フローリングの色選びって『何色にしたらいいんだろう?』って悩みますよね。
そこで、白いフローリングなんていかがでしょう?
白いフローリングは、お部屋が明るくなり、家具も合わせやすいなどの理由で、昔から人気があります。
今回は、白いフローリングのメリットとデメリットと、お掃除に使用するワックスの効果、フローリングのお手入れ方法についてお話します。
白いフローリングのメリット・デメリットとは?
ここでは、白いフローリングのメリット、デメリットについてご紹介していきましょう。
まずは、フローリングを白色にするメリットです。
白い色にすることで、家の中を明るく見せてくれることが挙げられます。
この「明るく見せる」ことが、白色のフローリングにした場合の一番のメリットとなります。
白い色は光が反射しやすいため、部屋の中がとても明るく見えやすいのです。
濃い色のフローリングと白いフローリングを比べると、部屋の見え方にはかなりの違いが出てきます。
また、フローリングが白い場合のメリットとして、ホコリがあまり目立たないというメリットもあります。
黒に比べると一目瞭然の違いがあることでしょう。
逆に白いフローリングにもデメリットがあります。
それは、床に落ちている髪の毛など、黒い色のものが目立ってしまいます。
埃に関しては、白いフローリングと色が似ているので落ちていてもわかりにくいのです。
しかし、髪の毛のような黒色の物は、白色と正反対の色なので、どうしても目についてしまうのです。
この髪の毛は、何もしなくても抜けて落ちてしまうので、いくら掃除を頑張ってしていても気がついたらまた落ちているなんてこともあるでしょう。
髪の毛は、多少は目立っても仕方ないので、ある程度の諦めも必要となってきます。
さらに白いフローリングの場合は、ワックス等をしていても、椅子などでついた汚れが目立つことがあります。
フローリングにある継ぎ目には汚れがたまりやすかったりするので、掃除をする時には気をつけてみてください。
白色などのフローリングにワックスをかける効果は?
白いフローリングだけに限らず、フローリングを汚れさせることなく、綺麗な状態を長持ちさせるために、ワックスはかかせないお手入れ用品となります。
そのワックスには主な役割が3つ程あります。
1、フローリングの上に膜を作り、床を保護して傷や汚れをつきにくくします。
2、ワックスをかけると光沢が出て、フローリングが綺麗に見えます。
3、傷や汚れが付きにくくなるので、さっと掃除するだけで綺麗になり、普段の掃除が楽になります。
ワックスが日本に入ってきたのは、昭和19年です。
その頃のワックスの成分はロウだったのですが、つやを出すためには乾拭きをしなくてはならず、なおかつ滑りやすいというデメリットがありました。
そのため、昭和30年代位から、アクリル樹脂を主成分としたワックスが開発され、さらにさまざまに改良を重ねながら現在の商品に至ります。
樹脂のワックスのメリットは、塗るだけでつやが出るので乾拭きの必要がなく、滑りにくいことです。
ワックスは滑りやすいというイメージがありますが、それはロウワックスのデメリットからきているのかもしれません。
ワックスの種類
ワックスには色々な種類があり、その数は軽く30種類を超えます。
ワックスを選ぶときは、床の素材や形状、光沢の好みなどに合わせて選んでみてください。
床材の種類によって、基本的なフローリング・無塗装のフローリング・白い木のフローリング・クッションフロア・石床用などから選択することができます。
さらに自分がやりやすいお手入れ方法によって、シートやスプレー、液体といった形状を選ぶと良いでしょう。
高い光沢度を出すタイプやキッチン周りに使用する防水に適したタイプ、傷がつきにくいタイプなどがあります。
また、空気中にあるホルムアルデヒドを吸収するタイプや、天然の原料を使ったロウタイプなど、環境に配慮しているタイプなどもあります。
さらにワックスには2種類あり、業務用と家庭用となっています。
業務用のワックスは、靴を脱がずに土足で歩いて汚れたりする施設を想定しているため、強い効果が出るように作られています。
それとは逆に家庭用ワックスは、靴を脱いで裸足やスリッパで歩くことを想定しているため、業務用とは被膜の強度が異なります。
家庭用ワックスは業務用ワックスほど被膜は強くないですが、その分きめの細かさや塗りやすさというメリットがあります。
最近はフローリングの部屋も増えていて、ワックスは必要なものとなっています。
手入れの行き届いているフローリングは、部屋を綺麗に明るく見せてくれることでしょう。
