トイレや寝室の窓、網戸にしても虫が入ってくる!対策は?

夜、電気をつけていると、トイレの窓にある網戸や、寝室の窓から虫が入ってくる・・・なんて経験はありませんか?

虫が入ってくると気になりますし、蚊はとくに羽音が気になって眠れませんよね。

なぜ虫は入ってくるのかご存知ですか。
また、侵入を防ぐことはできないのでしょうか。

今回は虫よけ方法ついてご紹介します。

トイレや寝室の窓を網戸にしていると虫が侵入する①

トイレや夏場の寝室の窓などは常時網戸のままにしているという家が多いのではないでしょうか。
網戸は虫の侵入を防ぎながら、部屋の通気をすることを目的として取り付けられていますが、網戸にしていると虫が侵入してくることがあります。

一般的な引き違いサッシは、ガラス戸の取り付けや開閉がスムーズにできるように、ガラス戸とガラス戸の間やサッシ枠とレールとの間に隙間が設けられています。
そのため、ガラス戸同士は完全に密着していないのです。

構造上止むを得ずできてしまう隙間は、薄くて弾力のある合成樹脂製のタイト材やパッキング材でふさがれています。

網戸も同じようにガラス戸やサッシ枠レールとの間に隙間が設けられています。

また、網戸の場合の隙間には、モヘアと呼ばれる隙間ふさぎ材が取り付けられています。
しかし、タイト材やふさぎ材などがあっても、完全に隙間を埋めて密封状態にすることは不可能です。

したがって、虫の侵入を防ぐための網戸であっても、隙間から虫が侵入してしまう場合があるということです。

トイレや寝室の窓を網戸にしていると虫が侵入する②

虫が明るい光に向かって飛んでくるという習性については、よく知られていますよね。
他にも、外の寒さから逃れるために暖かい空気を感じる家屋に集まる習性があります。

主に10月11月頃の肌寒くなり始める時期、また3月4月の春先、朝晩の寒暖差が大きい夏場の山間部などに暖かい家屋に集まります。

家屋に集まる虫には越冬を目的とする虫もいて、サッシ枠と網戸の隙間に潜り込もうとします。
建物の周りの自然環境が豊かであればあるほど虫の発生も多く、このようなことがよくあるようです。

中でも、カメムシ、てんとう虫といった這い回る甲虫は、少しでも暖かさを感じる方向へ狭い隙間からでも押し入ろうとする習性が強い虫です。
これらの虫が網戸とガラス戸の間に集まって固まっていることがありますが、これはこの習性によるものだと思ってください。
中にはガラス戸に取り付けてあるタイト材を押しのけて、屋内に侵入してくることもあります。

網戸があるのに虫が侵入してくるのはこのためです。

ガラス戸を半開きにしているとふさぎ材が密着しない部分ができるので、さらに虫が侵入しやすくなります。
トイレの窓を網戸にして解放しておく場合には、全開にしておいた方がよいでしょう。

トイレや寝室の網戸から虫が侵入するのを防ぐ方法

網戸にしているトイレや寝室の窓などから、虫が侵入するのを防ぐ方法はないのでしょうか。

虫の嫌うハーブの香りを漂わせる方法があります。
殺虫成分ではなく、天然由来のハーブを使用した安全性の高い虫除けなので、寝室などでも安心です。
虫の嫌いな香りで虫を寄せ付けないようにできます。

天然ハーブも同じように効果があります。
ペパーミントのメントールには虫の忌避効果があり、ローズゼラニウムには防蚊効果があるので、寝室に使うのがお勧めです。

他にも、比較的香りの強いローズマリー、カモミール、ティーツリーなどにも虫除け効果があります。
アロマディフューザーを使用するのも効果的でしょう。

網戸の目を細かいものに替えるというのもひとつの方法です。
一般的な網目の大きさは1.5mですが、長年使用していると網目が歪んで大きくなってしまっている場合もあります。

網戸の張り替えは業者に依頼してもよいですが、道具があれば誰にでも簡単にできます。
・網戸用ネット
・網戸用ゴム
・ワンタッチローラー(ゴムを押さえ込むための道具)

これらの道具はホームセンターなどで全て揃えることができます。
網戸の一般的な色は灰色ですが、黒色にすると部屋の中からの視界がきれいになりますよ。
網戸のゴムの付け方など張り替えの仕方は、DIYなどの動画をネットで知らべて参考にするとよいでしょう。

