モノトーンのインテリアで統一されたお部屋って、おしゃれで素敵ですよね?
白、黒、グレーで作るモノトーンインテリアは、使い方や色配分で、部屋の雰囲気がぐんと変わります。
しかし、上手にモノトーンインテリアを作るには、注意したいポイントがあるんです!
今回は、そのポイントをご紹介しますので、素敵なお部屋作りに役立てていただけたら幸いです。
モノトーンインテリアを作る時の注意点
普通、リビング空間は楽しさ、明るさ、陽気、くつろぎなどの心理的要素を1番に考えて色を選択しますが、白、黒、グレーの無彩色には、彩度がないのです。
モノトーンインテリアを作る時は、下記のようなことに注意して色を選択しましょう。
・部屋の広さは黒の分量で印象が変化する
モノトーンインテリアでも、白×黒にするか、グレー×白にするかで部屋の雰囲気や広さの感じが結構変化します。
中でも、黒には「かっこいい・重圧感」などの印象があり、1番重い色です。
黒や濃い目のグレーをたくさん使用したインテリは部屋を狭く見せてしまうため、狭い部屋でモノトーンインテリアを作る際はグレーや白をたくさん使用しましょう。
・モノトーンはいつでも緊張感を感じる
モノトーンインテリアは生活感をあまり感じさせず、インテリで大人っぽい感じがする反面、寂しく質素といった感じが強くなります。
リビングなどのくつろぎを優先している空間に白、黒、グレーを使用する際は、インテリアが心に与える影響も考えましょう。
初心者でも簡単!モノトーンインテリア
シンプルなモノトーンインテリアにしてみたいけど、部屋全体を急に変える自信が無いという人は、最初にワンコーナーからチャレンジしてみましょう。
本棚だけ、キッチンだけといった一部分だけに挑戦し、上手に出来るか確認してみましょう。
・派手目なフィルムを剥ぐ
洗剤等のフィルムって派手ですよね。
それらを剥ぐだけで白いシンプルなボトルに変身します。
そのうえ、100円均一で販売しているモノトーンのラベルや、ラベルをダウンロードするなどして張り付けると、オリジナルなボトルを作ることができます。
・フローリングが明るい色の際は
フローリングの色が明るい木材の色だと自然な感じが強く出ます。
軽めなシンプルモダンなインテリアを望む人はそのままでも大丈夫ですが、自然な感じを抑えたい際はラグなどをモノトーンの色にして明るい色の部分を少なくしましょう。
・写真やポスターもモノクロ
インテリアとして写真やポスターを貼る際も、モノトーンで一括りにするとすごく落ち着いた雰囲気になるでしょう。
並べ方も均一や、あえて曲げて貼ったりとすることで、部屋全体の印象が変化してきます。
モノトーンインテリアで寝室をおしゃれに
お洒落でかっこいいモノトーンインテリアを使用したベッドルームについてご紹介します。
・部屋の印象に合わせて白と黒の量をバランス良く
爽やかな朝を迎えられるような寝室か、ゆっくり落ち着いて夜に就寝できる寝室か、最初に作りたいベッドルームを想像しましょう。
モノトーンといっても、主に白にするか黒にするかでだいぶ印象が変わりますので、白と黒の量をバランスよく調整しましょう。
・グレーを使用すると柔らかい感じに
ベッドルームとして白と黒のコントラストが強すぎるなと思った時は、グレーを足すことでイメージが変わります。
・ファブリックの模様を使用しシンプルを退ける
モノトーンインテリアってかっこいいけどシンプルになりすぎて少しつまらない、などと感じた時は、模様のあるファブリックを足しましょう。
印象が大きく変化します。
色々な模様を使用しても統一感があるでしょう。
・ゴテゴテした形でもモノトーンならクール
普通なら、統一感がなくなるような装飾的な形でもモノトーンにするとクールなインテリアに変化します。
・存在感のある照明を
ベッドルームで大切な照明もモノトーンインテリアではフォルムにこだわり、存在感のあるものを選択してみてください。
