睡眠不足は肌の大敵!睡眠不足を補うことで美肌になる方法!

  • 2018年3月1日
  • 2019年5月28日
  • 睡眠

「睡眠不足は肌に良くない」とは、よく耳にします。

仕事や勉強などが忙しい場合は、ついつい夜更かしをしてしまうことってありますよね。

でも、特に美容を気にする女性にとって、睡眠不足が原因で起こる肌トラブルは、メンタル的にも影響を及ぼしてしまうほど深刻な場合もあります。

今回は、「睡眠不足を補うことで美肌になる方法とは?」などの疑問についてお答えします。

睡眠不足を補うことができないと肌はどうなってしまうのか

睡眠は、体の機能を正常に保つためには、欠かせない生命維持機能装置と言っても過言ではないくらい重要なものです。

そして、「美容を気にする女性は睡眠を大事にする」と言われるくらい、肌にとっても大事な役割を果たしています。

睡眠不足になり、さらに寝不足を補うことができない状態になってしまうと、血流が悪くなってしまうため、目の下にクマができてしまいます。

また、肌がくすんでしまったり、ニキビもできてしまいます。

こうなってしまうと、お化粧でも隠しきれなくなってしまいます。

これが慢性化してしまうと、肌の黒っぽいくすみや、目の下のクマ、ニキビも治りづらくなってしまいます。

また、1回の十分な睡眠でも、これらの肌トラブルは解決できません。

このような肌トラブルの原因は、成長ホルモンの減少によるものです。

寝不足をしてしまうと、睡眠時に分泌されるはずの成長ホルモンの分泌が減ってしまいます。

成長ホルモンは、肌の再生や修復、水分維持、新陳代謝の促進など、肌にとっては重要な役割を担っています。

しっかり眠ることで、日中の紫外線や乾燥などからの肌ストレスも修復できるのです。

睡眠不足が続いてしまうような生活は、しないように心がけましょう。

睡眠不足を補うことができない場合のその他の健康被害

十分な睡眠がとれず、それが補うことができないことになってしまうと、美容はもちろんのこと、健康にも被害が出てしまいます。

どんな被害があるのか見ていきましょう。

○循環機能の障害

睡眠不足は、体すべての機能が正常には機能することが難しくなってきます。

たとえば、自律神経系も睡眠不足によって機能が低下する傾向にあるので、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などになってしまう可能性もあります。

