一人暮らしをするときには、賃貸のワンルームを探す方が多いものです。
所帯を持つ方とは違い、ワンルームはちょっと料理をするだけのキッチンと、リビング兼寝室一間といった手軽な間取りが豊富です。
もし、ワンルームに入居すると決まったら、テレビの配線の仕方を覚えておきましょう。
ここではテレビの配線の仕方だけでなく、お部屋のレイアウトなどにも注目してお話しします。
ワンルームのテレビ配線をする前に
実際にワンルームに入居する前には、不動産屋さんを巡って、様々な物件を比較することになります。
大抵の方は、物件の立地条件やお部屋の向き、ユニットバスであるか、洗濯機は屋内であるかなどに注目しますよね。
このとき、同時に念頭に入れておきたいのが、テレビの位置です。
家具のレイアウトと一緒に、テレビの配置を頭に浮かべてみましょう。
夕方になって強く西日が差すようなリビングの場合には、家具の配置にも気を遣います。
強烈な日光にさらされ続ければ、家具に焼けが生じるので、レイアウトには注意をしますが、これに伴い自然とテレビの位置も決まってきます。
当然テレビの位置が決まれば、配線の配策も考えていかなければなりません。
電気のコンセントは少ないのが普通なので、様々な方法を模索することになります。
このときに、見た目がすっきりまとめられるように配線ケーブルをしまったり隠したりするようなボックスやテレビ台を使うことも合わせて検討しましょう。
ワンルームのテレビ配線には延長コードやタップを使う
ワンルームにテレビを置くときに覚えておいた方がいいのが、ベストな配線の仕方です。
例えば、家具のレイアウトや元々お部屋にあるクローゼットの位置によって、どうしてもテレビがコンセントの近くに置けない状態だったとします。
この場合には、延長コードを使って配策するようになるのが、一般的な解決法です。
延長コード自体は家電屋さんやホームセンターなどで様々な種類が置いてあるので、お部屋に配置する他の家電の使用予定に合わせて、コンセントの口数を選びましょう。
単純に延長するだけなら、見た目もすっきりしているストレート型の延長コードを選ぶとよいです。
しかし、ワンルームはリビング兼寝室として使用するので、テレビだけでなくナイトランプやスマホの充電器など、他の電気機器を同時に使用する場合が多く、ストレートではなく多数の口数が付いている延長コードを考える必要があります。
おすすめなのは、タップ形式の延長コードです。
口数が多くあるタップ形式の延長コードなら、コンセントを一カ所しか使わずに、複数の電気機器が同時に使用できます。
ワンルームのテレビ配線に延長コードやタップを使わないようにするには
ワンルームのテレビ配線の仕方は、延長コードやタップを利用する方法があるとお伝えしました。
今度は、延長コードを使用しない方法や、テレビの電源用にタップを使わないようにできる方法も考えてみましょう。
物件を探す時点で、クローゼットがなく、自由に家具を配置できるお部屋を選べば、テレビを壁のコンセントに近い場所に置けます。
配線を延長したくないと思う場合は、家具のレイアウトを最初から優先して熟考しておきましょう。
そのうえでお部屋を選べば、延長コードを使わずにテレビを設置できます。
また、タップを使うと大変便利ですが、幅があるタップを床の上に置きたくない方もいます。
テレビ自体の電源が壁のコンセントでまかなえると、他の電源のためにタップを使いたいといった場合に床の上に固定せずに使えるので、タップを置く場所の自由がききます。
配線を極力延長しないようにするには、レイアウトを重視することが先決になってきますのでよく考えておきましょう。
ワンルームでのテレビ以外の家具にも注目しよう
ワンルームにテレビを置くときに配線に気を配る一方で、利便性も考えておきたいところです。
持ち込む家具がほとんどないときには、テレビの位置については壁のコンセントの近くに配置できますので、深く考えずに済みますね。
寝具がベッドである際にはテレビの対面に配置する方が多く、お部屋の一辺の長さによってベッドの配置が決まってしまう場合があります。
ベッドと合わせて机もある場合には、さらにテレビの配置も限定されてしまいます。
もし、入居する際に新たにベッドや机を購入するようなときには、あらかじめテレビを配置する場所を考えながら、ベッドや机の寸法も測って置きましょう。
できれば小さめのものや、折り畳めるものを選ぶとお部屋のレイアウトに苦労せずに済みます。
しかし、サイズが大き目のものや、折り畳めない元々あったものを持ち込んで引っ越しする際には、テレビが壁際のコンセントの近くに置けない恐れがありますので、状況に応じて延長コードやタップをうまく利用して配置しましょう。
テレビの配線の仕方に注意
テレビをワンルームに配置する際に、一番気を付けておきたいのが配線の仕方です。
今までは延長するやり方や、延長しなくてもできるやり方を述べてきました。
テレビだけでなく、電源を配策するうえで注意したいのが、電源の取り方です。
通常、壁にあるコンセントの口数は2個と、テレビが付けられるお部屋にはアンテナ専用の穴が付いています。
たまに3個口のものもありますが、大抵コンセントは2個口です。
テレビ用に壁のコンセントを1個を使用するとして、他にも複数電源が必要になったときに注意したいのが、タップの使用方法です。
電気屋さんで売ってるタップには壁に直に付けるタップと、延長コードが付いていて平たくなった面に数個コンセントがあるタイプがあります。
壁に直付けのものは場所を取らずに電源が複数使えるので便利ではありますが、タコ足配線になってしまうので気を付けましょう。
タコ足配線のまま使い続けると、ちょっとしたほこりが火事の原因になったりして大変危険です。
できれば平たい置き型のタップで、更にスイッチの入り切りが手元で行えるタイプを選ぶほうが、安全でおすすめです。
ワンルームのテレビ配線にカバーを使用する
ワンルームのどこにテレビを配置するか決めたら、見た目がすっきりしているかをチェックしましょう。
特に、延長コードを使用したテレビ配置では、配線が露出して見苦しい場合があります。
生活するうえで電源を複数使用するので、長い配線が出てしまうのも仕方ないことですが、できればすっきりさせたいものですね。
そこで活躍するのが、配線専用のカバーです。
以前はホームセンターや電気屋さんでしか手に入りませんでしたが、今では100円均一のお店でも手に入るようになりました。
比較的安価で、気になる配線をカバーで隠すことができるのでおすすめです。
また、見た目だけでなく安全面に対しても効果があります。
家具の位置によってやむを得ず延長しても、カバーをして配策しておけば、余計なほこりやちょっとしたこすれなどを寄せ付けず、線自体を守れます。
テレビの配線をする際には、レイアウトを含めて様々な面で気を配って置き、見た目も安全面でもよい環境を考えましょう。
テレビ配線に注意しワンルームを快適に楽しむ
ワンルームのテレビ配線について、多方面にわたって述べてきました。
ワンルームを探す際には、必ずテレビの配線について念頭に置き、さらに家具のレイアウトについても考慮が必要です。
壁際のコンセントに直にテレビの電源を使用できない場合には、タコ足配線にならないよう平たいタップを利用した配策がベストです。
また、露出したままの配線は見た目も安全面もよい状態とは言えないので、配線カバーで覆って対策し、ワンルームを快適にしましょう。