なにげなく毎日使っているベッドルームに、なにか物足りなさを感じていませんか?
そんな時は、思い切ってインテリアで、いつものベッドルームをモダンなイメージに変身させてみませんか?
飽きのこないモダンなベッドルームで、落ち着いた雰囲気を味わいましょう。
癒しのベッドルームは「モダンインテリア」で演出する
一口に「モダンインテリア」と聞いても、なかなかイメージがつかみにくいものです。
いったいこの、「モダン」とは、どのようなものなのでしょうか。
その道の、インテリアコーディネーターさんが使う「モダンインテリア」のイメージ素材には、シャープ感のある無機質のガラスや金属などがあります。
色は、モノトーンカラーの白・黒・グレー・紺・ワインレッドなどの重厚感のある色をベースにして、アクセントカラーに明るいインパクトの強いビビットカラーを使います。
そして、インテリアの形は、直線や曲線のある飾り気のないシンプルなものを用います。
しかし、同じようなイメージを持つ「シンプルモダン」との違いは、どのようなものなのでしょうか。
そのベースはほとんど同じなのですが、「モダン」の方が重厚な雰囲気を持ち、「シンプルモダン」よりも濃いめを色を使うそうです。
また、インテリアの価格は「シンプルモダン」よりも少し高めになります。
わかりやすく言えば、高級感は「モダン」>「シンプルモダン」という、イメージです。
このように、比較的、クールな冷たいイメージがある「モダンインテリア」をベッドルームに使うことで、余計なものがない落ち着いた大人のベッドルームを作ることができるのです。
ベッドルームだからこそベッドをモダンにしよう
もし、あなたがモダンなベッドルームに合う、ベッドの購入を考えているなら、まずは、その部屋の広さに合ったベッドを選ぶようにしましょう。
ベッドルームが広めの場合には、高さのあるベッドを配置すると、高級感が増します。
そして、反対にベッドルームが狭い場合、ベッドの高さは、低めのロータイプがいいでしょう。
なぜなら、ベッドなどのインテリアを低めのもので配置すると、空間が生まれて視覚的に広く感じるからです。
もし予算に余裕があれば、ベッドヘッドの付いたものを選んでもいいでしょう。
ベッドヘッドがあると、ベッド本体が存在感を主張することができて、誰かに見せたくなるようなベッドルームになります。
そして、高さのあるベッドも低めのベッドでも、色は重厚感のある黒・濃いめのグレー・紺・濃いめのワインレッドや白を選ぶようにしましょう。
この後、ベッドが決まれば、マットレスを決めていきます。
マットレスは、厚めの高さのあるものがいいでしょう。
厚めの高さがあるマットレスは、品質のよいものが比較的に多いので、寝心地もよく、長い期間使うこともできるのでおすすめです。
長い付き合いになるマットレス選びは、慎重に時間をかけてもいいかもしれません。
ベッドリネンやベッドルームのカーテンもモダンにしよう
そして、ベッドルームの主役のベッド、マットレスが決まったら、ベッドリネンのベッドシーツ・ピローケース・掛け布団カバーにもこだわってみましょう。
色は、もちろんモダンカラーで、ベッドルームの床や壁の色と同じ色や同系色を選ぶようにします。
もし、アクセントカラーをピローケースに取り入れたい時には、ベッドシーツと掛け布団カバーは同色にした方がいいでしょう。
その時は、枕とアクセントカラーを使ったクッションを、シンメトリーに並べてもいいかもしれません。
また、ピローケースの以外でアクセントカラーを使うなら、掛け布団の上に掛けるベッドスローで演出することもできます。
このように、ベッドスローなどを使うと、ホテルライクなモダンベッドルームに近づくことができます。
そして、ベッドルーム全体を演出をしてくれるカーテンも、大事なインテリアです。
レースのカーテンは、柄のないものか直線を用いたデザインのものにすると、日中の外からの光で直線模様が映え、明るい昼間でもモダンな雰囲気を出すことができます。
また、ベッドルーム側の厚めのカーテンも同じ様に、無地や直線、曲線で飾り気のないものにしましょう。
そして、カーテンの長さは、少し長めにすることで、ベッドルームを広く見せてくれます。
もし、カーテンレールも変えるのであれば、床の色やカーテンの色と合わせるようにします。
カーテンレールは、「カーテンで隠れてしまうから大丈夫」と思っていても、モダン色とは反対の色を使うと、モダンなベッドルームのイメージからはかけ離れてしまうので、見えないところにも気を配りましょう。
ベッドルームのモダンインテリアは照明でキメる!
