フローリングの塗装がはがれた!傷もある!補修する方法は?

フローリングのお部屋で暮らしている方、とても多いですよね。

そのフローリング、傷があったり、塗装がはがれたりしていませんか?

傷やはがれが目立って気になる!という方はぜひ読んでみてください。

自分で出来る補修方法をご紹介します!

フローリングのメリット・デメリット

住宅の床材でよく話題になるのが、木製のフローリングです。
フローリングは、見た目が鮮やかで、洗練された印象を与えます。

人に優しい自然の素材で、木の持つ温かな風合いが特徴です。
ですが、長所ばかりでなく、それなりの短所もあります。

ここでは、フローリングのメリットとデメリットをまとめてみました。

メリットとしては、まず見た目の美しさが挙げられます。
また、木そのもの特性もそうです。

木は膨張、収縮を繰り返します。
その働きで、断熱効果も通気も円滑に行われます。
室内の温度を一定に保ってくれます。

また、音を吸収して、人の足音を小さくしてくれます。
他にも、静電気を防止する効果や雑菌を抑える力などがあります。

アレルギー体質の方にも、比較的安心な素材と言えます。
さらに、表面が平らで、掃除のしやすさも魅力のひとつです。

デメリットとしては、水に弱いという欠点が挙げられます。
こぼした水や湿気などで、床が反ったり、ゆがんだり、きしんだりします。

また、木製のため傷つきやすく、古くなって表面の塗装がはがれたりして、見た目が悪くなることもあります。

木という素材には、人になじむ反面、人工のものに比べて、もろい部分もあります。
その点に気をつけて、フローリングと上手に付き合っていくことが大切なようです。

フローリングの塗装はがれや傷の原因

ここでは、フローリングが痛む原因についてご紹介します。

代表的な原因は、日焼け、傷、水分の3つです。

まず、日焼けですが、南向きの部屋や日当たりの良い場所は、フローリングにとっては恵まれた環境とは言えません。
紫外線などを受けて日焼けしてしまいます。

次に傷についてですが、家具を引いたときや、物を落としたときなど、床には傷がつきやすいものです。
傷が多い床は、見た目も悪く、放っておくと、さらに傷が大きくなることもあります。

また、水分ですが天然の木は本来、水分を吸収しやすくできています。
水回りの場所などは、要注意です。
木材が変色して、塗装もはがれてきます。

このように、フローリングが痛む原因は、日常生活の中に多く見られます。
住宅に住む人は、フローリングを身近な存在と考えて、面倒を見ながら長く付き合っていきたいものです。
自然の木材ですから年々古くなっていきます。
フローリングの一般的な寿命は、10年から20年と言われています。

フローリングの傷や塗装はがれを補修しよう!

自分で補修する方法をご紹介していきます。

フローリングの寿命は、次のような方法で、長く延ばすことができます。

・フロアコーティング
この方法は、知名度は高くありませんが、このところ注目を集めてきています。
ガラスコーティングは、液体のガラスの成分をフローリングに塗布するものです。
耐久性や耐傷性に優れています。

UVコーティングは、ガラスコーティングを塗ったあとに、UV照射器で硬化させるものです。
中には30年もの長期間、床を保護してくれるものまであります。

・補修キット
応急措置として考えられる方法が、補修キットです。
フローリングは、年数が経つうちに傷が増えたり、塗装がはがれたりしてきます。
業者に頼んで全部やり直すとなると、工事の準備も費用も心配です。

とりあえず、応急処置をしたいときは、補修キットです。
ホームセンターなどでさがしてみると、フローリングに合った補修キットが売られています。
簡単に扱えるものが多いので、一度使ってみましょう。

・紅茶のティーバッグ
台所に、意外な補修の道具があります。
それが紅茶のティーバッグです。

使い終えたティーバッグを、床の傷の部分に付けます。
紅茶に含まれているタンニンという成分は、傷を目立たなくすると言われています。

傷や塗装はがれ対策に!フローリング用補修キット

フロ-リングの塗装がはがれたら、補修しなければなりません。
そんなときのために、ホームセンターなどで簡単に手に入れられる補修キットをご紹介します。
長い間に、フローリングの塗装は、あちこちはがれて、傷になります。
その大小の傷を、このキットで直せます。

