車をマットブラックに塗装!メリットやデメリット、値段は?

マットブラックに塗装された艶消しの車は、とてもクールでかっこいいですよね。

今回は、個性的な艶消し塗装車のメリットやデメリット、マットブラックに全塗装するのにかかる値段はどのくらいなのかをご紹介します。

また、愛車でドライブして、そのまま車の中で寝泊まりする時もあるかと思います。
そんな時のために、車の中で快適に眠る方法もお教えします!

マットブラック塗装車のメリットとデメリット

マットブラック塗装とは、艶消しを用いて黒く塗装するカラーリングのことです。
値段は少し張りますが、自動車の車体をマットブラックにすると重厚感あふれるボディに仕上がります。

艶消し塗装によって、車体表面が凸凹になり、光の反射方向を一定にしないことで光沢がなくなります。
そのため、マット塗装で施行された表面は、少しざらざらした表面になります。

・マット塗装のメリット

マットブラック仕様にした場合のメリットは、艶消しによって生まれる重厚感で人の目を引き付けます。
特に大きい車体であれば、その効果が絶大で迫力が一層増すことでしょう。

・マット塗装のデメリット

マット塗装は、車体の表面を凸凹に塗装するため、お手入れが面倒だと耳にした人もいるのではないでしょうか。
表面が凸凹なるように塗装するため、汚れが付きやすく、落とすためには時間がかかります。

さらに砂埃やごみなどの他にオイルなどのシミは、きれいに落とすのが困難になります。
汚れを落とす方法としては、洗車機や洗剤はNGで、長時間の水をかけ続けて落とすしか方法はありません。

マットブラック塗装後にコーティングで耐久性アップ!お値段は?

お手入れが大変なマットブラック塗装よりも、お手軽方法としてはラッピング塗装がおすすめです。

マット塗装よりも見た目や重厚感では劣りますが、ラッピング塗装はメンテナンスが楽で車体にシールのようなものを貼っているので、飽きたらお手軽に見た目を変更することができます。

また、ボディ表面を保護することもできるので、洗車キズや磨き傷、酸性雨などの際に車体をきれいに保つことができます。

車好きでどうしてもマット塗装がいいという方には、マット塗装後コーティングをしておくときれいなマットブラックを長く保てます。

コーティングには、マット色に艶が生まれないように専用のコーティング剤を用いて塗装されます。

マット塗装専用のコーティングをしておくことで、長く持続させられ、凸凹表面に入り込んでしまうことでできる汚れやシミを防ぎ、メンテナンスがとても簡単になります。

お値段は新車の小型車で約8万円、使用中の自動車は約10万円になります。

マットブラックに全塗装・お値段は?

マットブラック塗装を安く、より良い色合いにするためには業者を厳選することが重要になってきます。

全塗装の業者の選び方としては、なるべく多くの業者から見積もりを取ることです。
業者によって、全塗装や使用する塗装などは様々なので、料金には差が出ます。

例としては、4ドアセダンメタリックで、外側のみ同色全塗装(パーツは極力外す)パターンでは30万以上もかかってしまいます。

この値段はあくまで目安ですので、他の要因によっては値段が変動します。
注意してください。

また、大事なのは、様々なパターンの見積もりを業者にしてもらうことです。
これをすることで、どれが一番コスパがいいのかを把握することができ、値切り交渉の参考にもなります。

そして、わからないことはしっかりと業者の方に説明してもらい、納得のいった業者に塗装をしてもらったほうが信用して任せることができるでしょう。

・参考料金

①色換え仕上がりコース:400,000円~
部品(ドア、フード、トランク、バンパー、ライトなど)を外し、外側から見える部分の旧塗装カラーをすべて塗り替えます。

②同色完璧仕上げコース:380,000円~
上記と同様の作業を行い、色は換えずに同色で全塗装を行います。

③同色側だけの全塗装コース:270,000円~
外側から見える部分のみ同色で塗装するコースです。

マットブラックに全塗装・売却時の値段が安い!?