○脳機能の障害

物忘れ、集中できない、行動の予測ができないなどの記憶障害、アルツハイマー型の認知症などがあります。

○免疫機能の障害

寝不足をしてしまうと、体温の低下などで免疫機能も低下してしまいます。

風邪を引きやすくなるのもそのせいですね。

また、アトピー性皮膚炎やアレルギー体質にもなりやすくなってしまう傾向にあります。

○脂質代謝機能の障害

寝不足をすると、代謝機能が低下します。

つまり、通常より代謝が悪くなるので太りやすくなってしまうのです。

寝不足は、判断力にも欠けるので、いつまでも食べ続けてしまうことにもなり兼ねません。

肥満になってしまうと、さらに糖尿病や高脂血症などの病気になることがあります。

普段から、寝不足には気を付けたいものですね。

睡眠不足を補う方法

前日の睡眠不足を日中に補う方法をご紹介します。

睡眠不足になると、翌日はとても眠くなります。

これは、単に寝不足だからではなく、眠ることにより脳細胞を守ろうとしている体のサインなのです。

20分もあれば、脳の活動量はアップし、睡眠後の行動パーフォーマンスもあがりますので、時間があれば20分程度の仮眠をとることをおすすめします。

横になって寝てしまうと、ついうっかり熟睡してしまい、夜の睡眠に影響が出てしまいますので、椅子に座って仮眠をとるようにしましょう。

とくに日中の30分以上の睡眠は、夜の睡眠に影響が出る確率が高いと言われています。

睡眠は体に良いものですが、夜に眠れなくなってしまうと、翌日もまた睡眠不足になり兼ねませんので、気を付けましょう。

寝不足を補う仮眠は、数秒から数分でも、それを繰り返すことで、前日の睡眠不足を補うことができます。

携帯や腕時計のアラームをセットして、机に突っ伏したり、椅子に寄り掛かって仮眠をとったりするなど工夫をしながら睡眠不足を補うようにしましょう。

美肌効果を補う!睡眠不足時に効く食材

睡眠不足になってしまっている時は、食材で肌をケアしていきましょう。

それでは、どんな食材で美肌効果を補うことができるのでしょうか。

睡眠不足による肌荒れには、ビタミンb群の摂取が効果的です。

特に、ビタミンb2は、肌の新陳代謝の促進やニキビの予防や改善に優れた効果を発揮します。

では、ビタミンb2にはどんな食品があるのか見ていきましょう。

○ビタミンb2を多く含んだ食品

■鮭などの鱒類100g・・・・・・6.38g
■豚肉・スモークレバー100g・・5.17g
■味噌100g・・・・・・・・・・2.58g
■牛乳などの乳製品100g・・・・2.35g
■焼き海苔100g・・・・・・・・2.31g
■鶏卵100g・・・・・・・・・・2.09g

その他、パセリや乾燥のまいたけなどにも含まれています。

また、美肌とストレスにはビタミンcもよく効きます。

ビタミンcは、抗酸化力が強いため、肌荒れや皮膚の健康維持にも優れた効果を発揮します。

では、ビタミンcを多く含んだ食品を見ていきましょう。

○ビタミンcを多く含んだ食品

■アセロラ・酸味種100g・・・1700mg
■青汁ケール100g・・・・・・1100mg
■パセリ100g・・・・・・・・820g
■緑茶100g・・・・・・・・・260mg
■赤ピーマン100g・・・・・・180mg

その他、果物の柑橘類や、黄色ピーマン、キウイ、バナナ、ブロッコリーなどにも含まれています。

また、健康のためには、ミネラル、タンパク質など、いろんな食材をバランス良く摂取するようにしましょう。

日中に睡眠不足を補うことが難しい場合の日中の過ごし方

日中に睡眠不足を補うことができない場合は、脳の活動量が低下するので判断が大幅に欠けてしまいます。

ですから、日中の行動にはいろいろと注意して過ごさなければなりません。

では、どんなことに注意しなければいけないのか見ていきましょう。

○行動範囲を広げない

寝不足時は、判断力、集中力が大幅に欠けています。

例えば、ちょっとした段差につまずく、頭上の障害物に気づけない、反射神経が鈍るのでとっさの行動がとれないなど、普段当たり前にできているようなことができなくなってしまうのです。

ですから、普段行かないような場所まで遠出してみるなどの、行動範囲を広げるような事は避けましょう。

○スマートフォンやパソコンを使用し過ぎない

スマートフォンやパソコンは、脳に刺激を与えてしまいます。

寝不足であっても長時間使用してしまうと、夜に眠れなくなってしまう可能性がありますので、寝る前は避け、短時間の使用にしましょう。

○カフェインの取り過ぎに注意する

寝不足時は血圧が高めになり、心臓にも負荷がかかり気味です。

動悸がすることも多いため、覚醒作用のあるカフェインの取り過ぎは、さらに心臓に負荷をかけてしまう場合もあります。

また、夜の睡眠の妨げになる可能性も大きいことから注意が必要です。

日中の眠気防止にはなりますが、飲み過ぎてしまうと、かえって逆効果になりますので気を付けましょう。

寝不足のときは、以上のことに注意して過ごしましょう。

睡眠不足を補うことができた場合の肌のコンディション

睡眠不足を補うことができれば、肌の調子はぐんぐん回復します。

肌のターンオーバーには4週間かかりますので、冒頭でもお伝えしたとおり、1度できてしまったニキビは1度の睡眠で治ることはありません。

ですが、毎日十分な睡眠をとることで成長ホルモンは正常に分泌されます。

また、目の下のクマは、十分な睡眠による血行促進で消えていきます。

成長ホルモンは、夜の22時から2時に活発に分泌されますので、なるべく夜更かしをしないようにしましょう。

1度崩してしまった肌のコンディションや体調は、すぐには治りづらいものです。

美容や健康のためには、なるべく普段から規則正しい生活をおくるようにしましょう。

睡眠不足を補うことで美肌になれる4つの方法

1 日中に20分以内の仮眠をとって睡眠不足を補うようにしましょう。

2 日中の寝過ぎは夜の寝不足になる原因をつくってしまうので気を付けましょう。

3 寝不足時は、肌の新陳代謝やニキビの改善にビタミンb2食品を摂取しましょう。

4 肌荒れや健康維持のために、ビタミンcも摂取するようにしましょう。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。