お布団は、厚みがあり収納に場所を取るので、困っているという方は多いのではないでしょうか。
特に、収納が少ないお部屋に住んでいる方にとっては悩みの種だと思います。
今回は、空間を有効活用して、お布団を賢く収納するコツをお伝えします。
お布団は100均の圧縮袋で収納!コツをつかめば簡単
お布団を収納する際の最大の難点は、何と言ってもかさばるという点です。
特に冬用の掛け布団は、厚みがあり、畳んで収納してもかなりのスペースを取ります。
ワンルームの方やお部屋に収納が少ない方は、収納スペースの大半をお布団が占めてしまうということもあるのではないでしょうか。
そんなときに、おすすめしたいのが100均の圧縮袋です。
100円ですが、丈夫で圧縮袋としての役割をしっかり果たしてくれます。
本格的な圧縮袋は、掃除機で空気を抜かなければいけないので、大がかりでコツが要りますが、100均の圧縮袋はファスナー式で手で押さえながら空気を抜いていくので比較的簡単です。
圧縮袋のファスナーを閉じる際には、お布団を巻いていくようにすると空気が抜けやすいです。
圧縮袋を使うと、お布団のボリュームが約2分の1程度まで収まるので、重ねて収納することも可能になります。
クローゼットのお布団収納のコツ!上部も使おう
クローゼットは、押し入れに比べて奥行がないので、お布団を収納するのは一苦労です。
クローゼットが2つある場合、1つは衣類収納用に、もう1つは布団収納用と分けている方もいるかと思います。
そのとき、クローゼットにお布団を収納すると上部に空間ができます。
この空間が大変もったいないので、突っ張り棒でもう1段作り、そこに使わないお布団を収納してみましょう。
押し入れで言う、天袋のようなイメージです。
突っ張り棒は、耐荷重が大きい物を選ぶのがコツになります。
突っ張り棒を手前と真ん中、奥の合計3本取り付けると安定感が出るので試してみて下さい。
上部に使わないお布団を収納し、手が届きやすい位置に普段から使うお布団を収納すると良いです。
クローゼットを縦半分に仕切り、片側をお布団の収納スペースにすると1つのクローゼットを最大限に活用することができます。
突っ張り棒は、ハンガー掛けとしても使うことができるので、クローゼットのもう半分のスペースを衣類収納に使うこともできます。
突っ張り棒が3本あれば、手前と奥にハンガーをかけることができるので衣装持ちの方におすすめの方法です。
お布団をソファに!見せる収納に挑戦
ワンルームだったり、お部屋にクローゼットが1つしかないという方には、見せる収納をおすすめします。
敷布団は、密度がありしっかりしているので、折りたたむことでソファのように使うことができます。
敷布団を座る部分にし、掛け布団はロール状に丸めて背もたれにします。
最後にマルチカバーやお布団を覆うことができる大きさの布を被せると、立派なソファができあがります。
また、敷布団をソファにするためのカバーも売っているので、そちらを使うとよりクオリティが高くなります。
掛け布団を丸める際のコツは、麻紐などでくくっておくことです。
くくることで崩れにくくなります。
ボリュームがあってクッション性が高いソファになり、被せる布によってお部屋の雰囲気を簡単に変えることができる点も魅力と言えます。
また、敷布団は重さがあるので上げ下ろしが大変ですが、ソファにする場合は畳むだけなので腰への負担も少ないです。
使わないお布団で実践するのも良いですし、ソファベッドのようなイメージで、寝る時間以外はソファとして使うというのも良いでしょう。
お布団の押し入れ収納のコツ!すのこを活用しよう
押し入れは、クローゼットよりも奥行きがあるのでお布団の収納に向いています。
一方で、湿気が溜まりやすいという弱点もあります。
湿気が溜まるとカビやダニの温床となってしまうので、長期間収納する場合は対策を打つ必要があります。
そこでおすすめしたいのが、すのこを使った対策法です。
まず、押し入れの1番下にすのこを敷いてお布団が直接、押し入れに触れることを防ぎます。
こうすることで、お布団の下に空気の通り道ができて通気性が良くなります。
また、すのこを組み合わせて棚のようにし、そこにお布団を重ねて収納するのもおすすめです。
すのこは、釘を打つと割れる可能性があるので結束バンドで組み合わせると良いです。
コツは、長めの結束バンドで固定することです。
長めの結束バンドを使用すると、締める際に力を入れやすく引っ張りやすくなります。
すのこは安価で、ホームセンターでセットで売っている物があるのでそれをそのまま組み合わせて棚にするのも良いでしょう。
お布団収納グッズを活用!キャスター付きがおすすめ
すのこを使ったお布団の収納方法をご紹介しましたが、組み合わせるのが面倒だという方には、市販の収納ラックがおすすめです。
押し入れの下段に収まる大きさで、キャスター付きのタイプは移動がとても楽です。
伸縮式のタイプもあり、すのこの部分の長さを調節できるので、お布団を横に並べて収納することも可能です。
コツは、お布団の幅や他の収納したい物とのバランスを考えて調節することです。
押し入れの下段をフル活用しても良いですし、すのこ部分を短くして縦にお布団を重ねて収納するのも良いでしょう。
毎日、お布団の上げ下ろしをする方やご高齢の方におすすめです。
また、押し入れの中に収納する際にお布団をそのまま入れるのが嫌だという方は、専用のボックスを使うと良いです。
お布団収納用のボックスは四角く安定感があるので、縦に収納することが可能です。
横に積んでいくとどうしてもデッドスペースが出来てしまいますが、本のように縦に収納すると、より空間を有効活用できます。
このとき、中に防虫剤を入れるとダニの発生を防ぐことができます。
お布団収納は丸めると楽々!コツは空気を抜くように
これまでは、主にお布団を畳んで収納する方法をお伝えしてきました。
実は、お布団は畳む以外にもコンパクトに収納する方法があります。
その方法とは、ロール状に丸めるというやり方です。
特に、かさばりやすい掛け布団におすすめの方法になります。
早速、その手順をご紹介します。
まず、掛け布団を折りたたみ、くるくると丸めていきます。
密度を詰めながら丸めるていくことがコツになります。
ギュッと圧縮するように丸めたら長めの結束バンドや麻紐で留めましょう。
3ヶ所ほど留めると、崩れにくくなります。
畳むよりもかさばらず、持ちやすいので高い位置でも簡単に収納することができます。
また、結束バンドだと使うときに切るのが面倒だという方は、マジックテープ付のバンドを使うと良いです。
マジックテープであれば、繰り返し使えますし、剥がしやすいです。
お布団を丸めて収納する際のカバーに入れると、見栄えも良くなります。
お布団は空間をフル活用して収納するのがコツ!
これまで、お布団の収納方法についてお伝えしてきましたが、参考になりましたか。
お部屋の状況や生活スタイルに合った収納方法を選んで、実践してみて下さい。
圧縮袋やすのこを組み合わせる方法は、コツをつかめば簡単なのでおすすめです。