皆さんは洗濯機の掃除はどのようにしているでしょうか?
見えるところはきれいでも、裏側は汚れとカビがたくさんあるかもしれません。
洗濯機が汚れていれば、せっかく衣類をきれいに洗っていても、洗うたびに洗濯機からの汚れがついていきますよね。
洗濯機を汚れたまま使用すると、洗濯や乾燥時間が長くなったり、故障の原因にも繋がります。
今回はトラブルを起こすことが多い、洗濯機の排水弁と洗濯機本体の掃除方法についてご紹介します。
排水弁のトラブルを事前に防ごう!洗濯機の掃除する部分は?
洗濯機は、どのように掃除を行ったらいいのでしょうか。
分解して洗うわけにもいかず、また無理に分解して洗濯機を壊してしまっても困りますよね。
洗濯機の汚れは、カビと衣類から出るほこりが多くを占めています。
特にほこりは、洗濯機の排水弁を詰まらせてしまい、洗濯機の故障に繋がる場合もあります。
そこで、洗濯機に付くほこりをよく掃除することによって、排水弁のトラブルを避け、洗濯機を長く使用しましょう。
洗濯機の中でも簡単に取り外して掃除ができる部分には、以下のものがあります。
・洗剤投入ケース
・ゴミ取ネット
・乾燥フィルター
・排水フィルター
取り外しができない部分には以下のものがあります。
・洗濯槽のふちの部分
・洗濯機蓋の裏側のパッキンの部分
・洗濯槽と排水弁
また、ドラム式の洗濯機の場合には、上記以外に洗濯層のパッキンの内側もあります。
取り外して掃除できる部分と取り外せない部分、それぞれ掃除の方法が違いますので、詳しくご紹介をしていきます。
洗濯機の簡単に外せる部分を掃除
ではまず、簡単に外せる部分の掃除についてご紹介します。
洗濯機の中で、簡単に取り外しか可能な部分は、洗剤投入ケース、ゴミ取ネット、乾燥フィルター、排水フィルターがあります。
これらの部分に汚れがたまっていると、洗濯物に汚れが付きやすくなります。
また、洗濯機の運転時間や乾燥時間が長くなることにより、電気代なども余分にかかることになります。
もしも、ゴミ取ネットなどでゴミが取りきれず、ゴミが排水に流れ込むと、排水弁が詰まる原因にもなります。
これらのことを防ぐために、取り外して掃除ができるところなので、こまめに掃除を行いましょう。
それでは、掃除方法をご紹介します。
洗剤投入ケースは、ぬるま湯につけて洗ってください。
手の届かないところや隅などは、歯ブラシを使用すると洗いやすくなります。
また、固まってしまった洗剤や柔軟剤がある場合には、水洗いではなく40度程度のぬるま湯を使用したほうが洗剤などが溶けやすく、汚れが取れやすいです。
ゴミ取ネットや乾燥フィルター、排水フィルターには、ほこりやゴミが付着していますので、手で取れるゴミはきれいに取り除き、その後ぬるま湯で洗ってください。
手で取れない細かいゴミなどは、歯ブラシなどを使用すると取り易くなります。
洗濯機の外れない部分の掃除
洗濯機の中で外れない部分の掃除についてです。
洗濯槽のふちの部分や洗濯機蓋の裏側のパッキンの部分にもほこりや汚れがたまります。
これらの場所は通常は見えない場所もあるので、掃除をするとびっくりするぐらい汚れていることを感じるかもしれません。
これらの場所のほこりや汚れもしっかりと取ることで、排水弁のトラブルを予防しましょう。
洗濯槽のふちの部分や洗濯機蓋の裏側のパッキンの部分は、濡れた布などの雑巾で拭き掃除をしてください。
洗濯槽のふちの部分には、ほこりや洗濯カスが付着しやすく、また、洗剤や柔軟剤の塊がある場合もあります。
このような場合には、40度程度のぬるま湯をかけて溶かしてから、拭き掃除を行ってください。
このとき、あまりに熱いお湯を使用すると、洗濯機を傷める恐れがありますので、注意してください。
また、ドラム式の洗濯機の場合には、洗濯層のパッキンの内側にもゴミがたまりやすいので、忘れずに拭き掃除をしてください。
洗濯槽と排水弁の掃除の方法