ハッカ油スプレーで窓から虫が入るのを防ぐ

トイレや寝室などの窓からの虫の侵入を防ぐために、虫除けスプレーを手作りすることができます。

ハッカの香りは、ゴキブリ、蚊、コバエ、アリ、ダニに効果があります。
ハッカオイルで手作り虫除けスプレーを作ってみましょう。

1 容器の中に無水エタノール10mlとハッカオイル20~40滴を入れてよく混ぜます。
2 1に精製水90mlを加えてよく振って混ぜ合わせたら完成です。

材料は通販でも揃えることができます。

スプレーは、できれば青色遮光スプレーがあれば最適ですが、100均でも買えるスプレーでも問題ありません。
青色遮光スプレーでない場合には、1~2週間で使い切るようにしましょう。

乳幼児や妊婦さんの場合は、皮膚や粘膜が刺激に弱いので、使用する場合にはハッカオイルの分量を少なめに作りましょう。
不安な場合には直接肌につけるのは控えてください。

無水エタノールはお掃除にも使えます。
使用方法は、そのままいろいろなところにスプレーして、雑巾で拭き掃除をすればOKです。
ベビーベッドや網戸に吹きかけるだけでも虫除け効果があり、お布団のダニも防げますよ。

アロマオイルスプレーで窓からの虫が入るのを防ぐ

網戸にしているトイレなどの窓からの虫の侵入を防ぐのに効果的なアロマがあります。

手作りのアロマオイルスプレーは、材料さえ揃えば簡単にできて、好みの香りを楽しむこともできます。
天然由来なので市販のスプレーより安全で、肌につけても安心です。

1 遮光スプレー(なければ普通のスプレー)に無水エタノールを5ml入れます。
2 1に好きな虫除け効果のあるアルマオイルを数滴、大体10滴程度入れて混ぜましょう。
3 2に精製水(ミネラルウォーター)45mlを入れて、よく混ぜたら完成です。

虫除け効果のあるアロマオイルには、アンチモスキート・ラベンダー・レモングラス・シトロネラ・レモンセントティーツリー・ペパーミント・ゼラニウムなどがあります。

エタノールの代わりにキャリアオイルを使うこともできます。

夏場には体全体にスプレーしてもよいですし、玄関先に常備して、外出のたびにスプレーすると、好きな香りに癒されながら虫除けができてお勧めです。

木酢液は木材を焼いて炭を作る時に出る煙や水蒸気を冷やして液体にしたものですが、原液をコップに入れて家の周りに置いておくと虫が入りづらくなります。

また、5~10倍の水に薄めて噴射しても虫除け効果があります。
香りが独特ですが、天然由来なので安心です。

お風呂に薄めて入れると水イボなどのイボが取れるとも言われますし、ペットのシャンプーにしてノミ退治や、ペットのトイレに垂らして臭い防止などにも使えます。

蚊が窓から侵入して眠れない場合の対処法

トイレや寝室の窓を網戸にしていると虫の侵入を防ぎきれずに蚊のせいで眠れないなどということもありますよね。

蚊の寝室への侵入口は「玄関」と「寝室の窓」が多いと言われています。
物干しが寝室のバルコニーや窓の外にある場合が多く、夕方洗濯物を取り込むときに一緒に侵入してしまうパターンが多いようですね。
蚊取り線香などの蚊の駆除用品は、夕方になったら玄関と寝室の窓の近くに置くようにするとよいでしょう。

ぴったり窓を閉めていても、部屋に何匹も虫が侵入していることがある場合には窓を正しく閉めていないのが原因かもしれません。

また、換気扇に防虫網が付いていない場合には侵入の可能性があるので対策が必要です。

蚊除けに効果のある方法はいろいろあります。

蚊を撃退するアプリや蚊の嫌うハーブを置くのもひとつの方法です。
ハーブの中でもハーブゼラニウムはとくに効果的で、ほかにもレモングラス、シトロネラ、ゼラニウムなどがあります。

また、扇風機の風の中にいること自体が蚊除けになります。
蚊は羽の力が弱いために扇風機の風の中では飛べません。
扇風機を首振りにしておけば侵入してくる蚊を撃退することができます。

蚊除けスプレーを使う場合は天井に向けて噴きかけて、扇風機で空気を拡散さると効果的です。
2~3分後には、窓を網戸にして換気するように心がけましょう。

無料や安価なものでも虫や蚊よけができる

蚊よけのアプリであれば、無料ですぐに使えそうですね。
一度、試してみるのはいいかもしれません。

また、最近は100円ショップでも虫よけスプレーなどの虫よけグッズが売っています。
購入して、枕元に置いておけば安心して眠ることができますね。

蚊よけグッズを購入してみてはいかがでしょうか。