睡眠時間が短いと基礎体温が低い?基礎体温と睡眠の関係とは

睡眠時間をしっかりとることも、食事と同じように、人が生きるためにはとても重要です。

そして、睡眠時間が短くなってしまうと、体には様々な悪影響がでてしまいます。

もしかすると、「たかが睡眠」と思っていませんか?

今回は、「睡眠時間が短いと基礎体温が低くなる?」、「基礎体温と睡眠の関係とは?」などの疑問についてお答えします。

基礎体温を知る意味って?

基礎体温は、特に女性の場合は興味のある人は多いのではないでしょうか。

基礎体温は、ただの数字ではありません。

毎日測ることで、「生理がそろそろくる」、「体温に変化があるから排卵日かも」などの普段では分からない、自分の体のホルモンの働きを確認することができるのです。

それも、分かることはそれだけではありません。

風邪や貧血など、自分の体調を予測することもできるのです。

毎日測ることで、目に見えない体の内側で起きていることや、今後の予測をすることができるのです。

特に女性には、毎月生理がありますから、体調は1ヶ月の間だけでも変動が起こります。

あまりにも仕事や勉強が忙しいと、自分の体調変化にも気づきにくいこともあります。

あとになってから、「特に体調は悪くないのに、生理が3ヶ月きていない」などの症状が見られることも現実にはあるのです。

特に、生理不順などで産婦人科を受診する際は、医師から「最後の生理日はいつだっかのか、何日間だったのか」などの問診を受けます。

だいたいでも構わないのですが、普段から基礎体温をチェックしておくことで、医師からも良いアドバイスをもらえることがありますので、自分の体のことは普段からしっかり把握しておくことが大事ですね。

また、短い睡眠時間を繰り返すことでも体温は低くなります。

体温が低くなることで、様々な悪影響がありますので、次の章で見ていきましょう。

短い睡眠時間で基礎体温が低くなるとなぜダメなの?

短い睡眠時間で基礎体温が低くなってしまうことで、体には様々な悪影響がでます。

特に女性は、冷え性の人も多いので、短い睡眠などの寝不足を繰り返すと大変なことになってしまいます。

では、基礎体温が低くなってしまうとなぜいけないのかをご説明します。

【基礎体温が低いとダメな理由】

〇病気にかかりやすくなる

低体温で一番怖いのは、この理由です。

実は体温が低いということは、免疫力が大幅に下がる、ということです。

そして、病気にかかりやすいということです。

体温が低いとガンに罹患しやすく、また治りにくいとも言われています。

また、ガンにかかわらず、様々な病気への罹患率が高くなります。

代謝が低いので、菌やウィルスなどへの抵抗力が弱くなっていることが理由になります。

体の機能が正しく働けない状態、とも言えます。

それだけ正常な体温とは、生きる上でとても大事なのです。

男性の場合であっても、最近は冷え性の人の割合が増えていると言われています。

なるべく、日頃から代謝を上げて、基礎体温が低くならないように気をつけましょう。

睡眠時間が短いとなぜ基礎体温が低くなるの?

短い睡眠時間による体調不良を抑えようと、体は一時的に基礎体温を上げることがありますが、一般的には、寝不足は体温を低下させます。

特に寝不足の状態だと、日中は活発に活動ができないので代謝が低くなります。

それが慢性の状態になってしまうことで、体温も低くなったままになってしまうのです。

寝不足は、体のあらゆる機能のバランスも崩すので、体温の調節すらできにくい体質になってしまう可能があります。

体温が低くなったままでは手足が冷たく、お布団に入っても寒いので、いつまでも眠りに就けなかったり、眠りが浅かったりなどの悪循環を招いてしまいます。

また、ホルモンのバランスも崩れてしまうので、美容にも良くない影響があり、さらには生理不順になってしまう可能性もあります。

寝不足は様々な悪影響を引き起こす原因になりますので、普段から規則正しい生活サイクルで過ごすようにしましょう。

基礎体温が低くなるとどんな症状が起こる?