新しい車を買うために古い車を売り、資金を作ろうとする方も少なくないと思います。
では、全塗装された自動車は高く売れるのでしょうか。

全塗装された自動車の買取価格は高いのか安いのかを考察していきたいと思います。

全塗装のパターンには、2つの種類が存在します。

①簡易方式
最も簡単な方式で、車体の外観のなかでも目が届く場所だけを塗り、見えにくい場所は塗りません。
そのため、塗装費用が抑えられ、時間もかからずに早く済みます。

しかしながら、ボンネットなどを開けると元の色で塗装をされておらず、完全に塗装をされているわけではありません。

②本格的な全塗装
この方式では、目が届かない部分のドアやボンネットの内側が外側の色と完全に同じになるように塗装されているので、簡易方式の中途半端な仕上がりとはまったく違います。

塗装する際には、細かいパーツでも取り外し、作業をするので塗装のクオリティーが段違いになります。

このように塗装の種類によって、値段や見た目が大きく異なりますが、一般的には全塗装を行ってしまうと買取価格は減額になってしまいます。

たとえ人気の塗装であるマットブラック塗装を施されていた場合も同様です。

減額になってしまう理由としては、新品の状態とは違う塗装がされていることによるマイナス部分と塗装された状態が必ずしも維持できるとは言えないためです。

車の中で快適に眠る方法

マットブラック塗装のメリットや値段についてご紹介してきましたが、ここから車で快適に眠る方法や小技についてご紹介していきます。

車で旅行をしていると宿泊料を抑えるために、車中で寝泊まりをすることがあると思います。

車のなかで快適に過ごす方法を知っておくことで、睡眠をしっかりと取ることができるようになり、これは重要なサバイバルスキルのひとつとも言えます。

・夜に備えて準備を怠らないようにする
夜は車中で寝るとは言え、防寒着なしでは厳しいです。
そのため、寝袋を車に積んでおくといいでしょう。

また、寝袋は2つ準備し、毛布などもあるとより快適に過ごすことができます。
冬などの気温がマイナスになる季節には、これくらいないと寝付くことができないかもしれません。

逆に、気温が高くなる夏などは、車内の気温が上昇しやすく温度は40度近くになることも、ざらにあります。
なので、熱中症を防ぐために、窓はある程度開けておくようにしましょう。

車中泊するのに理想的な駐車場所

車内で寝泊まりをするときは、どこに駐車をするのか、値段はかかるのか、おおよその見当をつけておく必要があります。

駐車する場所のポイントとしては、車通りが多くない場所、またトイレが近くにある場所がいいでしょう。

トイレと言っても、あまりきれいではないトイレではなく、コンビニや24時間営業を行っているスーパーなどの方が衛生上でも優れていますし、犯罪などの危険性も少なくなります。

駐車する場所としてよくない場所は、人気のない場所や暗いところです。
また、マットブラック塗装をされている車が人気のないところに駐車してあると少々怖いです。

人気がなければ、騒音や雑音も少なく、ぐっすり寝れると思うかもしれませんが、いざとなった時に助けをもとめることができません。

しかし、サービスエリアや駅付近などに駐車してしまうと騒音がひどく、事故の危険性が高まってしまいます。

他には、道が坂になっている場所も避けるようにしましょう。
坂道になっている場所に駐車し、寝泊まりすることはいくらサイドブレーキで動かないとは言え、やはり心配になります。

旅の最中は、適切な行動や身なりを取るように気を付け、旅先の地元の方たちとふれあい、旅を楽しみましょう。

マット塗装は手入れが大切

艶消し塗装車のきれいなボディを維持するには、こまめなお手入れが大切です。

お手入れが面倒な方には、塗装後にコーティングすることをおすすめします。
艶消しの耐久性がアップし、汚れもつきにくくなりますよ。

個性的で人目を引くマットブラックの車で、ドライブに出掛けましょう。
車で寝泊まりする時に困らないよう、寝袋もお忘れなく。