一重まぶたから、二重まぶたにしたいと思っている方、特に女性には多いのではないでしょうか。
「二重になるマッサージ」って、聞いたことありませんか?
はたして本当に効果があるのか、試してみたくなりますよね。
この記事では、毎朝と就寝前のまぶたのリンパマッサージや、まぶたの腫れをとる指圧マッサージをご紹介します。
他には、泣いた日の翌朝に、まぶたが腫れて二重から一重になってしまった時の対処法もお教えします。
一重まぶたと二重まぶたの違い
まぶたは表面から、皮膚、皮下脂肪、眼輪筋、マイボーム腺、まぶた板、結膜の順番に構成されています。
まぶたの開閉は、眼輪筋の奥にある眼まぶた挙筋という名のまぶたの筋肉の収縮によってまぶた板が上下する事によるものです。
まぶたには眼球の保護という役割があります。
店のシャッターが閉じるようにしてゴミが目の中に入るのを防ぎ、目を乾燥から守ったりもします。
まぶたの縁のマイボーム腺から分泌された脂分が、涙と一緒に目に行き渡る事で目を潤すのです。
さらにまぶたの役目として、顔全体の表情の一部を形成する事があります。
朝の挨拶時には相手の顔を見て挨拶しますが、相手の顔を見る時は相手の目を見る事が多いので、個人の印象や容姿にもまぶたの影響は大きいのです。
また、二重まぶたは上眼検挙筋という筋肉によって形成されています。
まぶたを開く筋肉は上眼まぶた挙筋であり、上まぶたの皮膚付近で枝分かれした部分が一部はまぶた板に、別の一部が眼輪筋を通過して皮膚へと繋がります。
まぶたが上眼検挙筋によって開閉する時、上眼検挙筋が枝分かれした部分が同時に牽引される事により、まぶたの上の皮膚も全体的に牽引されて、二重が形成されるのです。
一重まぶたと二重まぶたの違いは、上眼まぶた挙筋の枝分かれの構成要件の違いに関係しています。
一重まぶたは、上眼検挙筋の分岐部分が皮膚に繋がっていない、または、繋がっていた場合でも、二重まぶたと比較して繋がりが弱かったり、まぶたの皮下脂肪が多いのでまぶたの上の皮膚が持ち上げられずに、二重は形成されないのです。
睡眠不足や疲労から二重まぶたになる!?
皆様の朝の目覚めは良い方でしょうか。
一重まぶたの人が疲労、睡眠不足等で二重まぶたになる事もあります。
目の周囲には血管が多いため、まぶたは体調の影響を受けやすいです。
その原因で二重まぶたになり、体調が回復すると一重まぶたに戻るというケースが多いです。
まぶたに溝があれば二重まぶたになりますが、まぶたの溝が隠れてしまった二重まぶたもあり、これを奥二重といいます。
二重まぶたには、奥二重、末広型、平行型があります。
日本人は末広型の二重まぶたが多く、欧米人は並行型の二重まぶたが多いです。
そのため、一重だと思っていても実は奥二重だったという場合もあります。
目の疲労、体調の不良により、まぶたの状態も変化します。
また、疲労だけでなく、まぶたに脂肪が少ない状態でも皮膚にたるみができて二重まぶたになります。
まぶたと脂肪の量は密接に関連していて、まぶたの下に脂肪が多いと一重まぶたになる事が多いです。
また、疲労や睡眠不足により作られた二重まぶたも、天然の二重まぶたと機能的な差というのはないでしょう。
本当に二重になるの?毎朝と就寝前のまぶたマッサージ
睡眠不足の朝に二重まぶたになった人もいます。
むくみが取れた、ラインのクセがついた、マッサージを続けた等で二重まぶたになれた人もいます。
二重まぶたは 、一重まぶたとは基本的に構造が異なる為に、一重まぶたの人が二重まぶたに突然に変わる事は難しいです。
しかし、ごくまれに一重まぶたが二重まぶたになるケースも存在します。
二重まぶたになる可能性を秘めたまぶたなのに、まぶたが恒常的にむくんでいたので一重まぶたになっていたという場合があります。
この場合は、まぶたのマッサージを毎日繰り返す事で、まぶたのむくみが改善されて、二重まぶたになったということもあるのです。
しかし、一重まぶたが二重まぶたになるプロセスには、大変なリスクが存在しているのです。
まぶたのマッサージを繰り返す事により、肌の弱い人が肌荒れをおこしたり、分厚いまぶたになるケースもあるのです。
そこで二重まぶたになれるマッサージ方法を2つをご紹介します。
○まぶたのリンパマッサージ(毎朝と就寝前、各5回)
中指の腹と人差し指とを使って、目頭、目尻、耳の前のリンパ節の順番で、優しく丁寧にリンパ液を流していくのです。
ここでの注意点は、まぶたの表皮はすごく薄いことを頭に入れておくことです。
