高校生に理想的な部屋とは?勉強机はどのように活用する?

高校生は、大人と子供の部分が共存しているとても難しい年代と言われます。

そんな高校生にとって、使いやすい机、プライバシーも守れる部屋とはどんなものでしょうか?

また、親はどのような接し方がいいのでしょうか?

高校生の部屋の在り方を考えます。

女子高校生の部屋に置く机はどんなのがいい?

高校生ともなると、女の子は自分の好みが強くなりますね。
自分の好きな配色で部屋を作り、家具も選びたがるものです。

女子高校生にとって、机は勉強をするところでもあり、またドレッサーともなるスペースでもあります。

そのため、机は比較的大きなものを選ぶといいでしょう。
そして、引き出しも細かく分別されているものが好まれるようです。

また、最近ではノートパソコンを持つ高校生が多いので、そのノートパソコンを置くスペースも必要でしょう。

高校生となると、家での勉強は自分の部屋がほとんどとなります。

自分の部屋で、いかに集中力を持って勉強に立ち向かえるかが大切なポイントとなりますが、机は部屋のドアが見える位置に置くといいと言われています。

何故なら、机が壁に向いていると心理的に不安材料を生む可能性があるからです。

また、人の出入りが見えるドアが机の前にあることで、いきなり人の気配を感じるストレスをなくすというメリットがあるとも言われています。

女子高校生が大切にする部屋と机の統一感とは?

女子高校生の部屋で多くあるのが、ピンク基調にしているということです。
部屋のカーテンやベッドカバー、クッションに至るまで淡いピンクで統一感を出している子が多いですね。

机に関しても、さりげなくピンクの椅子カバーを使ったり、ピンクの置物を飾ったりする場合が見受けられます。

女子高校生の特徴としては、友達を部屋に呼びたいと考えている年代ということです。

友達を部屋に呼ぶにあたって、「自分のこだわりを部屋に反映させたい」と考える女子高校生は多く、好きなキャラクターを飾ったり、自分をアピールできるもので部屋を埋め尽くすなど、人それぞれの工夫をしています。

このように工夫をする中でも、ただ個性を出すのではなく、統一感を意識していることが多いです。
その理由は、整理されている部屋にも見えるからです。

また、机もシンプルもなりがちですが、シンプルだからこそ自分の個性を出せるところでもあります。
そして、好きなものを置いておくことで、机に向かうのも少しは楽しくなります。

自分の部屋をより、可愛くするために統一感を大切にしているのですね。

男子高校生の部屋に適した机は?

先ほどは女子高校生の部屋についてお伝えしましたが、男子高校生の部屋はどうでしょうか。

男子高校生にとっては、シンプルで使いやすい部屋が一番の人気のようです。
机に関しても、デザインよりも使い勝手が良いものが好まれているようですね。

大体、初めての勉強机は小学校入学時に購入することが多いですが、それから中学生までは同じものを使い、高校生の時に新しく買い直す場合が多いでしょう。

高校生になると、大人と同じ体格になるので、机も大人用のものを購入することがほとんどです。
そして、特に男子高校生の場合は、シンプルで機能性重視のものを求めるのです。

機能性の高いものとは、具体的には机の前や横に書籍やバインダーなどを収納できるラックや本棚が充実しており、机の引き出しも十分なスペースを用いた机ということです。

また、男子高校生であれば、ノートパソコンだけでなく、ゲーム機などを置く場所も必要となります。
そのため、ベッドの横にサブデスクを置くタイプも人気です。

そこで、システムデスクのように、用途によって連結できたり、増設できる机やラックが人気があります。

高校生が持つ部屋や机の悩みを考える

ここまで高校生の机や部屋についてご紹介しましたが、ここからは高校生が持つ悩みについて考えます。
高校生は多感な時期と言えるでしょう。

高校生になると大人への憧れも出てきて、子ども扱いされることに反発を感じるようになります。

自分の部屋に関しては特に、自分が好きなようにレイアウトをし、ベッドや机も自分好みのものを選び、配置したいと考えるでしょう。

そんな中で、高校生にとって悩みとなっているのは「親が勝手に部屋に入る」ということのようです。

自分がいる時ならまだよいですが、学校に行っている間に部屋に入られることがとても嫌だと言います。
かと言って、部屋に鍵をつけてもらえないので、そのことが不満であり悩みであるようです。

高校生という時期にはプライベートな部分が増えてきて、親に言えないこともたくさん出てきます。

親はそれを心配し、子供がいない間に動向をついつい覗きたくなってしまうのでしょう。

しかし、高校生との付き合い方はとても繊細に行われなければならず、親も子供を信頼して、断りもなく部屋に入るのは避けた方がいいでしょう。

親が信頼することで、子供にも信頼できる行動をしてもらうようになってもらいたいものです。

高校生の部屋作りに重要なこと

高校生の部屋は、その一人一人の個性が生まれてくる空間であって、同じ兄弟でも色使いから机の選び方、インテリアなど全て変わってきますよね。

高校生になったら、その一人一人の個性は大切にしてあげなければなりません。

自分の部屋は自分だけのお城ですから、その部屋の管理も自分でしたいと思う子が多くなり、そのことが自立を促す結果となるでしょう。

ただし、部屋を閉鎖的にすることは、あまり賛成できることではありません。

高校生は大人である部分と子供である部分が共存しており、大人の目から見れば危なっかしく感じられることもあるでしょう。

そんな中で自分の部屋に鍵をかけ、閉じこもるようなことは親の不安を増長させてしまいます。

いつでも声をかけて親や友人が出入りできる部屋を作ることが、高校生として健全なことでしょう。

高校生の部屋作りには、その子の個性と自立性、そして親の信頼と見守りが重要だと考えられます。

高校生が勉強に集中できる部屋とは?

好奇心の強い時期とされるのが、ちょうど高校生にあたる年代です。
そんな彼らにとって、自分の部屋を勉強に集中できる空間にすることは大変で、様々な努力が必要です。

まず、勉強机をいつも整理整頓されている状態にしておくことは必須です。

また、ゲーム機やテレビ、遊びに関するものが多い環境であるとなかなか勉強に集中することが難しくなるでしょう。

これは大人でも同じですよね。
いかに勉強を優先できる部屋であるかどうかは重要なポイントです。

そのため、できればテレビは部屋に置かない方が良いでしょう。

ゲーム機やマンガなどは部屋にあっても仕方がないものですが、机に座ったまま手に取れる位置に置かないなどの配慮は必要です。

机に座ったら、勉強に関するものしか周囲にないというのがより良い状況で、ゲーム機やマンガはベッドの横にセットするなどの工夫をしましょう。

机に座って見えるところには、毎日のスケジュールや目標を書いて貼っておくなど、自分のモチベーションを上げる努力も必要です。

せっかく与えられた自分だけの部屋なのですから、勉強する時とリラックスする時とメリハリのある空間にしたいものですね。

高校生の部屋に見る机の役割とは何だろう?

高校生の部屋には、意志と主張があって良いでしょう。

それぞれのこだわりや大切にするものがあり、それを個性として部屋を作っていくのだと思います。

高校生と親との付き合い方はいろいろと難しい点もありますが、まずはお互いの信頼関係を築き、いつでも自然な出入りができる部屋を作ることがとても重要なのでしょう。