工夫次第で活用方法はいろいろ!突っ張り棒の取り付け方法

突っ張り棒といえば、洋服をかけるというイメージですが、工夫次第で収納やおしゃれインテリアに大変身します。

突っ張り棒は、意外にもいろいろなところで活躍してくれます。

その突っ張り棒を便利に楽しく使っていただくため、突っ張り棒の正しい取り付け方法から、その活用方法をご紹介します。

意外に知らない突っ張り棒の正しい取り付け方法

突っ張り棒のイメージとして、

「せっかく突っ張り棒をつけても、すぐに落ちてしまう。」
「突っ張り棒をつけると、壁に傷がついてしまう。」

などと考えている方もいらっしゃることでしょう。

しっかりとした取り付け方をすれば、落ちづらく、傷もつきにくくできるのです。

実際に突っ張り棒を上手につけられていないという方もいると思いますが、上手くつけられない方は、突っ張り棒の取り付け方法を守られているでしょうか?

壁と壁の間に突っ張り棒を取り付けるとき、壁と壁との間より少し短めに伸ばし、間に入れてから、きつくなるまで突っ張り棒をくるくると回して伸ばして固定させるという取り付け方法をされていませんか?

実は、この取り付け方法は間違いなのです。
この方法では、壁が傷んでしまうことがあります。

それでは、突っ張り棒の正しい取り付け方法とはどのようにするのでしょうか。

正しい取り付け方法をご説明しましょう。

突っ張り棒の中にはバネが入っているので、それを利用します。

まず、取り付けたい場所の間より、2㎝~5㎝程少し長めに突っ張り棒を回して伸ばします。
そして、突っ張り棒の一方の端を取り付ける壁に押し当てバネを縮めながら、水平に取り付けます。