そのため、強く擦らないように気をつけましょう。
本当に二重になるの?まぶたの腫れをとるマッサージ
☆まぶたの腫れぼったさを取る指圧マッサージ
○下準備
時間帯は朝でも夜でも大丈夫です。
ホットマスクをマッサージ前にしておきます。
これはマッサージの効果を向上される為の準備です。
目を閉じて、蒸しタオル(熱しすぎない温度)を、目の上に乗せて3分程度待ちます。
目が蒸しタオルに温められて血流も気分も良くなり、自然と細胞も柔らかくなっていきます。
○ステップ1
親指の横腹にて眉下にある骨の内側を引っ掛けるように骨の際を刺激していきます。
顔の中心から外側へ向かい少しずつ移動してプッシュしていきます。
これを5回繰り返します。
○ステップ2
中指を目の下にある骨に引っ掛けるようにして、顔の中心から外側へと少しずつずらしながら、各3秒ずつ程度優しくプッシュします。
皮膚が薄いデリケートな場所なので、薬指か中指を使って優しく刺激するようにして下さい。
これを5回繰り返します。
○ステップ3
中指の指先と人差し指とで、こめかみ付近を押して離すといった動作を繰り返します。
この場合に指先を使って円を描くように押してもいいです。
各5秒程度繰り返しながら、鎖骨の方向へと移動します。
これを5回繰り返します。
このような方法はあるものの自分のマッサージで二重まぶたになるよりも、クリニック等で相談しながら、安全に二重にする方法を選ぶことをおすすめします。
泣いた日の翌朝・二重から一重になってしまった時は①
泣いた翌朝に二重まぶたから一重まぶたになった時の原因、対処法、解決法についてご紹介します。
涙を流した翌日に目が腫れる原因は、泣いた時に目を擦る事でまぶたの細胞が傷つく事でまぶたが膨らみ、一重まぶたになることが原因です。
涙を流すとハンカチなどで強く拭いたり、目を擦ったりしますが、この行為が目の腫れに繋がっています。
涙で目が腫れて一重まぶたになった時の対処法についてもご紹介します。
涙を流した時には、目についた涙を強く拭いたり、目を擦ったりせずに、涙が流れた後で拭き取るようにして下さい。
それでも腫れてしまったという場合に、涙を流した翌日にできる目の腫れの解消法もいくつかご紹介します。
○血行促進(温冷タオル)
冷たいタオルと温かいタオルとを用意して、目に交互に当てていきます。
それぞれ10回ほど目に当てる事を繰り返せば腫れが引いていく事も多いです。
タオルは冷たい水で絞ったものを一枚、10~30秒ほど電子レンジで温めたものを一枚使用します。
目の周囲の皮は薄いので、タオルが熱いと火傷をする危険性もあります。
タオルを実際に手で持って熱くない程度に冷ましておきましょう。
すぐに効果が出る方法なので、メイクする前に一度試してみるといいでしょう。
泣いた日の翌朝・二重から一重になってしまった時は②
○腫れを鎮静する方法
ティーバッグ(ハーブティーや紅茶等)を飲んだ後にのを冷やして、10分~15分ほど目に乗せて寝たままの姿勢でパックします。
タンニン(紅茶に含有)は、鎮静効果があり、涙で二重まぶたのように腫れたまぶたに効果があります。
ハーブティーを使うならば、カモミール等は、リラックスと鎮静効果があるので気分も落ち着きます。
さらに上体を高くして寝転んだ姿勢でパックすると、効果が一層高まります。
時間帯は朝でも夜でも大丈夫です。
○むくみが解消できる短時間の有酸素運動
適度な運動が、むくみ解消の為に効果があります。
朝の20分のジョギングやウォーキングは、血行促進の効果があります。
この方法は、むくみが早く取れるのですが、即効性としては少し頼りない可能性があります。
○腫れぼったいまぶたの対策(メイク使用)
メイクで一重まぶたをごまかしてしまう方法もあります。
アイシャドウのメイクを使用する時は、パール系のシャドウだと、スッキリとした目元に見えます。
コンシーラを使うならイエロー系をまぶたに乗せてメイクするといいです。
こういった方法ならば、涙を流した翌日の朝でも落ち着いて対応できます。
涙のせいで一重まぶたになった時には、一度試してみてください。
マッサージで、まぶたのむくみを改善
慢性的にまぶたがむくんでいたせいで一重になっていた場合、マッサージを正しくやり続けることで、二重まぶたになることがあります。
まぶたが腫れぼったいと感じる方は、マッサージを試してみてはいかがでしょうか。
肌の弱い人が毎日まぶたのマッサージを続けると、まぶたの皮膚が荒れてしまう可能性もありますので注意してくださいね。