自宅や職場などでよく見かけるメタルラック。
見せる収納でお部屋をお洒落にコーディネートしたり、たっぷりと収納できて、とても便利ですよね。
でも、お部屋の模様替えや、引越しのときにどうしていますか?
キッチンやお部屋の収納に何かと便利なメタルラックの分解方法についてご紹介します。
メタルラックの分解方法をご存知?
メタルラックを組み立てるときには、添付されていた説明書の通りに作業をすると、意外に簡単に時間をかけずに組み立てができます。
しかし、メタルラックをお部屋の模様替えや引越しなどで分解をしなければならないとき、組み立てと同じように簡単に分解することはできるのか疑問に感じる方もいることでしょう。
分解方法は、メタルラックを買った当時の説明書に書いてあるとは思いますが、長期にわたり保管している人は少ないのではないのでしょう。
ではどのように分解したら良いのでしょうか。
メタルラックの分解方法はいたってシンプルです。
柱から棚板を外せば良いだけです。
とってもシンプルな作業だけに人手や結構な力が必要だったりします。
また、ちょっとしたコツが必要です。
今回はメタルラックの分解方法とちょっとしたコツをご紹介していきます。
メタルラックの仕組みを知ると分解方法も分かってくる
メタルラックを分解する前にメタルラックの仕組みを知っていると、コツがわかって楽に安全に分解作業が行えるのではないでしょうか。
メタルラックは4本の柱と、シェルフと呼ばれる棚板の部分、柱とシェルフのジョイント部分で構成されています。
このジョイント部分が柱の溝に引っかかり、ジョイントとシェルフがかみ合うことで、柱、ジョイント、シェルフがぴったりとはまっているのです。
シェルフの重みによって、しっかりと固定されているのですね。
メタルラックを組み立てるときには柱にジョイント部分をはめ、柱に沿って上からシェルフを下ろしてくる方法で行ったかと思います。
メタルラックの分解方法は組み立てるときと、逆に行えばいいのです。
つまり、シェルフを柱の上に向かって外していくという方法です。
メタルラックの分解方法を実践する前に必要な道具をそろえよう
シェルフを柱の上に向かって外していけば良いと書きましたが、様々な理由で簡単には分解できないメタルラックも多々あります。
簡単に分解できない理由というのはどういうことなのでしょうか。
メタルラックですから、当然長年愛用していたり、本や電化製品などの重いものを上に乗せて使用していることもあると思います。
この経年的な変化と、載せられる重さによってシェルフとジョイント部分ががっちりとかみ合い、どう力を入れても中々外れないことがあります。
力ずくでメタルラックの分解を試みても手が痛くなったり、怪我をしては大変ですので、メタルラックの分解方法を試す前に、必要な道具をそろえましょう。
そこで、メタルラックのシェルフを叩いてジョイント部分外すための道具が必要です。
メタルラックを叩ければどのような物でも良いのですが、おすすめはハンマーです。
ハンマーには金属製のものやプラスチック製、ゴム製など色々な種類のものが販売されていますが、プラスチック製のものがおすすめです。
金属製のハンマーは力がとても入りそうですが、メタルラック自体に傷をつけてしまう恐れがありますし、叩いたときに出る音も気になります。
ハンマーは日常の生活で中々使用する頻度のが少なく買うことを少しためらってしまいますが、有ったほうが分解作業が早く進みます。
手でメタルラックを叩くととても痛いので、用意することをおすすめします。
メタルラックの分解方法としておすすめは2人で行うことです
メタルラックの分解方法として、基本的に2人で行うことがおすすめです。
なぜなら、メタルラックは床に対して平行にシェルフがはまっている状態なので、常に床と平行を保ったままシェルフを外していく必要があるからです。
1人で行うと中々シェルフを床と平行にしながら外していく作業は難しいですよね。
2人で行う分解方法はメタルラックの上のシェルフから順次外していきます。
シェルフを外す方法は、シェルフの柱とのジョイント部分を4箇所均等に少しずつ下から上に向かって先ほどおすすめしたハンマーで叩く方法です。
コツは1回で叩いて外そうとしないで、少しずつ均等に叩くことです。
2人で左右から均等にシェルフを外していくのがおすすめです。
シェルフの一箇所が外れて、シェルフが斜めになってしまうと外れなくなってしまうので、注意してください。
どうしてもメタルラックが分解できないときのおすすめ
ハンマーでコツコツと均等に叩いているのに分解ができないとき、どうしても力ずくで外そうと、叩いてしまいたくなるでしょう。
力いっぱい叩くと手も痛くなるし、なによりメタルラックがゆがんだり、傷ついてしまう恐れがあります。
シェルフと柱のジョイント部分が長年の使用でしっかりとはまってしまっていると、どんなに叩いてもぜんぜん外れないときにおすすめなのが、潤滑油です。
しっかりとはまっているシェルフのジョイント部分に、潤滑油を使用すれば動きがよくなり、簡単な力で外れます。
潤滑油を使用するときには、潤滑油をつけたあと少し時間をおいて、油が馴染んだころに分解を行ってみてください。
また、潤滑油は油ですので、使用時には床などに垂らさないように注意をするか、汚れてもいい敷物を床にすいてから使用するのがおすすめです。
どうしても一人でメタルラックを分解したいときにおすすめの分解方法
ここまでは基本的には2人で行うメタルラックの分解方法をご紹介してきました。
ここではどうしても1人でメタルラックを分解したい人のために、1人でもがんばればできるメタルラックの分解方法をご紹介します。
金属でできているため、どうしても重量のあるメタルラックですが、シェルフ1枚でも結構な重さがあります。
とても力持ち以外の人には、シェルフの片側を持ちながら反対側をハンマーで叩き外していくのは、とても大変で疲れる作業です。
想像するだけで肩が凝りそうです。
1人の時には、可能であればメタルラックを横に倒すことをおすすめします。
メタルラックを横にすると、床に傷がつくため、床が傷つかないように敷物を引いてから分解作業を行ってください。
メタルラックを横にすれば、重いシェルフを上に持ち上げる必要もなくなり、1人でも分解作業がしやすくなります。
横にしたメタルラックのシェルフと柱のジョイント部分に潤滑油を使用し、動きが良くなたところで横方向(もともとのメタルラック上方向に向かって)にハンマーで叩いてください。
横向きにハンマーを使用するため、下から上向きに使用するよりは使用しやすくなります。
残念ながら、潤滑油を使用しても叩いてもどうしても分解できなかったり、横にできないような大きなメタルラックなどは、無理に分解せず粗大ゴミに出したり、リサイクルに出すなどの他の方法を考えてみてはどうでしょうか。
メタルラックの分解方法についてのまとめ
お家の中や職場の収納の現場で大活躍をしているメタルラックの分解方法についてご紹介しました。
メタルラックの分解方法についてのポイントは次の2つでした。
分解には2人で行い、少しずつ、均等にシェルフを叩くことです。
また、どうしても外れないジョイント部分には潤滑油を使用すると外れやすくなります。
つまり、簡単に時間を掛けずにメタルラックを分解したい場合には、はじめから潤滑油を使用して、ジョイント部分を緩めて、ハンマーで叩く方法がおすすめです。