カレンダーを貼ろうとして壁の間違った位置に画鋲の穴を開けてしまったり、思わぬことでできてしまった穴を「どうしたらいいの!?」と、焦ることはありませんか?
こういった時に壁の修復が簡単にできるのは、うれしいものです。
壁の修復をするのに修正テープを使う方法などが、誰でも手軽にできる方法です。
お気に入りの壁を修復するのには、修正テープがいい
真っ白な壁に好きなカレンダーを貼ろうとしたときに、画鋲で止めてしまってから、「もう少し下がよかったかな?」と位置をずらそうとすれば、もとに開けてしまった穴が気になります。
また、同様にポスターを変えた時に、サイズ違いの場所に穴ができるといったこともあります。
子供が遊んでいて、プラスチックのおもちゃの角で壁に小さな穴をあけた場合はどうでしょうか。
いずれも壁に残念な穴ができてしまったので、何とかしてふさぎたいものです。
しかし、たった数か所の小さな穴のために壁紙を張り替えるといったら大事です。
壁紙はホームセンターなどで売っていますが、簡単に張り替えられるようでいて、素人がやると空気が入ってぶよぶよになったりして、思うように綺麗に貼れないのが実情です。
そこで、「目立つのだけれど小さい穴を簡単にふさいで、見た目がきれいに修復できる」便利アイテムをご紹介します。
特に修正テープは、意外に使えるスグレモノなのです。
きれいに壁の修復ができる修正テープを使ってみよう!
「壁の修復に、修正テープがいいなんて想像できない!」といった方は結構多いのではないでしょうか。
普通、壁や家具を補修するといったら専門のグッズを取り揃えたり、業者に頼んで直してもらうといった方法が頭に浮かびます。
しかし、画鋲の穴ぐらいではそれだけの予算は削りたくはないものです。
そこで、修正テープを使いましょう。
修正テープを使えば、とても簡単に手軽に壁の修復が可能なのです。
使い方は、いたって普通です。
ボールペンで間違えて書いてしまった文字を修正するように、画鋲で開けてしまった穴にひと塗りして、あとは指で上から押さえて馴染ませてあげます。
ただ、それだけです。
修正テープが持つ本来の役割のように、補修したい場所に貼るだけで作業が終了するのです。
これがとても綺麗に修復できるので、うっかり作ってしまった小さな穴は修正テープで十分対応可能なのです。
更に、修正テープは湿ったインクなどを使っていないのでべたべたしたり匂いがないといった点もポイントといえるでしょう。
もう、小さな穴を眺めてため息をついて、残念がらなくてもいいのです。
修正テープがあれば、穴が綺麗さっぱり消えて、なくなってしまいますよ。
白い壁でしか使えない!?修復用に修正テープを使うときの注意点
壁の修復に、修正テープが大変効果的であることは先ほど述べました。
ここで、注意しなければならない大きな点があります。
まず、先ほどからお話している、修正テープの色を思い出してください。
一般的に事務用品として修正目的に利用する場合は、テープの色は白です。
白い無地の壁紙を使用している壁に開けた穴については、この事務用の修正テープで対応できます。
しかし、白以外の色の壁ではどうでしょうか。
例えばクリーム色や柄ものなどには、通常の白の修正テープでは対応できないのです。
白ではない壁に修正テープの四角い白い帯が走っていては、非常に目立ちます。
こういう時には、思い切って別な方法で対応することも考えましょう。
市販では最近様々な柄を用いた、マスキング効果がある修正テープなども販売されるようになりました。
また、これがなかなかのブームになっていて、修正でありながらマスキングでデコるといった目的を供えていて、人気商品にもなっています。
「穴をふさぐ」という目的を、「穴を飾る」という目的に変更することで可愛らしく演出することも考えられます。
もちろん、賃貸住宅では不向きな理論ではありますが、テープの使い方次第で可愛くデコって、楽しんで穴をふさぐことが可能です。
壁を修正テープや壁紙以外で修復するときの思わぬ落とし穴!?
