風邪をひかない体作りをするには?睡眠中マスクは効果的?

  • 2018年3月8日
  • 2019年5月28日
  • 睡眠

みなさんは、朝起きたら喉が痛くて風邪かもしれないと思った経験はありませんか?

冬は空気が乾燥していて、体の免疫力も弱くなるので、風邪をひいてしまいがちですよね。

風邪を予防するためには、様々な方法がありますが、睡眠中マスクをつける予防方法もあるようです。

今回は、睡眠中の風邪の予防にマスクが効果的かどうかをご紹介していきます。

風邪はどんな時にひきやすいの?

風邪は人から移ってひいてしまう場合もありますが、風邪をひいてしまう要因はさまざまです。

そもそもどんな時に風邪をひきやすくなってしまうのでしょうか。

①免疫力が低くなっている時

風邪は、粘膜からウイルスが入り感染する事によって発症します。

寝不足、ストレス、疲れなどでウイルスの抵抗力が下がっている時は特に風邪にかかりやすい状態になってしまいます。

風邪を予防するためには、まず、疲れを溜めない生活習慣作りや、睡眠時間をしっかりとる事が重要です。

②乾燥した場所は、風邪をひきやすい

風邪の中でも脅威度の高いインフルエンザウイルスは、寒冷乾燥した場所を好み、高温多湿の場所に弱いです。

インフルエンザウイルスは、温度が20度以上で、湿度50〜60%以上の場所だと活動しにくいといわれています。

逆に、部屋の湿度が40%未満だとウイルスの半数以上が生き残るといわれています。

風邪を予防するには、部屋の湿度を保つと良いとよく聞きますが、上記の事を踏まえると、睡眠中にマスクをつける事は、風邪を予防する事に効果的といえます。

③寝ている間に風邪をひきやすい

風邪をひくのはどんな時かと考えた時に、外出している時や起きて活動している時と想像する方も多いかもしれません。

実は睡眠中に、風邪をひく事が圧倒的に多いのです。

朝起きてみると、なんだか体がだるいとか熱っぽいと感じた事は、ありませんか。

睡眠中は、免疫細胞が、活発に動けない状態で、唾液の分泌量も少なくなってしまいます。

更に、鼻や喉の粘膜が乾燥すると、ウイルスによる抵抗力が弱まり、風邪をひきやすい状態となってしまうのです。

風邪予防に睡眠中マスクをつけるメリット

上記の事から、睡眠中に風邪を予防するためにマスクをつける事が効果的という事が分かりました。

では、具体的にマスクをつける事で、どのように風邪を予防出来るのでしょうか。

まず、マスクをつける事で、呼吸中に含まれる水分が口の周りの湿度を保ってくれるので、乾燥を防いでくれます。

また、睡眠中に口を開けて寝てしまうという方もいらっしゃると思います。

そのような方は、特に喉が乾燥してしまいがちなので、マスクをつける事で、喉の乾燥を防ぐ事が出来ます。

そして、冬や夏の時期は、夜エアコンをつけたまま寝るという方も多いでしょう。

エアコンをつけるとどうしても空気が乾燥してしまうので、風邪をひきやすくなってしまいますが、そんな時にもマスクをつけて寝る事で風邪の予防が出来ます。

寒さ対策としても、睡眠中にマスクをつける事は、効果的です。

冬場は、夜や朝方の気温が、日中に比べてぐっと下がり、寒く感じやすいです。

マスクをつけて寝る事で、顔の周りが暖かく感じ、寒さ対策にもなるのです。

睡眠中にマスクをつけるデメリット

では、上記とは反対に睡眠中にマスクをつけるデメリットは、どんな事が挙げられるでしょうか。

睡眠中にマスクをつける事が慣れていない方は、顔の周りに何かある事で息苦さを感じたり、耳の後ろが痛くなり、眠りが浅くなってしまう事もあります。

口や喉の乾燥が防げても、マスクをつける事で眠りが浅くなり、夜中に何度も起きてしまう方は、睡眠不足で逆に風邪をひきやすくなってしまいます。

また、マスクに細菌が付着していたり、顔の周りの湿度が上がり、汗をかく事で、ニキビやかぶれなどの肌トラブルを起こしてしまう場合もあります。

マスクをつけて寝る時は、マスクと顔を清潔な状態にしておきましょう。

更に、マスクをつけて眠り、朝起きたら、マスクの跡がついてなかなかとれないという事も考えられます。

マスクをつける事に抵抗がある方は、眠る際、頭上に小型加湿器などを置いて眠ると、口や喉の乾燥が防げるのでおすすめです。

睡眠中のマスクは、シルクやガーゼマスクがおすすめ!

