洗面所を造作でおしゃれに変身!イメージはどう決める?

自宅の洗面所をまるでカフェやホテルのパウダールームのようにしてみませんか?

一日のうち何度も使用する洗面所がおしゃれだと気分がアップしますよ。

しかし、洗面所を造作するとき、どういう流れイメージを決めていくのかよくわからない方も多いでしょう。

そこで今回は、おしゃれな洗面所を作るためのイメージ作りの手順をご紹介します!

お客様にも自慢できるおしゃれな造作洗面台を使った洗面所

洗面所は家族全員が毎日必ずといっていいほど利用する場所です。

日本の住宅事情では洗面所を広くとることはあまりできないかもしれませんね。
でもあきらめないでください。

造作することで、自分の思い通りおしゃれな洗面所をつくることができます。
トイレと併設している洗面所ならば、お客様が来られたときにも利用してもらうこともあるはずです。

おしゃれな造作洗面台を使った洗面所はきっと自慢になりますよ。

しかし、洗面所は鏡や洗面台、収納台など必要なものはどの家でも大体似かよっています。
既製の洗面台を使った場合、どこの家庭でも同じような作りになってしまうのは、仕方のないことなのです。

それが造作洗面台にすることによって、様々なオーダーができるので外国風にだってできるのです。

このように造作洗面台を使うことでおしゃれにすることもできます。
また、その他にも洗面所全体の構成を造作(作り上げる)することでおしゃれにできます。

ただし、そのためにはあらかじめ決めておかなければいけないことがあります。

今回は、洗面所を造作することでおしゃれにする方法を、順を追ってお話ししていきますね。

限られたスペースの洗面所、まずは配置を決める

おしゃれな洗面所を造作したいと思っている方であるなら、自分の好みに合ったものを追求したいと思われているはずです。

しかし、おしゃれにこだわる前に、配線や配置など必要最低限のことを確認しなければいけません。

洗面所に必要なものといえば、洗面台、鏡、収納棚、です。

水道の蛇口や、ドライヤーのための電気のコンセントの位置の確認が必要になります。
家庭によっては、洗面所に洗濯機がある場合もあるでしょう。

その場合は、ランドリーボックスも置かれているはずです。

洗面所でお化粧をする習慣があれば、収納棚もお化粧品を入れるスペースまで考えなくてはいけません。
下着を洗面所に保管したいという場合は、棚の収納量も考えなければいけません。

どこに何を配置するのか、そしてどのくらいの大きさのものが配置できるのかなどを、家族の人数や自分たちの生活様式を見つめながら考えましょう。

洗面所は、朝夕の忙しいときに利用することが多い場所です。

機能性のない洗面所では、おしゃれでもあまりよくないでしょう。
だからといって、機能性ばかりを追求すると美しさは失われてしまいます。

必要な機能性を洗い出した上で、美意識をフルに使って洗面所を作り上げましょう。

おしゃれな洗面所を造作!まずは理想のスタイルを決めよう

おしゃれな洗面所を造作するには、まず自分がどんなスタイルの洗面所を理想としているのかを把握することが大切です。

まずは予算のこと気にせず、「自分がどんなスタイルの洗面所を理想としているのか」ということだけ考えてみましょう。

「これは高くつくからやめよう」など予算を気にしていると、自分の理想のスタイルを素直に思い描くことが難しくなってしまうので、注意が必要です。

なので、自分が理想としているスタイルをはっきりとさせ、もし予算が合わない場合は、どうしても譲れない部分を残して経費を削減させていきましょう。

代表的なスタイルを挙げると、カントリー調、ヨーロピアン調、モダン風などです。

ホテルライクにする、フランスの田舎風にする、ブリティッシュスタイルにしたい、などもう少し具体的なイメージがあると尚いいですね。

インテリア雑誌で、こういう風にしたいというモデルが身近にあると、もっとイメージしやすいと思います。
そのイメージの中で、自分なりにカスタマイズするという方法一番の近道といえます。

もし、自分の頭の中で、完璧にイメージできているという方の場合には、必要ないかもしれませんね。

おしゃれに造作された洗面所には統一感がある!

