皆さんは、最近よく眠れていますか?
「朝起きたばかりなのに疲れが取れていない。」
「熟睡出来ないから病院に行ってみようかなと思っている。」
という方も、多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待ってください。
ヒーリングミュージックがもたらす睡眠効果をご存知でしょうか。
今回は、睡眠について悩んでいる方に、ヒーリングミュージックで質の良い睡眠を取る方法をご紹介します!
睡眠に効果のあるヒーリングミュージックとは??
「睡眠に効果がある!」と聴くだけで、ヒーリングミュージックがどういうものなのかは、大体想像がつくことと思います。
ヒーリングミュージックとは、「心が癒されるリラックス効果のある音楽」のことを言います。
また、ストレスの緩和や疲労の回復効果もあり、治療として使われることもあるくらい、効果の高い音楽なのです。
ピアノやバイオリンやフルートなどを使ったスローテンポな曲調が多く、他にも、小川のせせらぎや鳥のさえずりなどで構成されたヒーリングミュージックもあります。
自然界の音である、小川のせせらぎや小鳥のさえずり、夜に聴く虫の音色などを聞いてリラックス出来るのも、一定ではない不規則な「1/fゆらぎ」効果によるものとも言われているのです。
そのため、炎の揺を見て心地良かったり、電車の揺れが心地良く眠ってしまうのも、この「1/fゆらぎ」効果と考えられています。
また、ショパンやバッハなどの穏やかで心が安らぐクラシックなども、ヒーリングミュージックのCDには多く選ばれているようです。
人はリラックスしている時、脳にアルファ波が出ると言われています。
ヒーリングミュージックを聞いて、リラックスしている時も、同様にアルファ波が出ます。
ヒーリングミュージックは、活動的に行動して疲れた脳の休息や、良い睡眠を得るためには欠かせない、最高の安らぎ効果があると言えますね。
ヒーリングミュージック効果で得られる睡眠の質
人の脳波は、起きている時と寝ている時では違います。
起きて活動的に動いている時は、ベータ波という脳波が出ており、起きていても落ち着いたりリラックスした状態の時は、アルファ波が出ています。
活動的で意欲的に考えている時は、脳がベータ波であることに加え脈拍も速く、良い眠りにつくには時間もかかるなど、不向きな状態です。
でも、ヒーリングミュージックを聴いて、心を落ち着かせリラックスし、脳をアルファ波に変えると脈拍も安定し、深い眠りへと入りやすくなります。
ヒーリングミュージックには、とても良い睡眠効果があるのです。
睡眠について悩んでいる人には、ぜひとも試してもらいたいアイテムの1つです。
また、睡眠にはノンレム睡眠とレム睡眠があります。
ノンレム睡眠は、熟睡している状態を言い、レム睡眠は、目覚めに近い浅い眠りのことを言います。
このサイクルは、睡眠中に交互にやってきます。
しかし、年齢が増すにつれ、ノンレム睡眠の時間は短くなっていくようです。
若い人は、多少の寝不足でも一度寝てしまえば、ぐっすりと熟睡出来ますが、年齢を増すことによる寝不足は、ノンレム睡眠が短くなっていることから起こるので、注意が必要です。
睡眠は、日中の活動を左右する大事なことと言えますね。
出来るだけ良い睡眠を取るためにも、ヒーリングミュージック効果を上手に使ってリラックスし、深いノンレム睡眠を得ましょう。
ヒーリングミュージックの前に日中の行動を見直して睡眠効果を高めよう
ここまで、「ヒーリングミュージックは、良い睡眠を得るために効果がある」とお伝えしましたが、生活リズムが乱れてしまうと、良い睡眠は得られません。
朝起きる時間や、夜寝る時間が決まっていなかったり、日中にぐっすりとお昼寝をしている場合は、当然ながら良い睡眠を取ることは出来ませんね。
「一番良いのは、規則正しく早寝早起き!」と知ってはいても、日常的に不規則であったり、仕事上、不規則な生活である場合は、なかなか規則正しい生活リズムを取り戻すのは難しいかもしれません。
でも、ちょっとした心掛けで変わります。
簡単に出来ることをご紹介するので、その中から出来そうなことを試してみてください。
1つ目は、早起きをしてみる、ということです。
理由は簡単で、早く起きることによって、夜は眠たくなるからです。
それを繰り返すうちに、早く起きるために早く寝る、という行動が出来るようになってきます。
また、それに伴い、時間も意識するようになるので、だらだらとテレビを見たり、いつまでも起きていることもなく、メリハリのある生活に変わってくることでしょう。
2つ目は、早起きするために遮光カーテンをやめてみる、ということです。
いつまでも暗いと、なかなか目覚めも悪いものです。
陽の光が入るカーテンに変えてみましょう。
早起きのきっかけになります。
3つ目は、午前中に外で20分以上は日の光を浴びる、ということです。
午前中に外で光を浴びることで頭も冴え、活動的になることで夜の睡眠への効果も期待出来ます。
午前中に意欲的に活動することが、より良い睡眠を得るための重要なポイントと言えそうです。
ヒーリングミュージックによる睡眠効果を最大限に引き出すためには?
