塗装されていない木材の家具、なんとかしたい・・と思っている方いらっしゃるのでは?特にベッドの木枠は塗装されていないシンプルなものも多いですよね!
そんなときは、自分でリメイクしてみませんか?
初心者の方にオススメの塗料で、チャレンジしてみましょう!
自分でリメイクすることによって、家具も素敵に変身します!
家具をリメイクする利点とは
古くなった家具を新しく買い替えようと思っている方もいることでしょう。
しかし、リメイクすれば新品を買うよりも安く済ませることができます。
しかも、汚れていたり傷がついていたりしても、まるで新品のように生まれ変わらせることができます。
大きな家具だと、捨てる際に費用がかかる場合がありますよね。
リメイクの場合、捨てる必要はないので、お財布にも地球にも優しいのです。
ここ最近では、「エコ」が注目されています。
ゴミを減らすことやリサイクルなど、地球に優しい生活をしている方が増えてきています。
そのエコ活動として、家具のリメイクにも注目が集まってきています。
古くなった家具をリメイクすることでゴミを減らし、地球に優しい生活ができます。
新築祝いに購入した家具や子どもの入学祝いに貰った勉強机、ずっと昔から使っている木製のテーブルなど、思い出がつまった家具がありませんか。
家具をリメイクすれば、そんな思い出がつまった大切な家具を捨てずにずっと使い続けることができます。
塗装されていない家具は木目を生かす「オイルステイン」がオススメ
塗料をするにあたってオススメの塗料をご紹介します。
塗料の中には、オイルステインというものがあります。
これは顔料の一種で、特に初心者におすすめの塗料です。
オイルステインは種類がたくさんあり、ホームセンターでも簡単に購入できます。
オイルステインの良さはいくつかあります。
まず一つ目は、気持ちよく楽しく塗れることです。
初心者は楽に気持ちよく塗れることが大切です。
まず初心者は、塗りやすい塗料で、塗ることの楽しさを体感しましょう。
オイルステインは、ペンキと違い、材料にしみ込むタイプの塗料なので刷毛の運びや塗料の伸びが良いです。
ペンキよりも水っぽく、滑らかに塗装することが出来ます。
二つ目は、ハケ跡を気にしなくて良いことです。
これもオイルステインのしみ込む性質のおかげなのですが、ハケ跡を気にせず塗れます。
初心者がペンキを塗ったりするとハケ跡が残り、仕上がりが汚くなります。
三つ目は、二度塗りがすぐできることです。
ペンキの場合、塗った塗料が乾くまで二度塗りはできません。
乾くまでにおよそ五時間ほどかかります。
そうしないと、前に塗った塗装にハケ跡がついて台無しになってしまいます。
それに対して、オイルステインはそれほど時間を空けなくても大丈夫です。
塗ると材木に浸透していくので、見た目でも二度塗りの効果がはっきりわかります。
綺麗な塗装には二度塗りが必要不可欠です。
せっかく大切な家具をリメイクするのだから、綺麗に仕上げたいと思うものです。
木目を生かすオイルステインの種類とオイルステインの選び方
ステイン塗料で油性のものを「オイルステイン」、水性のものは「水性ステイン」と言います。
ステイン塗料を選ぶ際は、油性のオイルステインがオススメです。
油性の方が濃いので、塗り具合を加減しやすいからです。
ただし、油性塗料は後始末が面倒で、塗った後は刷毛やローラーを「ペイントうすめ液」で洗わないとカピカピに乾燥してしまいます。
この点を注意して、ステインを購入する際は、後始末のことも考えましょう。
先程もお伝えしましたが、オイルステインにも種類があります。
一つ目は、オイルステインに保護用のニスが入っているものです。
一度塗れば、塗装と一緒にニス仕上げもしてくれて便利です。
二つ目は、純粋なオイルステインのみのものです。
「つやけし」と書かれていたり、何も書かれていない場合もあります。
ニスが入っていないため、仕上げにニスなどを塗る必要があります。
三つ目は、オイルステインに防腐剤、防虫剤を入れてあるものです。
主に、エクステリアに使われます。
インテリアを作る際はあまり使わないので選ぶ必要はないでしょう。
もし、家具のリメイクをする際には、ニス無しのものを選んでください。
理由は、綺麗に塗装するためには二度塗りが必要不可欠だからです。
ニス入りだと、塗って乾くとニスによって保護されてしまいます。