洗濯機の本体ともいえる洗濯槽ですが、洗濯槽は見た目とてもきれいに見えますが、洗濯槽の見えない裏側にはカビが繁殖しやすいといわれています。
また、洗濯槽と繋がっている排水弁には、ほこりなどの様々なものが詰まりやすくなっています。
洗濯槽の掃除と排水弁の掃除は同時にできますので、ぜひチャレンジしてみてください。
掃除に使用するものは、
・市販されている洗濯槽洗浄剤
・浮いてきたゴミを取るためのゴミすくいネット
・お湯
です。
洗濯槽洗浄剤は、カビにも対応している酵素系の洗浄剤がおすすめです。
使用するお湯は、お風呂の残り湯でも使用できます。
また、40~50度ぐらいのお湯が汚れも落ちやすくおすすめです。
それでは、洗浄方法をお伝えします。
縦型洗濯機の場合には、洗濯槽いっぱいにお湯を入れます。
そして、洗濯槽に洗浄剤を入れ、3分ほどまわして、2-3時間放置します。
ドラム式洗濯機の場合には、バケツ1杯ぐらいのお湯を使用します。
ドラム式洗濯機は、洗濯槽全体が洗浄液につからないので、何回か洗濯機を回す必要があるため、槽洗浄コースの使用をおすすめします。
その後、出てきた汚れをゴミすくいネットで取り除いた後に、洗い・すすぎ・脱水の行程を1回行います。
汚れがひどい場合には、もう1度洗い・すすぎ・脱水を繰り返してください。
洗浄液で汚れなどを浮かして、すすぐことで洗濯槽と排水弁に付着した汚れやほかりを取ることができます。
洗濯機の排水弁のトラブルとはどうして起こるのか?
洗濯機の中で故障トラブルが多い部分に排水弁という場所があります。
ほとんどの洗濯機の本体の下の部分にあり、中々外側から掃除をしたり、見るのは難しいです。
排水弁は、洗濯機の排水を自動で行っている大切な場所です。
この排水弁でトラブルが起きると、「排水ができない」「水が洗濯槽へたまらない」「排水が始まらない」などの症状が出てきます。
これらの排水弁のトラブルは、排水弁が詰まることによって起こります。
排水弁を詰まらせる原因としては、「衣類から出る糸くずなどのほこり」「ペットの毛」、あるいは「ポケットの中から出し忘れた様々なもの」があります。
トラブルの原因となる「糸くずなどのほこり」や「ペットの毛」などは、洗濯槽を洗浄するときに同時に掃除ができます。
洗濯機を長く使用するためには、カビなどの洗浄のほかに排水弁のトラブル防止をかねて、洗濯槽の掃除をまめに行うように心がけましょう。
洗濯機の掃除の頻度は、少なくても1、2ヶ月に1回です。
しっかり掃除をして、嫌なにおいや衣類の黒ずみ、洗濯時間の延長などの洗濯トラブルを防ぎましょう。
洗濯機の掃除をしても起こる排水弁のトラブル
洗濯機をきちんと掃除をしているのに、排水弁のトラブルが起きたときには、ポケットから出し忘れたお金やヘアピンなど様々なものが詰まった可能性があります。
排水弁に異物が詰まるトラブルで排水ができなくなったり、水が洗濯槽にたまらなくなる症状が出てしまったときにはとうすればよいのでしょうか。
異物が排水弁に詰まってしまったときには、排水弁の分解などを行い、取り出す作業が必要です。
そのため、自分で分解してしまうと、うまく元に戻らない場合も考えられます。
また、元に戻ったとしても、正常に洗濯機が作動しなくなる場合もあります。
このような場合には、自分で対処せずメーカーなどに修理の依頼をおすすめします。
洗濯機の排水弁のトラブルを防ぐには、洗濯物のポケットなどの中のチェックとこまめな掃除が大切です。
排水弁のトラブルを防ぐ洗濯機の掃除の方法
トラブルを起こしやすい排水弁と洗濯機本体の掃除の方法についてご紹介をしました。
取り外せるものは、「よくゴミを取り、ぬるま湯で洗う」。
パッキンや洗濯槽のふちは、「拭き掃除」。
洗濯槽や排水弁には、「洗濯槽洗浄剤でのつけおき洗い」。
また、洗濯機の寿命は、一般的に10-15年といわれています。
より長く使用するために以上の3つの方法で洗濯機の掃除を行いましょう。
また、洗濯前にポケットの中のものを出すチェックを忘れないことが大切です。