マスクは、鼻や口にぴったりとくっつけて装着するものなので、出来れば、肌触りが良いものの方が、睡眠中気になりにくいですよね。

最近は、マスクの種類も大変豊富になり、寝る時専用のマスクも販売されています。

昔から、販売されているガーゼタイプのマスクは、肌触りが良く、柔らかいので、多少ずれても気になりにくい素材です。

また、濡れマスクも人気があります。

濡れマスクとは、別に濡れたフィルターが中に入っており、そのフィルターをマスクにつける事で、フィルター中の水分が呼吸によって蒸気になり、喉を潤してくれます。

フィルターには、水分がたくさん含まれているので、潤いが朝まで続き、風邪予防にもなり、寝ている間も楽に呼吸出来るというものです。

また、女性の方には、シルクタイプのマスクも人気です。

シルクタイプは、通常のマスクに比べて値段が倍かそれ以上高い傾向にありますが、肌触りがよく、シルクに包まれて気持ちよく寝る事が出来ます。

シルクタイプのマスクは、口周りだけでなく、首の部分まですっぽり覆うものもあり、ネックウォーマーとしても使え、寒がりの方におすすめです。

睡眠中マスクが外れる時は?

睡眠中は、気づかないうちに寝返りをうったり、動くので、どうしてもマスクがずれたり、朝起きたら、外れていたという方もいらっしゃると思います。

ここでは、マスクが外れてしまう時の対策をご紹介していきます。

寝ている間に無意識にマスクを外してしまう方は、息苦しさから外しているのかもしれません。

そんな時は、立体裁断のマスクなら、普通のマスクより息苦しくなく、違和感を感じる事も少ないので、おすすめです。

寝相や寝返りなどで、マスクが外れてしまうという方は、耳にかけるゴムの部分をヘアピンなどで、髪の毛に留めると外れにくくなります。

また、最近では、耳にかける部分がアジャスターになっているマスクもあるので、自分の顔の大きさに合わせて調節する事が出来ます。

自分で調節する事が出来れば、耳の後ろがきつくて夜中何度か起きるという事もなく、風邪をしっかり予防出来そうですね。

他にもこんな風邪予防が!

風邪を予防するには、なにもマスクをつけるだけではありません。

普段から出来る風邪対策についてご紹介していきます。

①適度な運動をする

風邪と運動とは関係がないように見えますが、運動をする事で、風邪をひきにくくなったという調査結果もあります。

というのも、風邪をひくとウイルスが体の中に入りますが、そのときNK細胞という免疫細胞が、ウイルスと戦ってくれます。

NK細胞は、運動によって増えるといわれており、風邪の細胞だけでなく、がん細胞などとも戦ってくれ、がんになるリスクを減らしてくれるともいわれているのです。

しかし、運動といっても、激しい運動は、感染を防いでくれる免疫物質の濃度を下げ、反対に風邪をひきやすくなるというデータもあります。

ウォーキングのような適度な有酸素運動を週に5回以上続けると、NK細胞が増え、風邪をひきにくい体作りが出来ます。

②食生活で免疫力を高める

風邪をひきにくい体を作るには、食生活も大切です。

特にエアコンの影響で、体が冷えてしまう夏や冬は、体を温める玉ねぎ、にんにく、にらなどの食品を摂るように心掛けましょう。

また、疲れが溜まりやすい方は、魚介類、レバー、赤身のお肉、大豆食品などを摂ると疲労回復し、風邪をひきにくい体作りが出来ます。

普段から風邪をひきやすいと感じている方は、イチゴ、キウイ、みかんなどの果物を摂ると免疫力を高くするので、おすすめです。

③ストレスを発散する

風邪で高熱を出す時は、緊張したり、人と喧嘩をするなど、精神的に急激な変化があった時に発症しやすいのです。

残業が続いたり、慣れない生活環境だったり、いくつかのストレスが重なる事で、微熱が続く事もあります。

忙しい時こそ、睡眠時間を作ったり、好きな事をしてリラックスする時間を作るようにしましょう。

乾燥を防いで風邪をひきにくい体へ

上記から、風邪の原因は、乾燥からくるという事が一因である事が分かりました。

寝ている間は、どうしても無防備になってしまい、風邪をひいてしまいやすいです。

だからこそ、睡眠中にマスクをつけて風邪を予防し、快適な生活を送りたいですね。