その上からオイルステインを塗っても、ちゃんと木材にしみ込みません。
そのため、オイルステインはニス無しタイプのものを選択して下さい。
木材家具のリメイクはカラー選びも重要!オイルステインのカラーについて
オイルステインの色の基本的な五色をご紹介します。
仕上がりの色は木材自体の色もかなり影響します。
これは感覚的に覚えていくしかないですが、大体の目安として参考にしてみてください。
まず一つ目は、ウォールナット色です。
基本五色の中では最も濃い着色です。
格調の高い高級感がある焦げ茶色です。
たぶん、最も人気のある色だと思います。
マットな質感に塗ると和風モダンのような感じになります。
二つ目は、メープル色です。
黄土色と茶色の間のような、はちみつに近い色です。
メープル色は、高級家具によく見られる色です。
赤みを帯びた明るい木の色と覚えるとわかりやすいでしょう。
三つ目は、チーク色です。
ほぼ茶色のやや自然に近い雰囲気です。
四つ目は、オーク色です。
茶色と焦げ茶色の間のような色です。
ウォールナットとチークの間という感じです。
ややレトロ感のある色で、フレンチカントリーと相性がいいです。
五つ目は、マホガニー色です。
暗い赤茶色で、クラシック家具などの高級家具によく見られる色です。
これらの中から、リメイクしたい家具の質感や素材に合わせて選びましょう。
味気ないベッドの木枠をオイルステイン塗装でリメイク!方法①
オイルステインの塗り方と工程についてご説明します。
まず、作業スペースにビニールシートを敷きましょう。
ペンキの場合は、新聞紙を何枚か敷けば大丈夫ですが、オイルステインはしみ込む塗料なので、新聞紙では防げません。
そのため、必ずビニール製のレジャーシートのようなものを敷いて下さい。
次に刷毛を用意します。
塗る時に使用する道具ですが、ハケ跡がつかないので刷毛で十分です。
ローラーの場合、ローラー受けを用意したり塗料を取りすぎたりして無駄使いすることになります。
そして、塗料を入れる容器を用意します。
ホームセンターに売っているプラスチック製のバケツや空き缶などを使いましょう。
また、塗装をする前に塗装面を整えます。
サンドペーパーで表面のデコボコを整えたり、ゴミを取り除きましょう。
リメイクする家具が木製の場合、表面にゴミがあることは多いのでその場合は注意しましょう。
ちなみに、ここでペーパーを掛けなくても仕上げで掛けることも出来ます。
次に木目に沿うように塗っていきます。
まずは一度目の塗装ですが、仕上げるような感じではなく全体的にまんべんなく塗りましょう。
一度塗ったところをもう一度塗ってしまうと、ムラが出来たり、その後の調整が面倒になるので注意してください。
一通り塗り終わったら、自然に乾燥するまで待ちましょう。
味気ないベッドの木枠をオイルステイン塗装でリメイク!方法②
一度塗って乾燥したら、やや表面が荒れていると思いますので、ペーパーで磨いて整えましょう。
次に色合いを加減します。
二度塗りをしますが、この時、いらないタオルを用意して下さい。
塗っている最中に濃すぎるかなと思ったら、材木に塗料がしみ込んでしまう前にタオルで拭き取りましょう。
こうすると色合いを調整しやすいので、おすすめの方法です。
二度塗り後、乾燥したら、塗装面を確認しましょう。
表面がやや荒れていると思いますので、サンドペーパーで磨いて下さい。
ここで精一杯磨き上げると、最高の出来になります。
また、塗料を塗っただけでは他の物に色移りしてしまいます。
この色移りを防ぐ為に、クリア系のニスなどで保護しましょう。
もちろん油性のものを選び、スプレータイプを使用して下さい。
ここで刷毛を使って跡を残してしまうよりも、スプレーを使った方が仕上がりが美しくなります。
ただし、やりすぎるとニスが垂れてしまいますから、スプレーの動きは止めずに流れるように塗装をして下さい。
ニスを吹きかけ乾いたら、300ぐらいのペーパーで、気になるところを修正しましょう。
これでリメイク家具の完成です。
自分好みの家具に変身させましょう!
リメイクすることによって、自分の好みのものに変身させられますよね。
初心者の方でも簡単に出来るので、是非チャレンジしてみてください。
コツをつかむと、楽しくなるかもしれませんね。
オイルステインは、無塗装の木材にオススメですので、味気ない家具に自分で塗装をして、愛着の湧く家具にしてあげましょう。