ご家庭のキッチンで使っているゴミ箱、イヤな臭いしてませんか!?
気をつけているつもりでも、どうしても臭ってきてしまうのは、なぜなのでしょう?
暑い時期は特に、臭いが気になります!
そこで今回は、ゴミ箱のイヤな臭いの原因や、効果的な対策方法をご紹介します!
家庭のキッチン用ゴミ箱って、どうして臭いの?
家庭で出たゴミは嫌な臭いがするものです。
同時に、ゴミ箱も臭っていることでしょう。
中身が仮に空だったとしても、ゴミ箱は臭い続けていたりします。
そのため、何とかして臭う原因を絶つ事ができれば、快適に過ごせることでしょう。
家庭のゴミが臭うのには、大きな原因がありますので、それらをしっかりと把握しておけば、臭いを封じ込めることができます。
ゴミになる前、それらは卵や肉といった食材です。
お店で買ってきた食材は初め臭いを放つことはありません。
そして、それらを保管しておくため、冷蔵庫や冷凍庫に入れます。
そうすれば保存が利くわけです。
ようするに常温では、保存が利かなくなるわけです。
これは至って日常的なことで、皆さんもよくおわかりのことでしょう。
夏にはより早く食材が傷むことも知っているはずです。
つまり食材の傷みは、常温における状態で起きるわけです。
このように、ゴミ箱に入れられたゴミも同じように常温で放置されたことが原因で、雑菌が増殖して腐敗していくのです。
それが臭いの原因となり、ゴミ箱にもまたその臭いが付いてしまうのです。
家庭のキッチン用ゴミ箱、なぜ夏は臭いが強くなる?
夏と冬ではゴミも臭いの放ち方が違います。
食材は一定の低温が保たれば長持ちさせることができます。
よって、寒い冬や冷蔵庫の中であれば、食材が痛まずにすみます。
つまりそういった環境下ならば、腐敗が進むこともなく、臭いも抑制できるわけです。
ちなみに、最近の冷蔵庫は高機能化しているので、より臭いが発生する原因も抑えられます。
野菜の鮮度を保つための湿度コントロールや、適度に加工しやすい状態を保つことができる冷凍保存等、便利な機能があります。
ところが、気温の高い夏や常温下においては、全く真逆なことが起きます。
早く食材は傷み、腐敗も早いのです。
これが原因で、夏は強い腐敗臭を放つようになってしまうわけです。
さらに腐敗を進行させ、臭いを増す原因は、水分にあります。
不要になった食材のあまりや切れ端をゴミ箱に捨てた時、水分がそれらに含まれています。
これは雑菌の温床となります。
熱い夏や捨てたゴミが生ゴミならば、それは一層促進されます。
この臭いを完全に防ぐことはできません。
よって、現実的な方法として、それらを抑制する手段を取るしか方法はありません。
そのためには、家のゴミ箱をうまく利用するしかないのです。
家庭のキッチン用ゴミ箱の臭い対策!三角コーナーは撤去
ここまでのことを踏まえて、実際にゴミ箱の臭い対策をしていきましょう。
具体的な方法としては、
・水分をできるだけ残さない
・三角コーナーをやめる
これが簡単にできる実践方法です。
ゴミに水分が残っていると、腐敗を促進させ臭いが強くなってしまいます。
そのため、しっかりとゴミについた水を切りましょう。
また、シンクに三角コーナーを設置しているお家は多いと思いますが、いっそこれを止めましょう。
三角コーナーを使うと、元々臭いを放つゴミに水という栄養をあげて、雑菌を育てているのと同じ行為をしてしまっていることになります。
代わりに、自分に使い勝手の良い耐熱性がある容器やガラスにビニールを付け、調理の時にだけ使う一時的なゴミ入れを作って下さい。
耐熱性が必要なのは、熱湯消毒ができるようにするためです。
このやり方ならば、使用後容器を洗えます。
一時的にしかそこにはゴミを入れないので、三角コーナー利用時のようなゴミを溜め込んだ時の腐敗は起きません。
また、その都度捨てるので、衛生面もばっちりです。
尚、ビニールに入れたゴミはしっかり縛って、ゴミ箱に捨てましょう。
こういったゴミ以外にも、食材をパックしていた包装トレイ等の水気も、よく切ってからゴミ箱へ捨てましょう。
キッチン用ゴミ箱の臭いに効果的なのは新聞紙!?
