畳の上にウッドカーペットを敷いてお部屋の雰囲気を変えたい!
というかた、いらっしゃいますよね。ウッドカーペットには色々種類もありますし、お部屋の雰囲気を変えるにはとても便利なものですよね。
しかし、畳にウッドカーペットを敷くと良いことばかりではないですよね。
湿気がこもって、カビやダニの原因にもなります。
お布団にカビが生えてしまうとなかなか素人では対処できないようです。
畳にウッドカーペットを敷くメリット
畳が敷いてある和室でもフローリングの洋室に変えたいというならウッドカーペットがおすすめです。
その名前の通りウッドカーペットはカーペットのように敷くだけで簡単に部屋の印象を変えられます。
そして畳の上に敷くのですから畳へのダメージをカバーしてくれます。
それから部屋のサイズに合わせるのもウッドカーペットならカットもできるので簡単に敷き詰められます。
洋室に変更することで他の部屋とも調和が取れますし、何より洋風のインテリアを合わせられるようになることが最大のメリットでしょう。
また、好みの家具も似合うことでしょう。
そのためウッドカーペットは気軽にリフォームできる素材として人気を集めていますし、フローリングになることで掃除だって楽になります。
畳ではタオルの拭き掃除や箒の掃き掃除をしますが、フローリングなら掃除機で掃除できるようになりウェットシートで拭くこともできるようになります。
ただしカビも生えやすくなる要因にもなるので、使用には注意することも必要です。
畳の上にウッドカーペット・・気になるダニ・カビの対策は?
フローリングの部屋にするために畳にウッドカーペットを敷こうというときにまず行わなければならないのは畳の掃除です。
畳の掃除を疎かにしてしまうとダニなどの虫の発生源を残すことになってしまいます。
最初に掃除することで虫の発生を最小限に抑えられるので畳の掃除は必須です。
また、ダニ除けシートを敷きましょう。
畳の上にはダニ除けシートを敷くことでよりダニが発生しなくなるのでおすすめです。
ただし、ダニ除けシートは数ヶ月で交換するものなので時々ウッドカーペットをめくって交換しましょう。
そして、吸湿シートを使うこともオススメします。吸湿シートを使えば畳にこもる湿気を吸ってくれるので虫の発生だけでなくカビの防いでくれます。
ただしダニ除けシートと一緒で使用期限があるので、やはりウッドカーペットをめくって定期的に交換しましょう。
また、畳にこもる湿気を気にするなら小まめな換気も効果的ですし、除湿機の使用でも畳の湿気を減らしてくれます。
ウッドカーペットやお布団に生えるカビは湿気が原因
そもそもカビというものは条件が整えばどこでも生えます。
湿度65%以上、温度20度から25度、人でもちょうど心地良さそうな条件で生えてしまうのです。
条件が揃いやすいのでカビは生えやすいということです。
気をつけておかないと自分でカビの生えやすい環境を整えていることになりますので気をつけましょう。
フローリングにお布団を敷いている人もいませんか。
フリーリングにカビが生えるのはお布団によって温度が逃げず湿度も逃げないこともあります。
夏でも冬でも人間は一晩で汗を約コップ1杯かいてしまってフローリングが結露することもあります。
それが毎晩ですからカビは生えやすい環境にいると言えますね。
フローリングの上に、マット、カーペット、ウッドカーペットなど敷いている人もいると思います。
1枚敷くことで湿度が溜まりやすくなるのは畳だけではないのです。
フローリングの上に1枚敷くだけでも湿度が溜まりやすくなります。
フローリングを守ったり部屋の見た目を変えたりと便利なカーペットもさすがにお布団ほどではありませんが、湿気が溜まりやすいので小まめな換気などでカビには注意が必要です。
ウッドカーペットのカビの取り方とお布団のカビの対処法
畳に生えたカビは大変ですが、フローリングやウッドカーペットにカビが生えてしまった場合は拭き掃除しましょう。
なるべくカビの胞子を広げないことが大切で、フローリングワイパーなどで静かにカビを拭き取りましょう。