これが正しい取り付け方法となります。
この取り付け方をすることで、壁が傷が付きにくく、しっかりと取り付けられます。

突っ張り棒がしっかりと固定されない条件

先程では、突っ張り棒の正しい取り付け方法をご紹介しました。
しかし、正しく付けても、条件が悪いと、しっかり固定されません。

では、どのような条件が悪いのでしょうか。

◯両側の壁が柔らかい

両側の壁が柔らかいと、力が加わりづらいため、突っ張り棒が固定されません。

取り付ける際は、しっかり硬い壁を選んで取り付けしましょう。

◯耐荷重量

長さに余裕があるからといって、洋服をかけすぎたり、荷物を置きすぎたりすると、重量オーバーとなり、突っ張り棒が落ちてしまいます。

突っ張り棒が歪んでいるときは、重量オーバーの合図です。
こうなると落ちてしまうのも時間の問題です。

耐荷重量を守って使用しましょう。

◯伸ばしすぎ

突っ張り棒をギリギリまで伸ばしきってしまうことも、強度が足りなくする理由になります。
このように伸ばしきってしまうと、本来の突っ張り棒の力を発揮できません。

◯水平に取り付けていない

水平に取り付けていない場合も、重さに耐えづらくなるため、しっかりと固定ができません。

これらの条件で取り付けていた方は、一度見直してみてはいかがでしょうか。

突っ張り棒を使ってデッドスペースを活用する取り付け方法

お部屋の中で、「この空間が無駄だな」なんて思われたことはありませんか?
そのようなデッドスペースには突っ張り棒を使い、収納スペースにしてしまいましょう。

◯クローゼットのデッドスペース

クローゼットの中に突っ張り棒を使って、カバンやスカーフ・ベルトなどの小物類をしまうスペースを作ります。

その取り付け方法は簡単で、クローゼットの横幅に突っ張り棒を取り付けるだけです。
そこに、ベルトやスカーフをかけるだけでできます。

また、S字フックを使うと、カバンもかけることもできます。

◯トイレの上のデッドスペース

トイレの上のデッドスペースを活用する方法としては、壁と壁の間に突っ張り棒3~4本取り付け、その上に板を乗せます。

そうすると、トイレットペーパーや掃除用品を置くスペースができます。

他にも消臭剤なども置けて、とても便利です。

◯シンクの下のデッドスペース

シンクの下にもトイレのデッドスペース活用法と同じで、壁と壁の間に突っ張り棒3~4本取り付け、その上に板を乗せます。

そうすると、鍋やフラパンや、ボウル・ざるなどを置くスぺースができます。

その他にも、隙間や空間などあり、条件が良ければ突っ張り棒の活用スペースとなります。

突っ張り棒は縦使いでも便利でおしゃれ!取り付け方法のご紹介

突っ張り棒といえば、横に使うイメージですが、工夫次第で縦に取り付けても活躍してくれます。
こちらも取り付け方法はとても簡単です。

◯キッチン収納

使うものは、突っ張り棒2本と、ワイヤーネット、結束バンドです。

突っ張り棒を2本を床と天井に固定します。
その間にワイヤーネットを結束バンドで数ヶ所を固定して取り付けていきます。

さらに、そこにフックやラックを取り付けると、収納力がアップするため、とても便利になるでしょう。
調味料やキッチン雑貨の小物類が収納しやすくなりますよ。

◯壁作り

使うものは、すのこやラティスなどの板と突っ張り棒2本、結束バンドです。

まずは板の横幅を測ります。

その板の横幅よりも狭めな感覚で、2本の突っ張り棒を取り付けます。
そして、その間に用意したすのこやラティスなどを、結束バンドで数ヶ所を固定して取り付けます。

これでちょっとした壁のできあがりです。

壁に画びょうやビスで傷をつけられない、アパートなどの賃貸では、壁に時計やカレンダーをかけられるようになりますし、いろいろなディスプレイができるようになります。

家具の転倒防止にもつかえる突っ張り棒

家具の転倒防止用の突っ張り棒もあります。
地震の時など家具転倒はとても恐ろしいですよね。

こういうときにも、突っ張り棒は役にたちます。
上手く取り付けると天井と家具に傷をつけずに固定してくれます。

しかし、取り付け方法を間違えると、しっかりとその効果を発揮してくれません。

そこで、取り付け方法を正しく行い、家具の転倒を防ぐ方法をご紹介します。

こちらを取り付ける前にまず確認していただきたいことは、家具と天井の硬さです。

先ほどもご説明しましたが、突っ張り棒は硬いものに効果を発揮します。
どちらかが柔らかいと、しっかり固定されません。

そして、取り付け位置です。

突っ張り棒2本を固定したい家具の天板の端側両サイドにそれぞれ一本づつ付けて、天井とを固定します。

また、使用する突っ張り棒は、接着面が広いものを選びましょう。
耐震用の突っ張り棒もありますので、検討してみてください。

さらに、補強したいとのことなら、壁と突っ張り棒の間に、耐震マットを挟むと良いでしょう。

目隠しにも使える突っ張り棒の取り付け方法

棚や収納スペースの中にものが見えると、ごちゃごちゃして見えてしまうこともあります。
そうして出てしまう生活感。

その生活感を突っ張り棒を使って、目隠しをしてしまいましょう。

使うものは、突っ張り棒・カーテンに使う布・クリップランナーの3つです。
すべて100円均一ショップでも揃えることができます。

取り付け方法は、とても簡単です。

①準備

カーテンに使う布を、隠したい棚や収納スぺースに合わせてカットします。
このとき、布のほつれ防止に裾上げテープを使うと便利です。

そして、クリップランナーを取り付けます。

布に穴がなくても、クリップで挟むだけという便利なものなので、カーテンやのれんを買わなくても大丈夫です。

②取り付け

布をつけた突っ張り棒を棚の内側に固定します。
これだけで、カーテンのような目隠しができあがります。

カラーボックスなど木の素材で出来ている棚には、棚の両端にフックをつけて、そこにかけるときれいに布をかけることができます。

簡単におしゃれに生活感を隠すことができる、突っ張り棒のカーテンは大変便利です。

工夫次第で広がる便利な突っ張り棒を上手に活用しよう

突っ張り棒は取り付け方法次第で、まだまだ活用方法は広がります。

突っ張り棒にも長さ、耐荷重量、色や柄もそれぞれです。
使いたい目的や場所に合わせて、しっかりあった突っ張り棒を選択してください。

収納スペースの拡大や、おしゃれなインテリア作り、家具の転倒防止など、突っ張り棒は取り付け方法を正しく行えば、大変便利なものです。

ぜひ上手に活用してください。