先に述べたように、家庭のキッチンにあるゴミなどの腐敗を完全に止めることはできません。
同時に臭いも多少は我慢せざるを得ません。
しかし、
・生ゴミはよく水を切ってから捨てる
・ゴミが入っているビニール袋は固く縛り、できだけ密閉する
・三角コーナーに溜めないで生ゴミは都度捨てる
以上、先ほどご説明した3点がきちんとされていれば、臭いを軽減させることができます。
それに、その他にもまだ対策はあります。
先ほど、水分がゴミの雑菌を増殖させ、臭いが強くなるとご説明しました。
つまり水分がなければそれらが抑制できるわけです。
その仕組みを利用して、ゴミ箱やゴミ袋の中に新聞紙などを入れて、水分を吸収させるのです。
そうすると、ゴミ箱などの内部の湿度が下がり、腐敗を抑制できます。
もちろん、新聞紙以外の紙でも大丈夫です。
また、新聞紙などをゴミ袋の中に入れておけば、不快な生ゴミを見なくてすみますし、プライバシーの保護にもなります。
さらに重曹をゴミ箱の底に置くだけでも臭い消しになります。
小さな容器に入れ、ストッキングタイプの排水ネットで粉のこぼれを防止しておきましょう。
置くだけで臭いが取れるので便利です。
家庭のキッチン用ゴミ箱のゴミは、こまめに捨てよう
ゴミの臭いそのものを完全に無くすことはできませんが、まだまだ防ぐ対策はあります。
1.ゴミをこまめに捨てる
ゴミに雑菌が繁殖する為の時間を与えない事です。
ただし、ゴミ袋が有料の地域に住んでいる人には少し難しいかもしれません。
毎回出すとゴミ袋代も馬鹿になりません。
節約を意識しつつ、適度にコマ目に捨てましょう。
また、夏場だけコマ目にするなどといった方法も良いでしょう。
家に長々とゴミを置いておくのは止めましょう。
2.ゴミ袋を二重にする
二重にすればゴミ箱への臭いの付着を防げます。
穴が開いたりすると、そこから水分が入りゴミの腐敗を加速させてしまいます。
反対に、ゴミ袋からゴミ箱にゴミそのものや臭いが付いてしまい、これまた臭いの原因になります。
さらにはゴミ箱の掃除も必要になり、手間がかかります。
それを防ぐためには有効です。
ただし、ゴミ箱の袋そのものを二重にすると袋代がかかるので、生ゴミだけ二重にする方法をとっても良いでしょう。
3.フタ付きのゴミ箱を使う
フタがあれば臭いを封じ込めることができます。
これはかなり有効な手段で、周囲への臭いの拡散を防げます。
ゴミ箱以外にも、家庭の気になる臭いをとるアイテム
ゴミ箱だけでなく、色々な家の中の臭いを取る臭い消しもご紹介しておきましょう。
1.重曹(ベーキングソーダ)
先ほどもご紹介しましたように、重曹には臭いを取る力があります。
重曹は弱アルカリ性でできています。
臭いが放つものが酸性なら、それを中和して臭いが取れるのです。
ゴミ箱以外にも色々な場所に使えます。
例えば、靴の中、カーペット、猫のトイレなんかにも使えます。
さらに使い方も簡単です。
気になる場所にパラパラとかけるだけです。
また、先ほどご紹介したように、ゴミ箱の中に容器に入れて置いておく方法もあります。
2.お酢
重曹とは反対でお酢は酸性です。
よってアルカリ性のものを中和することができます。
こちらも使い方は簡単で、カップやボールにお酢を入れて臭いが気になる所に置いておくだけです。
ただし、お酢の場合は、それ自体臭いがあるので、気になるならホワイトビネガーというアルコール酢を使うと良いでしょう。
3.コーヒー豆(挽いたもの)
これも臭い消しに役立ちます。
ただし、重曹やお酢と違って高いので、不要になったり余っているものを使いましょう。
これも容器に入れて気になる所に置くだけです。
消臭力があり、強い車のタバコの臭いにも効果を発揮します。
重曹やお酢はたいていの臭いを消臭できるので、常備しておくと良いでしょう。
ない場合は、いらないコーヒー豆で代用して下さい。
こういった手段を使って嫌な臭いをとり、快適な空間にしていきましょう。
臭いがする前に普段から対策しよう
キッチンのゴミ箱は、イヤな臭いがする前に防ぐ対策をしましょう。
毎日、意識して気をつけていれば、悪臭は防げます。
三角コーナーに生ゴミをためたり、穴の空いた袋に捨てるのは厳禁ですよ。
ゴミ箱の掃除も定期的に行うようにし、衛生的なキッチンで料理してくださいね。