収納だってモノトーン
モノトーンインテリアで収納にも挑戦しましょう。
おすすめするポイントをご紹介します。
・100円均一の物を使用
どれだけスッキリと見せられるか、という事と同じくらい大事なのが実用性です。
モノトーンのものを並べただけでは、物を探すときに不便です。
どこに何があるかすぐわかるよう100円均一の商品を使用しましょう。
・白、黒、シルバーで整える
白と黒で統一することが大切ですが、キッチンアイテムまで統一することは困難だと思います。
なので、シルバーのキッチンアイテムを使用することでモノトーン収納にも対応させましょう。
・ラベリングを使用
ラベリングを使用すると、どこに何があるかすぐわかるので便利です。
冷蔵庫の中の物もラベリングすることで、すぐに取り出すことができます。
・空間をきっちり利用して見せる収納
空間を使い、無駄なスペースを作らないで収納するには、見せる収納が大事です。
2色使いをすると、収納スペースがキレイでスタイリッシュに変身します。
・白を基調として黒を目立たせる
白を主に使用することで、統一感が増し開放感のある空間にしてくれます。
黒を差し色にすることでメリハリが生まれ、サニタリースペースなどでは清潔感も出てくるでしょう。
モノトーンインテリアではくつろげない!そんな時はどうする?
モノトーンインテリアは、単に白と黒でまとめればいい、といったものではありません。
白と黒のバランスを考えることが大切になります。
中間色のグレーも取り入れ、ちょっと白を多めなインテリアにするように注意すると、上手にまとまります。
生活感が感じないというのは、お洒落なインテリアを作るという点においては良いことですが、ちゃんとくつろげないというのは部屋の機能面からみると矛盾しています。
シンプルでスタイリッシュさを保ちつつ、ちゃんとくつろげる暖かい感じがするインテリアを作るには、差し色を加えることです。
白、黒、グレー以外の色を足すことで、殺風景だった感じは和らぎますし、選択する色によっては印象が変化するので、色々試してみましょう。
しかし、たくさんの色を足してしまったらモノトーンインテリアではなくなるので注意しましょう。
クッションカバーやラグを差し色にしてみたり、グリーンを飾ったりするのも良いでしょう。
ウッド素材のものを使うとナチュラル感がアップし、居心地が更に良くなるはずです。
モノトーンインテリアに飽きてしまったら?
モノトーンインテリアの部屋を作ってみたけど、飽きてしまったということはよくあります。
確かにシンプルで単調な印象になるので、すぐ飽きるかもしれません。
しかし、クールでスタイリッシュなモノトーン部屋にやっぱりしたいという方もたくさんいることでしょう。
そこで、モノトーンに少し色やナチュラルを足して、飽きにくいモノトーン部屋をご紹介します。
モノトーン×ナチュラルにグリーンを足すことで無機的な部屋から有機的な部屋に変えましょう。
床がナチュラルでグリーンを飾ってみるだけで、今までと全く違った印象になります。
こうすることで、刺激を探し視線が部屋の中を泳ぐといったこともなくなり、長い時間でも飽きることがなく、落ち着いて過ごすことができるのではないでしょうか。
他には、雰囲気のあるレンガ壁の建物、グリーンのキレイな庭、海などが窓外にある場合は、モノトーンの部屋を額縁として楽しむことができます。
もし、次に引っ越す機会があり、モノトーン部屋にしようとしたら、外の景色も考えて部屋を探してみてください。
モノトーンインテリアはバランスが大事
モノトーンインテリアは、ただ白と黒でまとめればいいということではありません。
白と黒のバランスを考えて、自分好みの空間を作りましょう。
中間色のグレーも上手に使ったり、差し色に明るい色を使うと、おしゃれ度がアップしますよ。
ぜひ、あなた好みのモノトーン部屋に仕上げてくださいね。