キットの名前は、「建築の友 かくれん棒 フローリング用ハードタイプ」と言います。
いくつか色があって、自宅のフローリングの色と合わせて購入する必要があります。
ですが、色が決まれば、費用はたった約200円、300円程度で済みます。

使い方は、傷の部分にただ塗るだけです。
多少凸凹が気になるかもしれませんが、傷のままでおくよりも、見た目はきれいになります。

他にはフロアコーティングをする方法があります。
フロアコーティングには、防滑性に優れたものがあり、床を歩いているときに滑ることがありますが、それを防止してくれます。
お年寄りや体の不自由な方、小さい子どもなどのいる家庭では役立ちそうです。

また、ペットを飼っている家庭では、フローリングに注意を払ったほうが良いでしょう。
爪傷がついたり、排泄物の汚れがついたりします。
また、フローリングの注意だけではありません。
ペットにも怪我が起きることがあります。
フローリングが滑って、脱臼することもあるので、出来るだけ滑らないように工夫する必要があります。

フローリング保護シートでベッドの傷を防ごう!

フローリングを守るために傷の防止や防音に役立つ方法をご紹介していきます。

フローリングは、家具を引きずったり、物を落としたりすると、傷がついたり汚れたりします。
そうなると表面の塗装がはがれて、見た目も悪くなります。

一方で、マンションなどに住んでいると、動き回ったときなど、下の部屋に音が響かないかと気を使うこともあります。
そういうときに役立つ方法をいくつか、ご紹介します。

・ベッドの下には滑り止めシート
滑り止めシートは、ベッドの脚の下に敷けば、フローリングを守ってくれます。
ベッドを動かしたときに、フローリングに傷をつけないで済みます。

シリコン製で、裏に突起があります。
そのため滑りにくく、ベッドも安定します。
フローリングにもベッドにも役立つというわけです。

・フローリングを守るクリアシート
クリアシートは、フローリングを汚れや傷から守ってくれます。
透明なシートで、部屋のインテリアの雰囲気を変えることもありません。
圧迫感を覚えることもありません。

並べて敷いても、継ぎ目が目立ちません。
好きな大きさにカットして使うこともできます。
一度敷いてしまえば、しばらく安心です。

フローリングだけじゃない!畳にベッドを置く時の注意点

畳の上にベッドを置きたいと思う方もいると思います。
しかし、畳は傷やへこみが生じやすいです。
それでは、畳がへこまないように気をつける方法をご紹介していきます。

○板材をベッドの下に敷く
ベッドに、4本の脚がついているタイプがあります。
そのまま畳の上に何も敷かずにベッドを置くと、全体の重さが4本脚にかかりますから、当然ながら長い間には、畳のその部分はへこみます。
賃貸住宅などに住んでいると、退去するときに、その修繕台が敷金から引かれたりします。

少し気を使って、小さな板材などを脚の下に敷いておくと、ベッドを置いてもへこみや傷がつきづらいので、畳とベッドの間に板材などを敷くことをおすすめです。

○場所を決めてから置く
フローリングの場合は、少し押せばベッドを動きます。
それでも、気をつけないと、表面の塗装がはがれてしまいます。

さらに、材質の弱い畳の場合は、押せば畳に傷がつくでしょう。
動かさないで済むように、あらかじめ部屋の中のどこに置くか、場所を決めておくことが大切です。

○湿気やダニに要注意!
カーペットを、畳の部屋全体に敷き詰めると、梅雨時など通気性が悪くなります。
湿気がこもり、ダニも出やすくなります。

もし使うなら、小さめのカーペットのほうが良いでしょう。

フローリングの傷は自分で補修できる!

フローリングの傷に、飲み終わった後の紅茶のティーバッグが効果的だとは驚きの方もいるのではないでしょうか。
傷を目立たなくさせたい方は、ぜひ試してみてください。

傷部分にただ擦り付けるだけなので簡単ですよ。

フローリングの塗装はがれや傷をつける前に、保護シート等を使って、未然に防ぐ努力も大切ですね。