お布団の上で、より快適な睡眠をとるには枕を変えてみよう!

お布団の上で、より睡眠効果をあげるために、枕を変えてみませんか?

睡眠環境をより良いものにするのに、マットレスなどの敷物はもちろんですが、枕にも大きな効果が期待できます。

身体に合わない枕は、肩こりなどの原因にもなってしまいます。

今回はよりよい睡眠環境のため、自分に合う枕の選び方をご紹介していきます。

お布団の上での睡眠効果に、枕は大きく関係している!?

旅行先で枕が合わず、睡眠不足になったことはありませんか。
睡眠は十分な時間だけでなく、質も良くなければ睡眠不足を感じます。

お布団の上での睡眠効果に、枕は大きく関係しているのです。

合わない枕は骨格の歪みを招き、全身の調子にも悪影響を与えることがあります。
高さがちょうど良く、睡眠中に動いても苦痛のない姿勢を維持できることが、質の良い枕の条件です。

朝すっきりしない方や、慢性的な肩こりを抱える方の中には、枕が原因となっている場合もあります。
自分にあった枕に替えることによって、睡眠時の呼吸や血流などが改善されて、睡眠の質が良くなり、長年のこりが解消されることもあるのです。

また、自分にあった枕を使用することにより、眠りに入るまでの時間や、夜中に目覚める回数が減ることも分かっています。

仕事が忙しく睡眠時間を取りにくい方や、変則的な働き方をしている方も多い現代においては、睡眠時間の量を確保するのは限界もあります。
そこで睡眠の質を高めていくことで、すっきりと目覚められる理想的な眠りに近づけることができるのです。

お布団の上で使う枕を、選ぶポイント

それでは、自分に合った枕はどのように探せば良いでしょうか。
お布団の上で心地よく使用できる枕を選ぶポイントをご紹介します。

まず、重要なのは、枕の高さです。

枕の高さが合っていないと、血流が悪くなり肩こりを招きます。
また、気道が塞がれ、いびきをかいたり呼吸が浅くなることがあります。

枕の理想の高さは、首とお布団が15度くらいになる高さです。
15度くらいの高さは、次のように確認します。

①仰向けの状態で肩を両手で抱え込むようにし、両膝は体育座りの感覚で立てます。

②その体勢のまま、横に倒れたときに、鼻のラインが背骨のラインと一致しているかどうか確かめましょう。
鼻のラインと背骨のラインが一致するとき、枕の高さはあなたにちょうど合っています。

体を左右に向けやすいか、同じ姿勢でいると枕が沈み込まないかも大切なチェックポイントです。
睡眠時には、何度も寝返りを打ちますので、いつでも心地よい姿勢でいられることが大切です。

高さと動きやすさを確認したら、次は素材のチェックです。
毎日沢山の汗を吸収することになる枕ですので、汗が蒸発しやすく蒸れを感じない素材が良いです。

そばがらやパイプ、ビーズなど蒸れにくい素材は多くあります。
洗える素材なら沢山の汗をかいても清潔に使えることでしょう。

お布団の上で、枕を正しく使おう!

自分に合っている枕も、使い方を間違えてしまったら、その効果が得られません。
お布団の上で枕を使うときの正しい方法を確認しましょう。

枕を使うときには、マットレスと首の隙間を無くすことが大切です。
頭しか枕に乗せず、首とマットレスの間に隙間があると、首が落ち込んでしまいます。

また、首を支えるために一晩中肩に力が入った状態になります。
そうすると、呼吸がしにくい体勢になったり、肩こりが引き起こされる場合もあります。

仰向けのときも、横向きのときも、隙間のない体勢がとれる位置に頭と首を置くことが大切です。

素材によっては、枕の偏りが無いよう毎晩調節をしてから寝るようにしましょう。
偏りがある状態で寝ると、寝返りが打ちにくかったり、寝返りを打った際に心地よい体勢を保ってない場合があります。

中の素材を動かして、高さを整えてあげることが大切です。

理想の枕を選ぶ上で、まずは素材を知ろう!