それから掃除機をかけるのが正しい除去方法となります。
拭いてもカビが取れないという場合は、無水エタノールを80%まで希釈して(無水エタノール800ccと水200ccを混ぜて)からカビに吹きかけて拭き取ります。
注意点としては色落ちの可能性です。
目立たないところで試してから80%無水エタノールを使いましょう。
色落ちしてしまうというのなら逆性石けんを使います。
消毒作用があってエタノールのような色落ちがありませんし、ワックスを白くすることもありません。
お布団にカビが生えている場合は、表面に見えているということはすでに奥までカビが入り込んでいると考えるべきです。
その場合は自分でカビ除去するのは大変ですし、自分で頑張ってもお布団を痛めただけということになりがちなので、クリーニング出すのが良いでしょう。
ウッドカーペットもいいけど湿気の多い日本には畳がおすすめ
ウッドカーペットはその名前の通りカーペットなので畳の上に簡単に敷くことができて見た目を和室から洋室に変更できるのですが、畳の上にカーペットを敷くというのは実はあまり良くありません。
ダニの温床になってしまいます。
昔は、イベントなどの行事などで畳が使用されることもあり、畳が顔を出す機会が良くありました。
しかし最近では畳の汚れを隠すためや普段使いからカーペットや絨毯を畳の上に敷いておくことが多くなりました。
そのため、畳が顔を出す機会もなくなり、畳を取り外すこともなくなるため、湿気が溜まりやすくなってしまっているのです。
畳はある程度水分がある状態が好ましいものの湿度が高すぎるとカビやダニなどを発生させてしまいます。
そのため対策は欠かせません。
対策法としては、まず換気が大切です。
部屋の湿度を逃がすのに効果的です。
それから掃除です。
埃などにも湿気は溜まるので掃除をすることでカビやダニの発生を抑えられます。
そして畳干しです。
半年に一度くらいは畳を起して太陽の光を当てたり風通しを良くして湿気を逃がしましょう。
このようにしっかり対策をして、カビやダニが発生しないように努力しましょう。
和畳に癒し効果?畳の楽しみ方とは
テーブルやデスクなどで洋風のインテリアを使いたいということから、合わせるためにフローリングにしたりウッドカーペットを敷いたりして洋室の雰囲気に変更することもできます。
しかし、フローリングにするにはリフォームしなければなりません。
ウッドカーペットではカビやダニの心配もあります。
畳の良さをご紹介しますので今一度畳の良さを再確認しましょう。
あまり知られていないことですが実は、畳は、燃え難い素材だということです。
更にメリットとしては、吸湿・保湿効果もあります。
また、二酸化炭素を吸収して部屋の空気を綺麗にしてくれる効果もあります。
畳には匂い効果もあり、イグサの匂いには心と体をリラックスさせてくれるアロマテラピーの効果があります。
他にも畳には弾性があるのでクッションのように働きますし吸音性もあります。
最近では、畳は素材を見直すことでダニを防いだり断熱性を高めたりしてくれるものまででています。
このようにメリットを挙げると沢山あります。
住みやすい環境を整えてくれる畳は日本人と切っても切れないものだと思います。
人工素材ではなく自然素材ということもあって温かみがあることも畳の特徴の一つでしょう。
イグサの香りに包まれてゴロリと寝転がるだけでも日本ならではの贅沢な瞬間だと言えるのではないでしょうか。
日本人の生活には和畳が一番のようですね
いかがでしたか。
畳の上にウッドカーペットを敷くのも、部屋の雰囲気を変えるのに、とても便利で、素敵なことですよね。
しかし、湿気はカビやダニの原因になってしまいますし、カーペットに付いたカビは対処できても、お布団は専門の方にお願いしないといけないんです。
これはちょっと大変ですね。
既に敷いている方は、通気性を良くするよう心がけ、これから敷く予定の方は、注意点を守って作業していくと良いかもしれません。
多湿の日本には、和畳が一番適しているのかもしれませんね。