マンションのドアの隙間の音漏れ軽減方法と外からの防音対策

マンションなどの室内のドアの下に隙間がありますよね。
この隙間は、シックハウス対策の為のものです。

しかし、この隙間があることによって生活音が漏れやすくなります。
音は、自分はあまり気にならなくても他人からすると気になるものですよね。

特に、就寝前や就寝中に聞こえてくる騒音は不快でしかありません。

そこで今回は、室内のドアの隙間から漏れる音を軽減する方法や、周囲からの騒音を軽減するアイテムをご紹介します。

マンションのドアの下に隙間がある理由

マンションなどのドアの下にある隙間を、アンダーカットと言います。

建築基準法で、シックハウス症候群の対策として、アンダーカットが必要だとされています。
アンダーカットによって、接着剤などに含まれているホルムアルデヒド等の有害物質から、体に悪影響が与えられないようにしているのです。

空気の循環があれば、体へのダメージが減ります。
空気が循環していない部屋は、人の体だけではなく、建物に悪い影響を与えることもあります。

ドアの下のアンダーカットの大きさは、「建築確認申請の前」に決められます。

シックハウス対策のマニュアルに、
「換気経路の扉は、有効開口面積で100~150cmの開口が必要です。一般的な開き戸には扉の周りに隙間があるため、1cmくらいのアンダーカットなどがあれば、シックハウス対策に必要な通気が確保できます。」
としています。

部屋の広さに関係なく、この寸法があればよいため、ドア下の隙間は最大でも1cmになります。

マンションのドアの隙間の音漏れを減らすテープとは?

マンションなどのドアの隙間の音漏れを少なくするテープがあります。
防音対策にがんばっても、ドアや窓に隙間があれば、音が漏れてしまいます。

そこで便利なのが、防音テープなのです。

防音テープは、合成ゴムやウレタンなどで作られています。
好きな大きさに切って、貼りたいところに貼ることができます。

防音テープは、100円ショップやホームセンターなどで、100円から1.000円くらいで買うことができます。
価格の幅が広いため、自分で購入できる範囲で買ってください。

テープの厚さと圧縮率は、色々とあります。
まずは、価格が低いウレタンのテープを使用して、あまりよくなければ、違うテープを使ってみましょう。

ドアや窓を閉める際、やや力を入れて閉めるくらいの厚さのテープがベストです。
ただ、窓の場合は、テープでガチガチにしないでください。

もし、火事になったら煙を逃がすことや、逃げることができなくなるからです。

また、給気口をテープでふさぐのはとても危ないので、やめましょう。

マンションのドアの隙間以外の騒音を防音カーペットで防げる?

マンションのドアの隙間以外の騒音は、防音カーペットで防ぐことができる可能性があります。

音の種類には、足音や子供が走り回る音、物を落とした時の音、テレビの音などのたくさんの音があります。

そのため、防音カーペットを選ぶときは、高い音と低い音のどちらを減らしたいのかを考えてから、選ぶことをおすすめします。

また、音の高さのことを、軽量衝撃音や重量衝撃音ともいいます。
一般的に、防音カーペットは、カチャンなどという軽い音を遮る効果があります。
そのため、ドスン、というような重い音を遮る効果については、あまり効果がないといえます。

しかし、まったく防音対策をしないよりは、防音カーペットを敷くほうが、少しは音を遮ることができます。

また、子供の歳によって、子供が立てる騒音が重い音か軽い音かが変わり、また筋力や体重によっても音の種類が異なります。
そのため、音を区別するのは簡単ではありません。

そして、少し大きい子供が立てる騒音を、防音カーペットで遮ろうとするのは、少し無理があるでしょう。

マンションで使ってみよう!防音カーペットを敷くメリット

防音カーペットを使用すると、生活音などが下の階の部屋に伝わりにくくなります。

マンションなどに住んでいるなら、ドアの隙間を防ぐのではなく、防音カーペットで騒音対策をしましょう。
マンションの場合は、下の階だけでなく、上や隣の部屋にも気を配らないといけません。
防音カーペットを使用すると、防音するだけではなく、床が冷えにくくなります。
フローリングに防音カーペットを敷けば、寒さが減るのです。

防音カーペットは普通のカーペットよりも厚いです。
そして、防音カーペットには、特にデメリットがなく、音対策、寒さ対策、転んだ時の怪我を軽くする、というメリットがあります。

ただ、防音カーペットを買う際は、遮音等級の違いに気をつけてください。
アルファベットで遮音する性能が記載されているので、買うときは、そのアルファベットの意味を知っておきましょう。

軽量衝撃音はLL値、重量衝撃音はLH値で表されます。

LL-55の場合、スリッパの音が聞こえるくらいであり、LH-45は靴を履いて歩く音が聞こえるくらいです。
数字が大きいほど、防音効果が高くなります。

マンションでの生活音や騒音で眠れない人へのおすすめアイテム

マンションでの騒音が気になって眠れないため、ドアの隙間を塞いだりする人もいます。
しかし、そんなときは、枕にこだわってみましょう。

性能が良い枕を使用すると、とても良く眠れるようになります。
快眠ドームという枕は、入眠しやすさが追求された枕です。

この枕は、99.9%の遮光率があります。
そのため、昼間でも眠りやすいです。

さらに、吸音率が126%なので、生活音が気になりません。
吸音スポンジを使っているため、生活音が聞こえないのです。

マンションで他の部屋からの生活音が気になって眠れない場合は、ぜひこの枕を試してみてください。
ドーム型なので、安心できる空間ができ、眠りやすくなります。

また、仕事で夜勤をすることがあれば、夜勤の仮眠のときに、顔を覆って自分の安心できる空間で、ぐっすりと眠ることができます。

枕の高さは、3段階で調節可能です。
枕を自分の好きな高さに合わすことができるので、好みの高さで眠ることも可能です。

快眠する為に!マンションの寝室に防音カーテンを使ってみよう

音が気になる方は、マンションの寝室に防音カーテンを使用して、ぐっすりと眠りましょう。

防音カーテンを使用すると、アラームや電子楽器の場合、50%くらいの減音が可能です。
ピアノなどの楽器の場合、70%くらいの減音ができます。
ジェット音などの場合は、80%くらいの減音ができるでしょう。

防音カーテンを設置する際、窓との隙間をなくすようにカーテンで窓を覆うようにしてください。
カーテンボックスを使えば、効果がさらにアップします。

音には、主に2種類あります。

空気伝播音は女性の声、ピアノ、子犬の鳴き声、などの高音です。
この音は、カーテンで窓を覆えば、音を遮ることができるでしょう。

2つ目の音は、個体伝播音です。
これは、工事音、車の騒音、などの振動を伴う低音です。
低音は、防音カーテンを使用しても、音を防ぐことができません。

また、たとえ高音でも、完全に防音できるとは言えません。
音の感じ方は、個人差があるからです。

そして、低音の場合、ドアの隙間を塞いだり、防音カーテンを使用したりしても、防音効果はないでしょう。

便利なアイテムを活用しよう

いかがでしたか?

マンションなど、他の部屋と隣接している場合は、ついつい音に対して過敏になってしまいますよね。

部屋を防音対策することは、周囲からの音や、自分が出す音も軽減され、お互いに快適に生活できるようになると思います。

是非、今回ご紹介した防音対策の便利なアイテム使って、防音してみましょう!