大まかなスタイルが決まれば、次はそれに合わせて、「色調は明るくするのか」「シックにするのか」などを考えましょう。

スタイルとしてホテルライクが理想だとしても、「白を基調として爽やかな感じに仕上げたいのか」「ダークな色調で大人っぽく作りたいのか」などです。

カントリー風だとしても、カラフルにポップな感じのカントリーなのか、木目だけの印象にしたいのかで印象がずいぶんと変わります。

このようなスタイルや色調が決まると、素材も自然に決まってくるでしょう。

壁は黒のタイルにして、洗面台はステンレスで無機質にしようとか、白木をたくさん使って丸いボウルのような洗面台をポンと置いた感じにしよう、などアレンジできます。

スタイルと色調のイメージがあれば、「壁はクロス張りがいいのか」「木の風合いを生かしたものにするのか」なども決めやすくなります。

どんなスタイルにしたいか、具体的にはわからないけれど、「この素材を使いたい」というものがあるのであれば、そこからイメージしていくのもいいですね。

おしゃれな洗面所を造作するために、スタイルを決めて、色調を決めて、という風に順序立てて考えようとしているのは、できあがったときに統一感がないものになるのを防ぐためです。

また、「自分の望みが何かよくわからない」「ただおしゃれな洗面所にしたい」という漠然としたものだけで進んでいくことを避けるためです。

これだけは絶対譲れないという強く希望するものがあるということは、とてもいいことです。

おしゃれに造作した洗面所は洗面台のデザインが決め手!

おしゃれな洗面所を造作するにあたって、スタイル、色調、素材が決まったところで、次は具体的なデザインはどうするのかということを決めます。

鏡は丸いものにするのか、洗面台は四角がいいなどです。

デザインが一番後?と思われるかもしれませんが、洗面鏡や洗面台が丸か四角かということよりも、洗面所にパッと入ったときのイメージは、大まかなスタイルと色調です。

色のインパクトはとても強いものです。

なので、次は洗面台を選びます。

ここで造作洗面台にする場合は、自分好みの雰囲気を出していけるでしょう。
細かな要望をして、オーダーしていくことで、他とは違う雰囲気を出すことができます。

しかし、既製の洗面台も他と似かよってしまいますが、システム化されたような、どこにでもある洗面台だけしかないというわけではありません。

おしゃれな映画に出てくる一点もののような洗面台など、さまざまなものがあります。

ただ、どうしてもこのデザインの洗面台を使いたいというものがある場合は、やはり造作の洗面台になります。
また、考え方も変えるのもいいでしょう。
今までお話しした順序を逆にするということです。

この洗面台を使いたいから、壁紙や棚はこうしたほうがいいという場合だってあるでしょう。
このように何を優先的にするのかで、選びやすくなるはずです。

おしゃれな洗面所づくりに欠かせない小物選び

おしゃれな洗面所づくりのためにはコンセントカバーやタオルかけなどの小物選びにもこだわりたいものです。

すでにお話しした通り、おしゃれなインテリア作りで大切なのは統一感です。
好きなものにこだわりながらも、どこかには諦めも必要ということです。

すっきりホテルライク、モダンスタイルを理想とするなら、キュートなコンセントカバーは似合わないですよね。

そして、おしゃれさを台無しにしかねないのが生活感です。

いくらおしゃれな洗面所を造作しても、洗濯物が丸見え状態になっていたり、残り少ない歯磨き粉や歯ブラシが散乱していたのでは、台無しになってしまいます。

いかにして生活感を排除できるか、それがおしゃれな洗面所づくりのカギになってきます。

鏡の後ろに収納を作り、ドライヤーや歯ブラシ、コップなどの小物類は見えないようにするなどの工夫をしなければいけません。

統一感を出すのであればタオルにもこだわりましょう。
高級なものを使うという意味ではなく、あくまで統一感が大切です。

タオルは真っ白のものだけ、あるいは色柄ものばかりにするなどです。

そんな細かいことまでは無理、と思うかもしれませんが、統一感はおしゃれの第一条件となるので、手を抜かず行いましょう。

まるで洋書に出て来るようなおしゃれな洗面所をつくってみよう

造作ならおしゃれで洋書に出て来るような洗面所づくりも可能です。

どの家に行っても洗面所は同じようなものだとあきらめず、スタイルと色調、そして洗面台や鏡を好きなものを選ぶことで、オリジナルの空間に生まれ変わります。

是非、我が家だけの洗面所を作ってみてはいかがでしょうか。