ワックスを使ったフローリングのお手入れの方法
ワックスを使用したフローリングをお手入れしなくて良いと思っている方もいるのではないでしょうか。
実は、しっかりお手入れをする必要があります。
お手入れは、一般的には半年に1回位は上塗りをします。
さらに5年に1回位はハクリ剤を使用し、古いワックスを落としてから塗る、というサイクルをオススメします。
白いフローリングや黒いフローリング等、色に関わらず手順は同じです。
きちんとワックスが塗られていれば、埃やチリなどを取るだけで、毎日の掃除は簡単に済みます。
定期的に行う掃除に関しては、1週間に1度程度固く絞った雑巾等で水拭きをして、2~3週間に1回程度洗剤拭きをします。
そうするととても綺麗な状態を保てます。
半年に1回の上塗りの手順についてです。
1、掃除をします
2、ワックス塗り
3、乾燥
以上の3ステップです。
まずは床面のゴミやほこりを取り除く掃除をして、床用洗剤または固く絞った雑巾で水拭きをして汚れを落とします。
次はワックス塗りで、液体タイプなら規定量を床にたらし、専用のワイパーや布でむらなく拭きます。
この時にフローリングの板の目に沿って塗るのがオススメです。
乾燥は、20~30分が目安です。
塗り直した部分と塗り直してない部分で濃淡の差が出来る可能性もありますが、1週間位経つと目立たなくなります。
部分修正をする場合は、出来るだけ板の単位で区切ってください。
塗装などで使うマスキングテープを貼って養生すると、隣の板に液がかからず、綺麗に仕上がります。
寝室のフローリングの色は白がおすすめ!?オシャレな寝室例
フローリングが綺麗になったところで、次は寝室のフローリングについてです。
壁や天井は白系がポピュラーで無難な選択にはなりますが、それに加えて床まで真っ白にするのは、なかなかのチャレンジャーです。
四方が真っ白な空間は色味を排除した空間となり、ミニマルな印象となってしまいがちです。
エレメントの組み合わせ方によって、モダンにもナチュラルにも見えます。
置くものや並べ方等、住む人のセンスが試される色使いとなります。
寝室のデザインやコーディネイトは、心地良い眠りにつくためのリラクゼーション効果が重視されます。
それも良いことですが、ゆっくりと眠って目覚めの良い朝を迎えるためには、明るくて清潔感のある空間をデザインするのも良いでしょう。
白いフローリングを選ぶことで、寝室を明るくてさっぱりとした印象に見せることが出来ます。
床や壁・天井や家具等、全て真っ白にすると、清潔感が出て広がりも出ます。
白を基調とした寝室にしたい方は、アクセントカラーを使用してほどよくアクセントをつけてみてください。
さらにまとまりがでてきて、素敵になります。
白いフローリングに茶系の家具や緑の植物を合わせると、ナチュラル感も出てオススメです。
お掃除しやすいよう、フローリングのワックスは忘れないでくださいね。
寝室の白いフローリングに合うベッドカバーを選んでみよう
寝室の白いフローリングにあうベッドカバーを選びます。
ベッドカバーは面積が広いので、部屋のイメージを印象づけやすくなります。
色は人間の心理状態に大きな影響を与えることがあります。
色がもたらす影響は、睡眠時や睡眠前後と言われているので、寝室のカラーコーディネイトはとても大切になってきます。
白いベッドカバーは、どんな床の色にも合いますが、床の汚れがダイレクトにわかってしまうというデメリットもあります。
ワックスをかけていても、やはり汚れは防ぎきれません。
黒いベッドカバーは、男性が好みそうですが、部屋が暗い印象になってしまうため床の色は白がオススメです。
茶色のベッドカバーは、どの床の色にも合わせやすいです。
床の色に近いブラウンを選んだ場合、部屋に統一感がでてきます。
ピンクのベッドカバーは、使い方が難しく、オススメは白い床です。
濃い色の床にはピンクは合いません。
グレーのベッドカバーは、爽やかで落ち着いた雰囲気になりますが、床の色には注意が必要となってきます。
木目調には合わず、白い床やダークな床がオススメです。
フローリングの清掃はこまめにしよう
いかがでしたか。
白いフローリングは、汚れが目立ちやすいなどのデメリットもありますが、清潔感があって、とても素敵ですよね。
日頃から清掃を心がけて、白いフローリングの良さを生かせるように、綺麗に保てるようにしましょう。
また、色は人の心の働きに影響を与え、家の雰囲気を左右する大きなポイントとなります。
インテリアなどで使用する色は、よく考えて選ぶようにしましょう。