睡眠時間が短いと基礎体温が低くなる理由についてお伝えしました。

では、基礎体温が低くなると、どんな症状が起こってしまうのでしょうか。

睡眠不足で基礎体温を低くしてしまうリスクで一番怖いのは病気への罹患です。

どのような症状があるのか見てみましょう。

【基礎体温が低くなることで起こりえる症状】

・めまい
・吐き気
・頭痛
・認知症のリスク
・風邪を引きやすいなど免疫力の低下
・肥満
・生理不順
・幻聴
・幻覚
・イライラ
・キレやすい
・判断力や集中力の大幅な低下
・うつ
・糖尿病
・高血圧
・心臓病
・脳梗塞
・ガンへの罹患率の増加

などがあります。

また、寝不足は男女共にホルモンへの影響が強くでてしまいます。

ホルモンは、一般に知られている以上に、体の中でとても多くの活躍をしています。

一度バランスを崩してしまうと、正常に機能するまでにはある程度時間がかかってしまいますので、普段から健康には気を使うようにしましょう。

そして、短い睡眠には、判断を鈍らせ感情のコントロールが制御しにくくなってしまいやすい、という特徴もあります。

思考に大きな影響がでてしまうと、仕事や勉強、人間関係にも支障をきたしてしまいますので、寝不足が続いている人は、一度生活サイクルを見直してみると良いかもしれませんね。

基礎体温を上げるにはどうすれば?短い睡眠時間を改善

上記では、短い睡眠時間によって起きる基礎体温の低下など、様々な悪影響についてご説明しました。

「生活サイクルの改善」と一口に言っても、実際にはどのように改善していけば良いのでしょうか。

ここで、基礎体温を上げるための方法をご紹介します。

【基礎体温を上げるための方法】

〇睡眠時間を増やす

毎日の睡眠時間を7時間はとるようにしましょう。

睡眠時間が減るほど、体温は下がり体質も変わってしまいます。

基礎体温を上げて健康な体を目指したいのならば、睡眠時間は7時間はとるようにしましょう。

〇起床時間

朝は何時に起きていますか?

午後から出勤の人もいるかもしれませんが、質の良い睡眠のためには、朝は8時までには起きるように心がけましょう。

起きた時は、すぐにカーテンを開けて朝日を浴びるようにしましょう。

午前中に日の光を浴びることで脳の働きも活性化しますので、続けることで質の良い睡眠に繋がります。

〇決まった時間に起きて決まった時間に寝る

以上のように、なるべく決まったサイクルで生活することで、夜は自然に眠くなるようになりますし、朝の目覚めも良くなります。

しっかり睡眠時間をとることで、基礎体温も上がり、ご飯もおいしく食べられるようになります。

健康になることで、病気へのリスクも下がりますから、規則正しい生活サイクルになるように心がけましょう。
〇入浴

できるだけシャワーで済まさずに、お湯に浸かるようにしましょう。

39度前後のお湯に10分~15分浸かるだけで、体は温まります。

心地良い疲れも加わり、夜は熟睡できるようになりますよ。

基礎体温を上げる効果!

短い睡眠時間を続けることで、基礎体温が下がり、悪い影響がでる可能性があることはわかりました。

それでは、基礎体温を上げた場合は、何か良い効果があるのでしょうか。

基礎体温を上げることは、健康になることです。

健康だと、ご飯をおいしく食べられたり、良い判断ができたり、ホルモンバランスが整い毎月きちんと生理がきたり、病気に対する抵抗力も高くなります。

また、何より、人にとって大事な睡眠が質の良いものに変わるということです。

睡眠の質が上がれば、日中のパフォーマンスも上がります。

仕事や勉強もはかどりますから、効率も上がります。

計画的に物事が進められるようになったり、冷静に判断ができるようにもなります。

十分な睡眠時間をとって基礎体温を上げることと、短い睡眠で基礎体温が低くなることは、まったく真逆の結果になってしまいます。

もし、「たかが睡眠」と考えている人は、生活を見直す良い機会ですので、もう一度自分の生活を見直して健康になりましょう。

短い睡眠時間を改善して基礎体温を上げる3つのポイント

1 短い睡眠時間をを改善して基礎体温を上げるには、毎朝決まった時間に起きて朝日を浴びましょう。

2 質の良い睡眠のために、日中は体を動かし、お風呂では全身浴で体を温めましょう。

3 できるだけ毎日基礎体温を測って、自分の体調の変化を知るようにしましょう。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。