ここまで、ベッドルームの大きなインテリアが決まりましたが、実はここからがあなたのセンスが光る場面です。
それは、モダンな雰囲気づくりには欠かせない、インテリアの間接照明です。
人は、寝る前に薄暗いスペースで過ごすことで、よい眠りにつくことができると言われています。
顔のしわまで見えてしまうような、煌々としたとした明るさはベッドルームには必要ありません。
では、間接照明はどこに配置するとモダンな雰囲気づくりができるのでしょうか。
おすすめは、ベッドの上部やベッドヘッドに、顔に直接光が当たらないようにする配置です。
ベッドヘッドがない場合には、ベッド上部の壁に棚を付けて、小さな照明器具を置くのもおすすめです。
また、高さのある棚であれば、棚の上からペンダントライトをスポットライト風にしてもモダンなイメージがでます。
その他にベッド周りでは、ベッドの下に照明を床に向けて付けてもいいでしょう。
光の色は、柔らかなオレンジ色の光が、ベッドルームには適しています。
もし、寝る前に本を読むなら、ベッドわきにサイドテーブルを配置し、手元を照らしてくれるシンプルなスタンドを置いてもいいでしょう。
また、大きめの間接照明を1つ置くことでも、ベッドルーム全体を引き締めることができるので、スタンドライトはアクセントとして使うことができます。
このように、目に直接光が入らないような場所に、間接照明を取り入れることで、ベッドルームがさらにモダンな雰囲気になっていきます。
間接照明の配置のポイントは、できるだけ目線の高さには設置しないようにしましょう。
せっかくのモダンな雰囲気がつくることができても、眩しくて眠ることができなくなっては台無しです。
余裕があればちょい足しインテリアもモダンにこだわろう
いよいよモダンなベッドルームになってきました。
しかし、あと少し何かが欲しい場合には、ちょっとしたインテリアグッズを配置してみてもいいかもしれません。
たとえば、ベッド上部の壁に絵や写真を飾れば、モダンな大人の雰囲気を漂わせることができます。
また、シャープな形の壁掛け時計を配置してもいいでしょう。
そして、ベッドの足元にフットベンチを置くと、海外のモダンなホテル風にすることもできます。
フットベンチは日本では、馴染みのないものですが、室内で靴を履いたままの習慣のある国では使われていることが多いものです。
足を掛けたり、座ることもできるので、土足で室内を歩く習慣のない私たちにも使うことができます。
また、フットベンチではなく、ベッド脇にナイトテーブルを置いてもいいでしょう。
寝る前に、読書をするなら本を置くスペースにもなり、また、お気に入りのアロマを置く場所として使うことができます。
そして、ナイトテーブルを配置するなら、左右対称に同じものを配置するのが基本ですが、同色のナイトテーブルとミニデスクを配置するのもいいかもしれません。
その時、スタンドライトは同じものにして調和をとると、モダンなホテルライクなベッドルームを演出することができるでしょう。
ホテルのベッドルームを真似してみよう
ホテルのベッドルームは、モダンなベッドルームのイメージが湧きにくい場合には、とても参考になります。
旅先でのホテルのベッドルームは、「最高級」ではなくても落ち着きますね。
なぜかというと、「生活感がない=余計なものがない」上に、落ち着いた色で統一されているからです。
色の配色もよく見ると、重厚感あるモダンイメージの中にも、安心感のあるアクセントカラーでバランスをとっています。
そして、あいまいな装飾品は配置されておらず、直線が映えるシャープなフォルムになっているのです。
反対に、曲線が活かされているものでも、あいまいな曲線ではなく、きりっとした曲線のインテリアが使われています。
また、サイドテーブルやソファなども、無機質で鏡面仕上げなどの光沢のある、つるつるした感触のものが配置されています。
その他に、モダンなインテリアを使ったベッドルームは、住宅のモデルルームを参考にしてもいいかもしれません。
モダンなベッドルームで心地よい空間を過ごしましょう
モダンなベッドルームを作るには、数多くのインテリアは必要ありません。
シンプル・シャープ・無機質・素材・深みのある色のインテリアを使えば、飽きのこないおしゃれなベッドルームを作ることができます。
こうして、作り上げたモダンなベッドルームは、疲れを癒し心地よい眠りへ導いてくれることでしょう。