深い眠りを最大限に得るためには、いつヒーリングミュージックを聴けば良いのでしょうか。
寝る直前が良いのでしょうか、それとも30分前なのでしょうか。
実は、睡眠に対して、ヒーリングミュージックの効果を最大限に引き出すには、寝る1時間前に聴くのが良いと言われています。
人の体は、もちろん機械ではありませんから、ボタン1つで脈拍を下げたり上げたり、脳波をアルファ波にしたりベータ波にしたりすることは出来ません。
また、寝る直前にヒーリングミュージックを聴いたからといって、すぐにリラックスしたり脳波が変わるわけでもありませんね。
リラックスした環境をつくり、その中でヒーリングミュージックを聴くことで、良い睡眠を得られるように心掛けましょう。
そして、時間をかけて徐々に心身を落ち着かせていきましょう。
また、ヒーリングミュージックの効果を充分発揮するためにも、寝室の環境など、熟睡出来るような配慮も必要です。
例えば、枕の高さをより自分に合うものに変えてみるとか、ベットの硬さが気になっているのであれば変えてみることも大事ですね。
その他、リラックス出来るよう寝室には細々した物を置かない、ライトを暖色系にしてみるなどの工夫も、良い睡眠には必要でしょう。
睡眠の効果を良くするための食事のタイミングと入浴
よく眠れない原因の1つに、食事時間と寝る時間の間隔の短さがあげられます。
まだ胃の中に消化途中の食べ物がある場合は、熟睡は出来ません。
その理由は、食べた物を消化しようと、胃が活発に動くからです。
良い睡眠を得るためにも、寝る3時間前には食事を済ませましょう。
そこまで時間がない場合は、消化に良い物を選んで食べると良いでしょう。
夕食は、腹八分にすることで胃の負担が減り、消化も早く、より良い眠りに繋がります。
また、水分などは特に問題はないようですが、アルコールは控えたいところですね。
そして、睡眠に効果的な入浴方法というものもあります。
ついついシャワーで済ませがちですが、良い睡眠を得るためにはシャワーではなく、しっかりお湯に浸かる全身浴がおすすめです。
お湯は40度前後が適温です。
それより熱くしてしまうと、交感神経が高ぶって脳が冴えてしまい、かえって眠れなくなってしまいます。
この入浴による睡眠効果の良いところは、お風呂から上がった後の湯冷めです。
眠気は、この湯冷めにより体温が下がった時に訪れます。
40度より低い温度のお湯での入浴では、湯冷め効果が得られず、眠気も訪れにくくなってしまうわけです。
また、食事や入浴の他に、ヒーリングミュージックの効果による睡眠の質も上げたいので、入浴は寝る1時間30分から2時間前までには済ませておきましょう。
ヒーリングミュージックを聴いた場合とそうではない場合の結果
ヒーリングミュージック効果による睡眠でぐっすりと熟睡出来るようになると、朝の目覚めが良くなり、規則正しい生活習慣も身に付くようになります。
また、目覚めが良いことで行動的になり、脳の働きも冴えて冷静な判断が出来るようにもなります。
だらだらせず、テキパキとメリハリのある行動が取れるようになるため、体力がついて風邪も引きにくく、疲れにくい体質にもなります。
逆に、寝る前にリラックス出来ずにいつまでも寝付きが悪い場合は、睡眠時間が短くなることで朝の目覚めも悪く、一日を通してボーっとしてしまいます。
集中力や判断力が鈍り、うっかりミスが多くなったり、怪我もしやすくなってしまいます。
また、寝不足が続くことで免疫力が弱まってしまい、疲れが慢性的になったり、食欲が落ちたり、頻繁に風邪を引くようにもなってしまいます。
疲れが続いている場合や高齢の方ほど、質の良い睡眠を心掛けるようにしましょう。
質の良い睡眠にするために、日々の生活を見直そう
今回は、質の良い睡眠を得るための方法をお伝えしました。
ヒーリングミュージックを聴くだけでも効果的ですが、日中の行動を見直して早寝早起きを心掛けましょう。
また、食事は寝る3時間前に済ませ、入浴は40度前後で全身浴をすると、効果が高まります。
人は、夜に寝ることでバランスが取れるように出来ています。
夜にしっかり熟睡出来ると良いことがたくさんあるので、眠れなくて困っている人は実践してみてくださいね。