お布団のダニで肌荒れを起こす!ダニを防ぐための対処法

「お布団にダニが発生し、噛まれて肌荒れしてしまった!」

そんな、ご経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回はダニが発生して肌荒れを起こしてしまわないように、お布団のダニ駆除法やダニの対策法などを詳しくご説明します。

この記事を読んで、貴方も肌荒れのない美肌を手に入れて下さい。

お布団にダニが発生し肌荒れ!ダニが集まる原因は?

まずは、お布団にダニが発生した理由をしっかり知る事から始め、肌荒れを起こしている原因を理解し改善していきましょう。

①冬場は汗をかかないと考え、お洗濯の頻度を減らしてしまっている

実は、冬場でも人間は寝ている間にコップ1杯くらいの汗をかいています。

特に冬場の汗は夏と違い、新陳代謝が悪い為にドロドロした汗をかきます。

この汗がシーツやお布団カバーに付いています。

②寝る前に付けた化粧水や乳液が枕カバーに付いている

化粧水や乳液は、ダニの餌になります。

夜に、顔に付けた化粧水や乳液が枕カバーに付いて固まっていたら、ダニが餌を狙いに集まります。

③縫いぐるみや抱き枕と一緒に寝ている

縫いぐるみや抱き枕は可愛いですし、気持ちも癒され寝心地はいいですが、ダニが集まりやすいです。

④お布団の下の畳やフローリング掃除をしっかりと出来ていない

ダニにとって畳の質感や温度などは過ごしやすい環境です。

ですので、掃除していない畳は、特にダニが集まります。

お布団にダニが集まる理由には、この様な内容が考えられます。

噛まれると肌荒れを起こす!お布団にいるダニの種類

さて、お布団にいるダニですが、全てが人間に悪影響を及ぼすわけではありません。

日本での生活の中で発見されているダニの種類は約15~20種類です。

その中でも人に悪影響を及ぼすダニの種類は4種類です。

チリダニ

体長は0.2~0.4ミリで、肉眼では確認する事が出来ません。

フケや垢やカビを餌にします。

お布団やソファ、畳など、人の集まる場所を好みます。

そして、チリダニの死骸を大量に吸ってしまうと、アレルギー性の気管支炎になる危険性があります。

イエダニ

体長0.6~1.0ミリです。

肉眼でも確認出来る大きさです。

これは、ネズミに寄生して生息することが多いです。

ネズミが1匹でもいたら、イエダニもいると言っても過言でないほどです。

学校や職場などでネズミが発見される事があり、衣類にダニが付いて、一緒に自宅に持って帰る恐れがあります。

コダニ

繁殖力が非常に高く1日に約15個前後の卵を産むと言われています。

そして、主にカビの生えている場所に発生します。

畳の裏や壁などにもいます。

ツメダニ

体長は0.3~0.8ミリで、肉眼では見えません。

お布団やカーペットや畳に住み付きます。

ツメダニは名前の通り、ツメを人の皮膚に刺して体液を吸いますので、刺されると痒みや腫れが出ます。

この4種類がお布団に付くと、肌荒れを起したり、痒みを引き起こしたり、咳が止まらないなどの不快な症状が現れることがあるでしょう。

肌荒れを起こさないためにお布団のダニを駆除しよう

①シーツと枕カバーをしっかりとお洗濯

シーツや枕カバーにダニの死骸やフンがある場合はお洗濯で落とせますので、しっかりと落としましょう。

その後、乾いたらアイロン掛けをして下さい。

②お布団の表面のダニの死骸やフンを掃除機で吸い取る

ダニ駆除専用掃除機がベストです。

しかし、無い場合もあるので、その場合は掃除機にお布団専用のノズルを付けて、ダニや死骸を吸い取りやすくして、掃除機をしっかりと全面に当てましょう。

③お布団の裏側に逃げる生きているダニも高温で完全に死滅させる

これについては、下記のどちらかの方法を選んで下さい。

スチームアイロンをお布団に当てる

ダニは高温で死滅します。

50°以上の温度でも、完全に死滅させられます。

ですので、お布団にスチームアイロンを当てます。

まず、アイロンを当てる前にタオルや布を用意しましょう。

アイロンのスチーム機能をマックスにし、アイロンを当てていきます。

少しずつ、全面にアイロンを当てて下さい。

コインランドリーでお布団を乾燥機に掛けて乾燥させる

