気に入ったものを探してみましょう。
この春からはお布団をらくらく収納!
お布団の収納に困っていた方も、圧縮袋を使えばすっきりコンパクトにお布団を収納できますね。
圧縮袋さえ買ってしまえば、掃除機ですぐ圧縮できるので、大変お手軽です。
お布団が片づくことでお部屋も広く使えるようになり、より快適な毎日を過ごせるでしょう。
これから圧縮袋を買う方は、おすすめの圧縮袋を参考にして、ぜひ一度お試しください。