今、女性を中心に手芸ブームが再到来しています。
特に、お子さんがいる方は、子供服やオムツケースを手作りして、子育ての合間に手芸を楽しんでいるようです。
今回は、日本に手芸ブームが再到来した理由や手作りできるオムツケースについて、お伝えしていきます。
なぜ今?手作りに魅了される大人たち
冒頭でもお伝えしたように、日本では今、手芸ブームが巻き起こっています。
手芸市場は約4000億円にまで上ると言われており、これは、ゲーム市場に迫る勢いです。
既成品が安く簡単に買える時代の今、なぜ、手芸がブームになっているのでしょうか。
そこには、日本の経済状況が深く関わっていました。
手芸をする方の人口が増え始めたのは、2008年のリーマンショック以降だといわれています。
なにかとストレスが多く、家計も厳しい時代になったので、低コストで何も考えずに没頭できる趣味として手芸が再注目されたのではないかと思われます。
特に、手芸の中でも編み物をする方が増えています。
編み物は、編み図を理解し、図面通りに編んでいくという高度で複雑な作業と繰り返すという単純作業を同時に行うので、無心で没頭できます。
子育てでお疲れ気味の奥様もお子さんのオムツケースを編み物で手作りしたりと、育児の合間のリフレッシュ時間になっているようです。
育児の癒し!オムツケースまで手作りするママさん
2章でお伝えしたように、手芸を趣味としているのは、主婦の方が多く、忙しい家事や育児をこなしながら合間の時間に色々なものを手作りされています。
赤ちゃんがいる方にとって、オムツ変えの時間は、気分や体調によってはつらい時もあるかと思います。
そんな大変なオムツ替えの時間に癒しを与えてくれるのが、手作りのオムツケースです。
持ち運びに便利なポーチ型のオムツケースを手作りする方が多く、手芸サイトやお子さんがいる方のブログでは、さまざまなデザインのオムツケースが紹介されています。
その中から、手芸の初心者でも作ることができる簡単なオムツケースの作り方をご紹介します。
◯作り方
①縦50cm、横30cmのタオル生地と30cmのファスナーを用意します。
②タオル生地を縦半分に折り、ファスナーが表裏になるように、縫い付けます。
③縦の部分の両端も縫い合わせていきます。
④生地をひっくり返してできあがりです。
タオル生地を使うことにより、ほつれ止めを縫う必要がなく、マチもない作り方なので20分程度でできあがります。
100均のかごをリメイク!オムツケースを手作りしよう
この章では、100円ショップで購入できるものを使って、オムツケースを手作りする方法をご紹介します。
◯作り方
①100円ショップで売っている、お好みのかごを2つ用意します。
紐を縫い付けられるような、柔らかい素材のものを用意してください。
②1つのかごを上向きに、もう1つのかごを下向きにして合わせます。
③合わさったかごの片端を、麻紐で縫い合わせるようにくくっていきます。
④上かごに、100円ショップで売っている、引き出し用のハンドルを取り付ければ完成です。
低コストで、簡単にトランクのようなオムツケースを作ることができます。
もっと、可愛くしたいという方は、かごにリボンを巻き付けたり、ハンドルに端切れを細く切ったものを巻き付けるとよいでしょう。
スパゲッティと呼ばれる厚い生地の毛糸を巻き付けてもおしゃれです。
蓋付きなので、大切な赤ちゃんのオムツを清潔に保管することができます。
100均のプランターで!目から鱗のオムツケース
この章では、100円ショップで購入できるプランターを使ったオムツケースの手作り方法をご紹介します。
◯作り方
①100円ショップで売っている、横長で丸みのある形のプランターを2つ用意します。
②1つのプランターを上向きに、もう1つのプランターを下向きに合わせます。
③プランターが合わさった部分の片端に、2ヶ所、蝶番を取り付けます。
④プランターの足の部分の穴に、紐を通して取っ手を作ります。
これでトランク風のオムツケースの完成です。
これだけでも可愛いですが、もっと可愛くしたいという方は、本物のトランクのように、英字のステッカーやレトロなデザインのステッカーを貼ると、よりおしゃれになります。
オムツを縦にして並べて保管すると、取り出しやすいです。
また、オムツケースのほかにも、根菜類やパンなどの保存にも向いています。
蓋付きなので、長期保存してもほこりを被らず衛生的です。
また、丸型のプランターを2つ組み合わせると、球体の可愛らしいケースができます。
こちらは見た目重視なので、オムツのように大きめのものには向いていませんが、おしり拭きや綿棒などの細かいものを収納するとよいと思います。
マガジンケースをアレンジ!オムツケースにぴったり
これまで、100円ショップのものを使ったオムツケースの作り方をご紹介してきましたが、家事や育児で手作りする暇がないという方に、オムツケースとして使えるアイテムをご紹介します。
オムツケースとして使えるアイテム1つ目は、CDケースです。
CDケースは、蓋付きで100円のものが多く、オムツの幅がフィットするものがあるのでおすすめです。
2つ目にご紹介するアイテムは、マガジンケースです。
こちらも100円ショップで売っていて、CDケースより幅が狭いですが、オムツを縦にして収納することができます。
棚に収納する場合は、100円ショップで売っているキッチン用の収納ケースがおすすめです。
小麦粉などを収納するためのケースは、オムツと大きさが似ていて、スペースを有効利用し、収納することができます。
また、キッチン用は、取り出しやすいように、取っ手付きのケースが多く、機能的でおすすめです。
カラーボックスのように、引き出しのない棚でもすっきりとした印象になります。
直接、保管するよりも衛生的で、見栄えもよいです。
また、木製のボックスもおしゃれでおすすめです。
取っ手がないものには、100円ショップで売っている引き出し用のハンドルを取り付ければ、立派な引き出し式のオムツケースになります。
木工用ボンドや瞬間接着剤で簡単に取り付けることができます。
キャリーバッグをオムツケースに!手作りラベリングで賢く収納
オムツは毎日、頻繁に使うものなので、使いやすい場所に収納できると便利です。
そして、家の中で赤ちゃんのオムツを変える場所は、ベッドルームが多いのではないでしょうか。
そこで、この章では、オムツケースを別のもので代用して、デッドスペースを有効活用したオムツの収納方法をご紹介します。
用意するものは、幅広のキャリーボックスです。
キャリーボックスは、書類収納用のものでローラーが付いているタイプがおすすめです。
それに、オムツを並べて保管し、ベッドの下に収納します。
そして、手作りのラベルを貼り付けておくと、何が入っているのかわかりやすくなります。
また、小さめのキャリーバッグに同じくラベリングして、オムツをリビングのデッドスペースに置いておくと、場所が変わってもスムーズにオムツ変えができます。
デッドスペースを効率よく使い賢く収納してみましょう。
オムツケースは手作りでぬくもり感を演出!
これまでオムツケースの作り方についてご紹介してきましたが、参考になるものはありましたか。
手作りのものは、自分で作ったものでもぬくもりを感じると思います。
子育てがひと段落し、オムツケースを見たときに、お子さんが赤ちゃんだった頃を思い出して、ほっこりできるような素敵なオムツケースを作ってみてください。