壁を壁紙や修正テープ以外で部分修復するとき、気を付けなければいけないのが、粘着力がある補修グッズの取り扱い方です。
例えば、穴をふさぐためにデコシールなどで補修したとします。
最近ではウォールステッカーなど、穴隠しをしながらもインテリアにもってこいなアイテムがあります。
大抵は「貼って失敗しても、綺麗に剥がせる」といったものですが、中には質の悪いものがあり、貼り替えようとしたら跡が残った、または壁紙自体が剥げてしまったという失敗談があります。
小さい穴をふさぐ目的が、壁紙を全面張り替えなければならないような大きな損失になりかねませんので、ステッカーやシールなどを貼ることで穴の修復を図る際には、粘着性に問題がないかあらかじめ説明書などをよく確認してから購入しましょう。
貼ってから「失敗した」では、遅い場合がありますので、この点には十分に注意が必要です。
また、「やはりデコることはしなくてもいいけれど、壁の色が白ではない場合にはどうやって修復したらいいか悩む」といった場合には、実はお子さまが工作に使用する、紙粘度が大活躍するのです。
紙粘度は壁修復に便利なグッズに早変わり
紙粘度と言えば、お子さまが工作に使う学用品です。
自由自在に形を作ることができて、遊び道具にもなります。
この紙粘度がどうやったら、壁の修復に活躍するのでしょうか。
自在に形を作ることも、もちろん壁の修復にあったほうがいいことです。
小さくちぎって壁の穴に詰め込むことで、穴を目立たなくさせることができますが、紙粘度の最大の利点は色を好きな色にできるといった点です。
絵具さえあれば、自由に様々な色の変更ができるのです。
穴を補修する対象の壁の色がどのような色合いであっても、絵具で色味を調節しながら対応させることができます。
例えばベージュ色の壁紙だった場合には、絵具は肌色を使い、壁紙の色に合わせて茶色や黄土色を混ぜて濃い色にしたり、白を合わせて薄い色に調節して色を付けます。
色を付けた紙粘度を穴に埋め込んで馴らすだけで、補修の完了です。
修正テープで対応できない無地の色なら、こうして紙粘度と絵具の出番で十分に修正が可能なのです。
テープだけでなく壁修復専用のグッズにも注目しよう
また、修正テープや紙粘度、マスキング効果のあるグッズやウオールステッカーなどだけではなく、壁の穴の修復に効果があるグッズは他にも存在します。
クロスの穴を埋める専用の穴埋め材や、壁用の簡易パテなどが市販で簡単に手に入ります。
穴埋め材の利点は、壁の穴に埋め込んだ後ドライヤーの熱を当てることで、穴の入り口が少し盛り上がり、元々の壁と同じ材質のように見せかけることが可能というものです。
また、壁専用の簡易パテは、壁の穴に塗るように使用することで穴を隠すことができます。
材質も伸びがいいので、できればパテを伸ばすヘラがあれば、とてもきれいに仕上がります。
どちらも壁補修の部分用のものとして、使用するものです。
画鋲で開けてしまった穴はもちろん、もう少し大きい穴や壁のひび割れなどを補修するのにも使えますので、おうちで一つはストックしておくといいかもしれませんね。
もちろんこれらがすぐに手に入らなくて画鋲の穴をふさぐぐらいなら、最初にお話した修正テープで補修する方法や紙粘度などで十分です。
いざというときには修正テープ頼み
壁に開けてしまった小さな穴は、とても簡単に、すぐに早めにふさぐことができます。
どこにでも売っている修正テープ一本あれば、白い壁の画鋲の穴などはすぐにふさげます。
これからは画鋲で穴を開けようとするたびに、「失敗したら余計な穴が開いて困るな・・・」とは思わず、気軽に画鋲を使いましょうね。
失敗したからと言って、修正テープという強い味方がいるのです!
つい間違えて開けてしまった穴に、すぐにひと塗りして押さえれば、もう大丈夫です!