コインランドリーの乾燥機の熱は80°です。

コインランドリーには大型乾燥機能があり、この大型乾燥機で20分乾燥させると、肌荒れの原因になるダニは死滅していくでしょう。

お布団のダニを死滅させた後、床も掃除しないと肌荒れする

お布団からダニをしっかりと退治した後、ダニがお部屋に逃げていた場合、お布団にまたダニが集まり、肌荒れを起します。

ですので、お布団を敷いていたお部屋の床掃除も行いましょう。

フローリング

お布団を敷いている床がフローリングの場合は、畳に比べてダニが集まりにくいですが、フローリングの溝にダニが逃げるので、しっかりお掃除しましょう。

まずは、お部屋の窓を開けて換気も行いながら、掃除機をかけます。

次に、要らなくなったタオルをお湯に付け、しっかりと絞り込んだタオルで、フローリングを拭きましょう。

特に、溝の部分をしっかりと擦りましょう。

フローリングの溝が湿っていたらカビの原因に成りますので、ドライヤーの熱を当てて乾かして下さい。

乾いたら終了です。

畳

お布団を敷いている場所が畳の場合、ダニにとって過ごしやすい場所ですので、しっかりとお掃除しましょう。
方法ですが、窓を開けて、畳に掃除機を当てます。

掃除機を当てる時は、ゆっくり往復する様に当てて下さい。

出来たら畳の隅にドライバーを入れ、畳を外し持ち上げていきます。

そして、畳を別の場所に移動させ、下に掃除機をかけます。

埃などはしっかりと取り除いて下さい。

そして、畳を日に干します。

できるだけ日が照っている時に行いましょう。

日差しに畳が当たりやすい様に設置するのがポイントです。

畳がしっかり日光の熱を浴びたら、畳を戻して終了です。

お布団のダニを退治した後のダニが近づきにくい環境作りとは?

ダニの駆除は行っても、ダニは人間が生活している中で、また増えて来ます。

特に、来客が多いご家庭だと、マメにお掃除をする事はもちろん重要ですが、お布団にダニを近づけない環境を作ることも肌荒れ対策には大切です。

ダニシートを設置してダニを近付けない

インターネットやドラックストアーで販売されていて、ダニをシートに集めて逃がさない様に作られています。

このダニシートは3ヶ月に一度の目安で交換をしていきます。

お布団用、畳用、畳の裏用、フローリング用、縫いぐるみやカーペットに張り付ける用など、たくさんの種類があり、とても便利です。

ダニアースやダニの液剤を撒く

ダニアースやフローリング専用のダニが嫌う液剤、床のダニを死滅させる液剤や煙の臭いでダニを死滅させる効果のある物が販売されています。

半年に一度程度のペースで行うといいとされていますが、アレルギーや小さいお子様のいらっしゃるご家庭では、成分をしっかり確認してから行いましょう。

お布団のダニ退治で肌荒れを起こさない為のスプレー

お布団のダニを完璧に退治して、床や畳掃除をして対策グッズを設置した後、最後にお布団にスプレーを掛けてあげるのも効果的です。

ダニは、人間にとっては癒される香りとして有名な「アロマ」や「レモン」の香りが大嫌いです。

ダニ除けスプレーは他にもたくさんありますが、ダニ除け専用の物だと、お布団や枕に直接吹掛けるのは肌荒れの原因にならないか、心配な方がいらっしゃるかもしれません。

そんな方は、アロマ系の寝室用専用スプレーなどを使用しましょう。

小さなお子様のいらっしゃるご家庭でも、アロマのほのかな香りはリラックス効果も高いので、ぐっすり寝つけるのでおすすめです。

アロマスプレーをお持ちでない方でも、アロマテラピーなどのオイルを使用して頂いても大丈夫です。

オイルを少し指に付け、お布団や枕カバーや縫いぐるみの端に付けるだけでもダニは嫌がりますので、是非、お洗濯とアイロンを掛けた後にお試し下さい。

お布団にダニが発生し肌荒れを起してしまった時のケア

お布団にいるダニに噛まれ、肌荒れを起した時の処置は、市販の塗り薬を塗って下さい。

主に痒み止めですが、ダニといっても人間に害を与える4種類それぞれ症状が違います。

放って置くと症状が酷くなるダニもいるので、顔に後が残っては大変です。

なので、出来れば皮膚科でしっかり相談する事をおすすめします。

ダニは見えにくい存在ですが、しっかりお掃除や対策をして、十分気を付けて下さい。