お布団の上で使う枕は、その素材にも色々なものがあって、迷ってしまうこともあるでしょう。

ここでは、枕の素材について解説します。
自分の理想に合った枕を見つける参考にしてください。

枕の素材は、粒状のものと、わた状のものに分かれます。
粒状のものは比較的かための素材が多く、わた状のものはやわらかいのが特徴です。

その中でも細かく種類は分かれるのですが、人気の素材は低反発ウレタンフォーム、パイプと羽根素材のものです。

理想的な枕の素材として求められるものは、よく汗を吸い、その汗を逃がす通気性が高いことが求められます。
その他、へたりにくく長持ちすること、型崩れしにくいこと、動いたときに音がしにくく睡眠を妨げないことも挙げられます。

汗を吸っても臭くなりにくいことや、家で洗えて手入れがしやすいことも、心地よく使い続けるために必要です。

これらの理想的な条件を全て満たしている素材は、残念ながら今は存在していません。
特に重視したいポイントから、素材を選択するのが良いでしょう。

自分に合う、枕を見つけよう!それぞれ素材の特徴は?

人気の枕の素材について、その特徴をご紹介します。

一番人気のある素材が低反発ウレタンフォームです。
一時期テレビショッピングなどでも大きく取り上げられていた素材です。

手で押すと、その形にそって枕も形を変えてフィットする素材です。
ポリウレタンを発泡させたもので、重さを分散させる効果があります。

お布団の上で横になったとき、頭や首の形にフィットしつつ、沈み込みすぎないのが特徴です。

通気性はあまり良くないため、暑いときには不快感を感じる場合もあるでしょう。
長期間使っていると汗で変色したり、においが出てくることがあります。

また、丸洗いできることで人気の素材は、パイプです。
ストローを短く切ったような素材が詰まっている枕です。

枕の中に空気が通りやすく、非常に通気性に優れています。
枕を丸洗いもできるので、長く衛生的に使用することができるのが特徴です。

パイプの位置が固定されているわけではないので、高さに偏りが出やすく、またパイプが動くときの音が気になる場合もあるでしょう。
パイプを詰めている布が破れてしまうと、一気に中身が出てきてしまうこともあります。
その他にふんわりとした使い心地で人気なのが、羽根です。
吸湿性と通気性に優れていて、へたりにくい素材です。

動物由来のため臭いが気になったり、アレルギー反応を起こす方も稀にいます。
素材の質により使い心地にかなり差があり、実際に触ってよく確かめてから購入するのが良いでしょう。

自分に合う枕を使えば、睡眠効果アップに期待できる!

理想的な枕をお布団の上で使うことによって、睡眠の質はどれだけ変わるのでしょうか。

10分以上、寝返りなどの動きの無い状態が続けば、ぐっすりと眠っていると考えられています。
体に合った枕を使っているときには、平均して10分ほど、ぐっすりと眠る時間が増えたというリサーチ結果もあります。

お布団に入ってから眠りにつくまでの時間も枕が合っているときの方が早く、また夜中に目覚める回数も減少することが分かっています。
同じ時間にお布団の中に入ったときでも、枕が合っている方が充実した睡眠を取ることが出来ているのです。

高さの合っている枕を使用する前と使用した後でアンケートをとったところ、眠りの満足度も高くなるという結果が出ています。

肩のこりや首の痛みを感じる回数も、枕を変えてからは大幅に減少したという回答が多く得られました。
呼吸や血流が改善し、こういった実感が得られるようになったのでしょう。

このように自分に合った枕を正しく使えば、睡眠の質は劇的に改善されるのです。
一度使用している枕を見直してみてはいかがでしょうか。

睡眠には枕も大きく関係していた!

睡眠の質を上げるために、マットレスや敷布団も重要ですが、今回は枕の重要性についてご紹介しました。

自分に合う枕を使うことで、様々な睡眠効果が期待できます。

寝ているときに肩こりなどが気になる方は、まずは今お使いの枕が自分に合っているかどうか、確かめてみるのもいいかもしれません。